8月29日(月曜日)
東郷湖畔にある国民宿舎 「水明荘」 に連泊している。何と言っても天然温泉に入って一泊朝食付きで8000円は安い。
どこに行くあてもなく10時過ぎに車に乗る。「右行く?左行く?」「涼しい所に行きたい!」。
涼しい所であれば山へ行くしかない。関金を通り真庭郡を通り、着いた先は蒜山高原だ。蒜山高原は秋の気配が漂っている。早やススキも穂を出していた。
蒜山の裾野には ジャージー牛 がのんびり草を食べている。
名も知らない山野草だが可愛らしい。
道の駅を見て回り、最後に行った先は 「塩釜の冷泉」 だ。
「塩釜の冷泉」へ到着し、車から降りたが愛妻は付いてこない。看板を見れば「塩釜の冷泉」は 全国名水百選 の一つだ。
愛妻をほっといて一人見学に行った。石段の下に下りると湧き水が、勢い良く流れている。ここには沢山の方が下りていて、水に手をつけている。
私も真似をして水に手をつけた。”ヒャ~ッ”と思わず声を上げる。20秒ほど手をつけていたがシビレてきた。気温は30度ほどあるのに、これはどういうこと?
これは面白いと愛妻を迎えに行った。
「何秒我慢が出来るか水に手を入れて!」。時計を見ながら「20秒経過」「30秒経過」「・・・」「1分経過」と告げる。
よく頑張りました。冷え切った手で私の首を絞める。「きゃ~っ心臓麻痺を起こす!やめて!」。
源泉には大きなヤマメ が悠々と泳いでいる。
タテ看板を読めば蒜山三座の真中、中蒜山(1,122m)の裾の谷間から湧き出る天然水で、湧水量は毎秒300リットル、水温は年中11度と冷たいことから冷泉と言われている。この水は地元塩釜奉賛会が中心となって管理し、今も変わらず村内の約600世帯の生活用水として受け継がれている。この水は以前は取水しても良かったが、マナーの悪い人が続出し現在は取水禁止になっている。
ここで冷えたビールを売っていれば商売になるのに・・・。ああもったいなぁ。