9月28日(土曜日)
7ヶ月前に京都丸太町のライブハウス「陰陽(ネガポジ)」で、三組の方の沖縄民謡の競演を楽しみましたが、今夜もそれの再現です。
ライブハウスは同じですが、SHINKAを除く二組は、今回初めて登場です。
・稲美(いなみ)
・SHINKA
・大城敏信
通常ライブは7時半スタートが多いのですが今夜は、7時スタートでした。
トップバッターは稲美さん。
彼女はヤンバル国頭村生まれの福井育ち。彼女の夢は、「沖縄でも認められる立派な立派な民謡歌手になる事!」
昨年結婚されたそうで、新婚ほやほやです。初めて彼女の唄を聞きました。
トークはあくまでゆる~く、顔は微笑みを絶やすことはありません。俗に言う”癒し系”の唄者です。
しゃべりを聞いていると、こちらの体が前に倒れるくらいホッコリします。けれども三線を弾きながら唄い始めると豹変します。
オリジナル曲も多く、期待の若手と言っていいでしょう。京都の沖縄料理店のあちこちで、ライブをやっていて名前は知っていましたが、念願がかないました。
セットリスト
1.稲しり節
2.島ぬ面影(しまぬうむかじ)
3.わんまぶぐわ
4.思いの花
5.うちなー
6.白雲節
7.だんじゅかりゆし 海のちんぼーらー
8.いちゃりばちょ~で~
9.ハリクヤマク
二番バッターは、ライブスタジオ58のマスター率いる「SHINKA」です。フルメンバーが揃えば10人とのことですが、今夜は8人です。
三線は”あきちゃん”こと大橋亜希さん、リダーのカズさんこと嘉数一文さん。ボーカル三板は、”さーとー”こと新垣智子さん。キーボードは愛称:なかじ こと中島 正彦さん。ギターは愛称:赤ひげ こと津田 隆宏さん、愛称:べっちの真辺貴康さん。パーカッションはゴンちゃんこと山極一豊さん。ハープは愛称:もりりん こと森久杜志さん。沖縄民謡で、ハーモニカが加わる演奏はめったやたらに聞けません。これがスパイスの役目を果たします。従って、もりりんさんは貴重な存在です。
ギター奏者の津田さんは、ブルースのライブでは何度も聞いています。ギター小僧と自称しているだけあって、繊細なギターテクニックは聞く者を酔わせてくれます。
沖縄民謡では、その片鱗がチョロとしか。
どの楽器も融合した、8人の息のあった迫力満点の沖縄民謡は、会場の皆さんの拍手でそれが分かります。正に「SHINKA」ブラボー!!
セットリスト
1.てぃんさぐぬ花
2.島唄
3.竹富島で会いましょう
4.くにぶん木の花
5.琉球風歌(オリジナル)
6.満月の夕
7.泡盛Rock(オリジナル)
トリは大城敏信 さんです。その昔は、別名「琉球のルパン」の愛称で親しみ呼ばれていましたが、現在は「京都のルパン」と呼ばれています。
今夜は、「りま&Jack」のデュオ (Duo)で活躍している”りま”ちゃんが、三板と唄で大城さんをサポートです。
音程もしっかりしていて、文句無しに上手です。若い人は声に伸びがあります。美声を聞かせてくれました。
アンコール曲を含め11曲もの沖縄民謡を堪能しました。
セットリスト
1.繁盛節
2.国頭ジントヨー
3.十九の春
4.谷茶前節
5.ナークニー、カイサレー
6.二見情話
7.黒島口説
8.サイレン節
9.ハイサイおじさん
10.豊年音頭
11.故郷 生まり島
【大城敏信さんのプロフィール】
沖縄県玉城村生まれ。十代の頃より三線にほれる。彼女を追い掛けるより、三線を弾いている方が幸せだったという。唄の喜びをたえず伝え続ける在野の歌人である。
今夜はまさにOkinawa Night でした。三者三様の沖縄民謡を楽しめて、シ・ア・ワ・セの夜を過ごすことが出来ました。最後に今夜の主役三者がステージに上がり、大城さんとあきちゃんの三線演奏でシメました。
前回もライブスタジオ58のマスターが企画して実現しましたが、次回も企画してくださいね。
演奏の三組の皆さん素晴らしい沖縄民謡を有難う!