ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

琉球一人旅(最終日)(後編)

2008-05-26 01:11:41 | 沖縄2008年5月

5月21日(水曜日)

2008_05210044 元来た道を源河へ向かって走ると「オーシッタイ」はこちらの矢印の入った看板が目に入った。オーシッタイは,沖縄県内では昭和57年に最後に電気が入った集落として有名だ。昨年ここにある「しゃし・くまーる」と言う喫茶店でコーヒーを飲んだことがある。とにかくへんぴな所で本当に喫茶店があるのかなと思うくらいの所だ。メイ2008_05210043 ン道路から3キロ少々なのでコーヒーを飲みに行くことにした。途中の道は狭く、ヘゴの木や、高い木の上方から葉のついたつるのようなものが、地面すれすれまで垂れ下がっている風景を見れば正にやんばるを実感する。店の前に行けば車が2台停車し2008_05210037 2008_05210036 2008_05210034 ていた。わナンバーなので観光客だろう。若い女性客と中年夫婦だった。コーヒーを飲んだ後、「オーシッタイの集落はどの辺りでしょうか」と聞けば「この辺りに12軒ほどありますよ」の返事が返ってきた。この辺りと言ってもかなり離れているようで、見回しても確認できない。「しゃし・くまーる」のご夫妻(常盤さん)は,静岡県からオーシッタイに移住されたナイチャーだ。平成8年に喫茶店を開かれたそうだ。小学校は10km離れた西海岸(東シナ海側)の源河(げんが)にあり,車での送り迎えは大変だったようだ。普段は観光客はほとんど来ないが週末には結構見えているとのこと。ここで販売している蜂蜜は、タチアワユキセンダングサの花とイジュの花から採った二種類ある。イジュの花のものがまろやかで美味しいそうだが売り切れて無かった。無ければ欲しくなるのが人情だ。ただいませっせと蜜を集めていて、しばらく待たねばならないそうである。あきらめてタチアワユキセンダングサの蜂蜜を購入した。600円也(小瓶の方)。帰りに無人販売所で「にがあま蜜」販売していたのでおみやげに1個購入した。1,000円也。アサグラという木に咲く花から採取された蜂蜜で、甘いイメージを吹き飛ばす風味で不思議な味がするようだ。残念ながらまだ賞味していないので、口に合うかどうか報告できない。ネットで調べた所、沖縄のホテルで観光客を相手には1,575円と5割増しで販売していた。本土から移住し成功する人は、案外やんばるの山の中で自給自足の生活にあこがれる人が多いかも知れない。
本線に出てしばらく走ると逆の東村の海岸に出てしまった。頭をひねるも分けが分からない。オーシッタイに行くには1本道ではなく他にもあり、そのせいで間違えたとしか思えない。
2008_05210049 2008_05210052 2008_05210054 元に戻るつもりが今度は米軍の基地建設でゆれている大浦湾の方まで来てしまった。こうなれば二見から世富慶(よふけ)を周り名護まで帰るしかない。昼食は大家でそばの食い納めをした。行きも行ったり52回目だ。100回行けば表彰してもらおうと思っている。1時過ぎに知り合いの方に別れの挨拶をし一路那覇を目指した。レンタカーの走行距離は400キロほどでガソリン代は1リットル159円だった。空港でチェックインしたら3時だったので、出発の4時45分までにはまだ時間が2008_05210059 2008_05210057 ある。空港で待機されている知り合のタクシー運転手:大城さんに電話をし、セテールまでお願いした。セテールにはJUMON新妻さん、マーキーさんが先客で見えていた。本当に皆様とはよく合うものだ。泡盛1合飲んで、イカ焼きを食べればお迎えの時間4時になった。またの再会を約束してセテールを後にした。帰りの機内は最悪で1歳児が飛行時間の内、1時間20分ほどギャーギャー泣きわめきせっかくの心地良い余韻がどこかふっとんでしまった。場所を移りたくても満席だ。大体かしこい方は、機内で迷惑にならないよう搭乗前に幼児を遊び疲れさせ眠らせるのに・・もうまったく。今泣き止むか今泣き止むかと待ったが無駄だった。
親に対し文句の一つも言ってやりたかった。伊丹空港から松井山手までバスで丁度1時間で着いた。愛妻が迎えにきてくれたのでスイスイと帰宅できた。留守番ご苦労様。一人だけ楽しむのは決していい気分ではないが、家庭の事情なのでやむおえない。行ける時は、また行かしてや~。アキレス腱の炎症も最終日にほとんど治りやれやれだ。

