草花の名前”オンチ”の殿方の皆様に賢くなって欲しくって・・・・。むらさき二題ですぅ。二つくらいであれば覚えてね。
長崎の夜は”むらさき”だそうだが、昼の城陽も同じく”むらさき~♪”と言わしてもらいましょう。
【紫式部】
遠くから見ると紫の花が咲いていると思っていたが、車から降りて見れば花ではなかった。丸い紫の実が鈴なりだ。
家に帰り、お花の先生に聞くと「紫式部」と言う。
元々は紫色の実をびっしりつけることから「紫重実、紫敷き実(むらさきしきみ)」と呼ばれていたようだ。それが何時の間にやら「紫式部」に。紫式部といえば源氏物語の作者で、平安時代の美女だ。
紫色の実の清楚な美しさを、1000年前の美女に例えるとはたいしたものだ。花は夏に白い花が咲く。
【ツルムラサキ(蔓紫)】
木津川の堤防の下を歩くと、何やら知らない紫のツルがはっている。ツルには、たくさんのツボミのようなものがついている。
これまた家に帰り、お花の先生に聞くと「蔓紫(つるむらさき)」と教えてくれた。
ツルムラサキは、東南アジア原産のツル性の野菜で、お浸しや和えもの、炒め物等として食べられるそうだ。
ツルムラサキには、花弁がなくこのままの状態で花は開かない。このつぼみの中に種が出来るとのことだ。