ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

山の中の隠れ家”和・民家 Cafe 豆茶牛(まめちゃご)”

2015-01-20 00:27:12 | 喫茶店

1月19日(月曜日)
1月15日の新聞に、京都府相楽郡笠置町有市に 「和・民家 Cafe 豆茶牛(まめちゃご)」 がオープンしたと掲載されました。笠置町は、京都府内で人口が最も少なく、昨年出生者ゼロの「消滅可能性都市」と指摘されています。こんな町に千葉県出身の若者が茶房をオープンするとは、どんな店主か興味がわきます。

【新聞記事】
京都・笠置の山すそにカフェ 千葉出身男性、集落外れ空き家改装
山すそに広がる京都府笠置町有市で、空き家を改装したカフェがこのほどオープンした。近所に喫茶店はなく、住民は「地域の憩いの場に」と期待する。店主も「若者を含めいろんな人に来てもらい地元の人と気軽に交流できる場に」と意気込む。
 カフェ「豆茶牛(まめちゃご)」で、店主は千葉県出身の出牛(じうし)崇博さん(45)。喫茶店や旅館などで長年接客に携わり、自分の店を持ちたいと考えていた。6年前から和束町内の碾(てん)茶工場で季節労働者として働き、美しい茶畑や山々の風景を気に入り、この地域周辺での開店を決めた。
 店は国道163号の笠置トンネルのほぼ真上。旧伊賀街道を登った集落の外れにあり、地元の人以外はめったに行かない場所にひっそりとたたずむ。
 自ら物件を探し回って見つけた築25年の木造2階建て民家を購入し1年かけて改装。一階を店舗にし、趣味で集めたコーヒーカップ約250点を並べた。1人で切り盛りし、コーヒーや紅茶のほかトーストやタマゴサンドなども提供する。
 過疎、高齢化の進む地域で新しい飲食店の開店を住民も歓迎する。地区の班長を務める山本成子さん(70)は「トンネルを抜けて駅まで行かないと喫茶店がなかった。すてきな雰囲気の店で、地域の人が憩う場所になってほしい」と話す。
 出牛さんは「笠置には温泉もある。隠れ家的な場所にあり、小旅行気分で立ち寄ってほしい」と話す。豆茶牛の携帯電話080(5771)5521。

午後プールで泳いだ後、女房と行くことにしました。店は国道163号の笠置トンネルのほぼ真上と言うことなので、笠置トンネルを出て右の道を行きました。ありゃ廃墟のホテルで行き止まりです。トンネルを引き返し、トンネルの左の山道を上がりました。右と左の分かれ道が有り、広い道の方だろうと上がれば笠置小学校に着いてしまいました。
たまたま学校に見えていたガソリンスタンドの方に、「最近オープンした喫茶店はどこでしょうか?」と聞けば「狭い道を上がった所です」の返事が返って来ました。
途中の道の狭いこと。こんな所は軽自動車が楽です。普通車はヒヤヒヤもんです。2分ほど走ると、「和・民家 Cafe 豆茶牛(まめちゃご)」に到着。

店主が駐車場まで出てきてくれて誘導してくれます。空き家を改装したカフェと載っていたので、古民家かと想像していましたが、程度の良い和風の家です。
店に入ると座敷の上にテーブルが置かれています。

スリッパのままでも靴下でもどちらでもOKとのこと。先客は男性1人。話をすると同じ城陽市からバイクで見えていました。
店主が「何になさいますか?」と注文を聞きます。「スパイシー玉子サンドとホットコーヒーをお願いします」コーヒーは好みにより3種類ほど有ります。「マイルドでお願いします」「カップは好みの物が有りますか?」店内には20年間かけて集めた、約250点のカップが棚に並んでいます。「おまかせのカップでお願いします」
素敵なカップの一部です。