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琉球一人旅(最終日)(前編)

2008-05-25 21:13:16 | 沖縄2008年5月

5月21日(水曜日)
2008_05210162 良い子の朝は、目覚めが早い。6時には目が覚めた。身支度をして朝食を食べに行った。7時のオープンと同時に入ったので1番客だ。誰も手を付けていない料理を取るのは気持ちが良い。私の食べる量はトレーにわずかだが、これでも私にとっては多い方だ。他の客はこれの倍は入れている。ゆっくり食べたが7時20分には食べ終わった。
2008_05210165 2008_05210168 2008_05210003 今日も天気が良さそうなので、古宇利島の美しい海を再度見てから帰らねばもったいない。8時過ぎにホテルとおさらばをし古宇利島へ。三日前に訪れたときよりも海の色は数段綺麗だ。島内を前回は右周りに回ったが逆に回ってみた。景色がいつもと異なり、違った所に来た2008_05210002 様な感じがする。道端の花には沢山の蝶々が乱舞している。目にするのは黒色の羽根のやつばかりだ。ネットで調べるもよくわからない。帰りの橋の上で二組の釣り客が糸を垂れていた。吊り竿の貸し出しがあれば喜んで借りるのだが・・・。
橋を渡り終えれば屋我地島になる。屋我地島で今まで横道に入ったのは、ハンセン病患者のいる国立療養所 愛楽園だけなので知らない所に行ってみ2008_05210009 た。屋我地郵便局のある方向へどんどん進んだ。しばらく走るとパイン畑があり、お姉さんが一人で作業をしていた。何をしているのだろうと車から降りてそばに行った。何も知らないので色々聞いたが親切に教えてもらった。
2008_05210011 2008_05210012 このパインはスナックパインで、普通は2年で終わりだがこれは3年目のものだ。今作業しているのは実の下側に芽が出てくるので、これを芽かきしている。実一つに大体5個くらいあるそうだ。200個や300個であればまだしも、何千個もあるので炎天下での作業は大変だ。話し相手がいておしゃべりしながらの作業であればまだましだが、一人もくもくとやるのは根気がいる。収穫まで後、2~3ヶ月とのことだった。「おじゃましました。有難う」のお礼を言いヤンバルへ向かった。源河から2008_05210015 2008_05210016 2008_05210031 東村へ。沖縄は道端2008_05210153 2008_05210163 2008_05210045 に色々な花が咲いているので癒される。テッポウユリ、ハイビスカス、デイゴをいたる所で見ることが出来る。ヤンバルの森を見れば、あちこち白い花が目に入る。イジュの花で今が見頃のようだ。東海岸の海も美しい。
2008_05210024 東村に行けば必ずと言っていいほど慶佐次にある「ふれあいヒルギ公園」に足を運んでいる。マングローブ林は本島で一番の広さを誇っている。この日は丁度干潮でミナミトビハゼ、シオマネキがわんさかといて見ていて飽きない。写真を撮ろうと近づけば素早く逃げてしまう。望遠の3倍ではなかなか上手には撮れない。クッソ~。
2008_05210023 公園にはトイレがあるが張り紙の言葉が面白い。道を隔てた所に共同売店がありそこの利用を促している。金を落とさずくそだけであれば本当のくそ~だ。

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琉球一人旅(四日目)

2008-05-24 21:32:51 | 沖縄2008年5月

5月20日(火曜日)
2008_05210145 2008_05210141 目が覚めれば時計は10時を回っていた。ホテルの無料朝食は8時半までなのでアウトである。時間に追われない、予定のない旅は気楽なものだ。昼食は毎度の大家でそばを食べることにした。座る席は、柱に背をもたれれる所が私の指定席になっている。畳の部屋でこれが出来るのは1箇所しかない。ソバにはジューシー(炊き込みご飯)が付いているが、食べるのはほんの3口ほどだった。腹ごしらえが出来たらあてもなく伊豆見街道を西へ走る。天気が良いので瀬底島で海でも眺めるこ2008_05210148 2008_05210152 とにした。瀬底2008_05210151 大橋を渡り終わった所がアンチ浜である。瀬底ビーチに比べ駐車場も小さく、設備も劣る。ビーチはシーズン前で浜の清掃はこれからのようで、ゴミが浜に大量に打ち上げられそのままだ。沖ではバナナボートに乗った客のキャーキャー声が聞こえてくる。
2008_05210154 次に向かったのは今帰仁にある「海辺の自然学校」だ。昨年の5月にお世話になったので1年ぶりになる。玄関入り口で、この宿のマスコット犬のルナが尻尾を振って出迎えてくれた。こんにちわ~と入って行くと代表のひろこさんが、にこやかな顔をして出て来られた。ひろこさんの指導のもとシーカヤックをしたのが懐かしい。世間話しをしていると今度はnaruさんだ。相変わらず日焼けで色が黒い。学校が夏休みに入れば忙しくなるが今の時期はヒマとのこと。この宿のテラス席で海を眺めながらビールを飲めば最高だ。
2008_05210157 ホテルに帰る途中に「森のガラス館」がありガラスコップ作りの体験でもと立ち寄った。体験の最終時間は16時30分で、すでに時間は過ぎていたので出来ず残念だ。売り物を作っていたのでしばらく見学した。ガラスを溶かす炉の温度は1,000度もあるので、作業している皆さんは額から汗が吹き出ている。これから夏になれば益々過酷になる。
ホテルに帰り大浴場で疲れを取り、夕食を食べに外へ出かけた。タクシーに乗り運転手に「宮里そば」までと言って店まで行くも電気が消えて閉店のようだ。時計を見れば8時15分。どうもそばだけの店は閉店は8時かも知れない。何を食べようかと迷ったあげく東江の「大漁屋」で寿司を食べることにし2008_05210160 2008_05210159 た。この店のアサリと寿司のセットが私のお気に入りである。寿司よりもドンブリ一杯に入ったアサリの味噌汁がたまらない。これで980円は魅力である。何のことはない往復のタクシー代2,000円も使ったと言うことは3,000円の食事をしたようなものだ。いつものパターンは沖縄旅行最終日と思えば飲み屋さんへ足が向いてしまう。若ければれんちゃんもありだが、「今夜はガマンせよ」と天のお告げが聞こえてきた。素直な私はそれに従ったのは言うまでもない。

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琉球一人旅(三日目)(ゆんたく名護編)