ウエルカムの日本茶を飲んでいると、サラダが運ばれて来ました。

野菜の種類の多いこと。8種類くらいかと思っていましたが、10種類以上使っているとのこと。
コーヒーはポットで運ばれて来ます。

ボリビア コパカバーナと札に書かれています。

2杯分入っているとのことで、砂糖もミルクも1人二つ付いています。コーヒー好きにとっては嬉しいですね。
やがて玉子サンドが運ばれて来ました。

4切れ食べれば満腹に。先客が帰ったので、店主と色々とおしゃべりが出来ました。

奈良へ旅行したとき、奈良が好きになり暮らしたこと。お茶の郷「和束」が気に入って、春、夏、秋は和束町内の碾(てん)茶工場で今でも季節労働者で働いていること。関西に来るまでは奥飛騨での日本旅館で働いたこと。
周りから変わり者と見られているそうですが、すべて自分の夢を実現するため。ムダ金は使わずコツコツ貯蓄した結果、こんな立派な1戸建を買えました。この地に決めたのは、親の生まれ故郷がこの景色と良く似ていたことが決め手になったそうです。父親は体の具合で出歩くことがままならず、この立派な店を見てもらっていませんが、母親は何度か見えているとのこと。店主はジャズが好きで、CDをたくさんお持ちです。店内ではジャズが流れています。食事後テーブルを替えソファに座り本を読むも良し、ジャズを聞くも良し。

現在1人で切り盛りをしているので、望は良きパートナーです。お似合いの女性をお世話してあげたい・・。
茶うけの羊羹を食べ、最後にチャイが出てきました。

会計は、コヒー650円、玉子サンド650円。合計1,300円ですが、開店記念割引300円のサービスにありつけました。このお店は16歳未満の方は利用できません。驚きは、お弁当・スイーツの持込は可。
想像するに、近所の方もくつろいでいただけるよう持ち込み可にしたのでしょうね。ご馳走様! 

帰路はトンネルを越えた伊賀上野側から帰りました。最後の下り道は物凄い急坂道です。

【お 店 情 報】
和・民家 Cafe 豆茶牛(まめちゃご)
店主:出牛(じうし)崇博(45歳)千葉県出身
・住所:京都府相楽郡笠置町有市峠阪28番地
・営業時間:10時位~日暮れまで(17時頃)
・定休日:不定休(1月は火曜・金曜)
・電話:080-5771-5521

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「Cafe瑠璃」でクラッシック音楽を楽しむ

2014-07-10 06:44:06 | 喫茶店

7月9日(水曜日)
昨日の朝刊に、木津川市加茂町の当尾(とうの)地域の特集が掲載されました。その中の記事で「Cafe瑠璃」が気になって仕方が有りません。

九体阿弥陀如来坐像(国宝)や特別名勝・史跡の浄土式庭園で名高い浄瑠璃寺の近くに、古民家を改装した「Cafe瑠璃」がある。元公務員の東村倫伸さん(59)が4月末に開いた。クラッシックの流れる店内に、趣味で集めた蓄音機9台とレコードが千枚以上。自家焙煎コーヒー手作りピザが自慢だ。東村さんは「柔らかく優しい音でゆったりした時間を過ごしてもらいたい」と語る。

先日浄瑠璃寺に行きましたが目に入りませんでした。新聞記事を妻に見せ、「こんな店が浄瑠璃寺の近くにあるそうだけど分かる?」と聞けば「きっとあそこだよ」の返事が返って来ました。京都から妻の高校の同級生が我が家にやって来ていたので、昼食を終えた後行ってみることにしました。行く途中で、土砂降りの集中豪雨に見舞われ往生しました。「Cafe瑠璃」は妻の言う”あそこ”に有りました。店主に「新聞記事を見て来ました」と言うと、「昨日の新聞ですね。新聞を見ての来店はお客さんが第1号です」。お店は奥さんと二人でやっておられます。

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三者三様の飲み物を頼むと、店主が蓄音機のハンドルを回してレコードを掛けてくれます。

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蓄音機の前扉を開ければ、ボリュウムアップします。

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蓄音機の音っていいなぁ・・・。もう一つの蓄音機はラッパ形ですが、これまた素晴らしい音に増幅されたアベマリアの歌が聞こえて来ます。

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3曲流していただき、至福の時間を過ごしました。へんぴな山の中ですが、素晴らしいお店でした。

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8月3日にはこの店で、オカリナのコンサートが有ります。

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ケーキが付いて2,000円。どうですか?

【Cafe瑠璃 お店情報】

 ・場所:木津川市加茂町浄瑠璃寺バス停北へ200メートル *音符と緑の扉が目印です

 ・営業時間:AM9時~日没まで

 ・定休日:毎週月・火曜日

 ・電話:090-1598-4031

 

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