2008-05-24 06:36:48 | 沖縄2008年5月

5月19日(月曜日)
2008_05210077 2008_05210102 沖縄旅行の楽しみの一つに「ゆんたく」がある。名護に宿泊すればここ4年、欠かさずこの「ゆんたく」をしている。今夜は「カラオケとまと」前に6時集合だ。6時になるも誰も来ない。ウチナータイムではこれは普通のことである。15分経過して集まってきた。今夜の参加者は30代から60代の女性6人だ。タクシーで「創食家 縁」へ行った。この店は1年ぶりになる。
2008_05210083 2008_05210081 2008_05210096 名護湾が一望できるロケーションにあるお洒落な居酒屋だ。夕暮れ時に海に沈む夕陽を見ながら飲めば最高だが、生憎曇り空で夕日は見えない。しかし本部半島の夜景が綺麗だ。料理は沖縄料理から様々な創作料理までメニューは豊富である。各人が好きなものを注文し分けて食べた。話がはずめばビールもはずむ。ジョッキ4杯は飲んだだろうか。
2008_05210109_2 2008_05210118  腹が満腹になればカロリーを消費せねばメタボになる。定番のカラオケで発散させるためスナックへ移動した。前回初めて行ったが多人数で行く時は最高である。店が広々として息がつまらない。ダンスを踊るにしても何組でも踊れる。順番に歌って楽しんだが、私は4曲くらい歌ったような気がする。気がつけば時計はシンデレラタイムは過ぎている。いつもは皆さんが翌日の仕事に差支えがないよう気をつけているのだが珍しいことだ。皆さんを見送れば一人で楽しむしかない。ひんぷんカジュマルのそばのスナック「T」へ顔を出す。前回行かなかったので久しぶりになる。何を飲んだが記憶にない。次は城の飲み屋街だ。前回「P」も休みだったので「T」と同様だ。ママさんの娘は相変わらず愛想がよい。「島々清しゃ」を唄ったところ、隣2008_05210138 のお客の女性が合いの手を入れてくれ気持ちよく唄えた。この唄は八重山なので本島では馴染みがなく余り知られていない。この女性は民謡が得意で聞き惚れた。2時も過ぎているのでタクシーに乗り帰ることにした。タクシーに乗り行き先を告げたとたん、外からガラスをドンドン叩く女がいる。誰だろうと顔を見ればスナック「A」のホステスNさんだ。彼女も前回風邪で店を休んでいたので久しぶりになる。しかし顔を見られこりゃまずことになった。降りて!と言われシブシブ降りた。実は昨日、「A」のママさんに私は病気なので飲めないので明日帰ると告げていたのだ。
前回この店では楽しくなかったので今回は遠慮すると決めていた。店で何を飲んだかこれまた記憶に残っていない。それもそうだろう帰り際にママさんが私の気にさわるようなことを言ったので爆発してしまった。何が気にさわったのかこれまた思い出せない。「普段はおとなしいが私は男だ。怒らせたら怖いで」と言った記憶は残っている。多分、他の店に行って何で寄らないのかと言われたのだろう。浮気をするな?大きなお世話だ。自分の金で何所で遊ぼうがそれは自由だ!また今夜も4時をとっくに過ぎている。
[参考]
創食家(そうしょくや)縁 東江(あがりえ)店 
住所:沖縄県名護市東江5丁目19-15
電話: 0980-54-5655
営業時間:午後5時~午前1時(平日はランチ有り)
定休日:第5日曜日・盆と正月

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琉球一人旅(三日目)

2008-05-24 04:25:19 | 沖縄2008年5月

5月19日(月曜日)
2008_05210045 昨夜は居酒屋で夕食を食べたのみで、ホテルでおとなしくしていた。従って目覚めはすこぶる良い。ホテルの朝食は7時から8時半までしか食べれないので8時に行った。食べている時、急に雨足がきつくなりホテル前の交差点は川のようになってきた。軽自動車はタイヤの半分まで埋まっている。エンストすれば大変だ。しかしこの雨も一時的なもので、10時を過ぎれば雨は上がった。
ずっと雨ならばホテルでゴロゴロしようと思っていたのだが、雨が上がれば話2008_05210050 2008_05210063 は別だ。とりあえずビールではないが、とりあえず「古宇利島」だ。ここの海に魅せられ行くこと12回目になる。天気であればエメラルドグリーンの海が広がり息を飲むのだが、今日の海は濁っている。こんな日に初めて古宇利島へ来られた方は沖縄の海はこんなものかと頭の中に刷り込まれることだろう。人間でもそうだが第一印象があとあとを左右する。私が沖縄病にかかったのもそのせいだ。橋のたもとの道の駅は月曜は定休日のようで誰もいない。島内を1周したが雨で土砂が道の半分を埋めている箇所がところどころあった。
横道には新しい発見、楽しいことがある。さとうきび畑の細い道を下って海の方へ行こうとしたが、雨で道が掘れて車の腹をこすりそうだ。ここは自重。無理をしてレッカーのお世話になれば大変なのであきらめて引き返した。知り合いになった海人の方が経営されている「パーラー島の駅」で昼食でもと立ち寄っ2008_05210068 たが閉まっている。屋我地島の無人販売所で紅いもを500円で購入し、名護自然動物園の隣にある「ゴーヤーハウス」行くことにした。ここには親しくお話が出来る方が二人いる。おみやげ売り場であれこれ試食をさせてもらい、6,000円ほどお買い上げ2008_05210069 で売り上げに協力した。食事もどうぞだったが、ここでは食べず結局、昼食はいつもの「大家」でそばを食べることにした。

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