6月28日(金曜日)
岩船寺に行けば浄瑠璃寺はセットです。岩船寺からの帰り道に 浄瑠璃寺があります。5分ほどで到着。門前のお店は、すべて閉まっていました。戸の閉まった光景は、景色が損なわれます。平日には、お客さんがほとんど来ない証しです。駐車場から山門までの、80メートルほどの直線のゆるい坂は好きですね。途中のこの食べ処だけ開店しています。
両側の草木を眺めながら参道を歩きます。 浄瑠璃寺は、本堂の拝観には拝観料がいりますが、散策だけであれば無料です。紫陽花は、少ないですが承知のうえです。この寺の好きな所は、静かな佇まいです。 池のほとりには、2箇所桔梗が咲いています。 コスモスの花は、風に揺られています。 池のそばに立つと、鯉が餌をもらえるかと寄ってきます。 野アザミがいたるところに咲いていました。 これもこの寺の売りでしょうか。参拝客も少なく気持ちの良い散策でした。駐車料金300円は安いものです。
6月28日(金曜日)
プールで泳いだ後の楽しみは、「道草を食う」ことです。「紫陽花狩り第二弾」としゃれ込んでみました。行った先は京都府木津川市加茂町にある、「岩船寺」です。
この寺も、紫陽花の名所として知られています。ここのアジサイは、先代の住職が1930年代からアジサイを植え始め、現在約30種類、5000株のアジサイが咲いています。先日行った「三室戸寺」には足元にも及びませんが、これはこれでこじんまりとまとまっていて、十分楽しめるスポットです。
この時期は、紫陽花越しに見る三重塔が絵葉書のようです。
丁度紫陽花はどれも満開で、「岩船寺の紫陽花を観に行こうかな?」と思案中であれば、即座に「今でしょ!」と言わしてもらいます。阿字池にはスイレンの花が、ぽつんぽつんと咲いていました。
心残りは「ハンゲショウ」がまだ化粧していなかった事です。受付の住職の奥さんに「ハンゲショウは白くなっていますか?」と聞けば、「どうぞ中に入って見てください」と言って出てこられました。一般の人が入らない庭に案内してもらいました。2年前に垣根越しにハンゲショウを見つけ、見せてもらったのが始まりです。昨年も確認したのですが、「今年は寒くて遅れています」と言うことで、まだでした。今年も早過ぎたようで、一部チョロ。
シランが勢力を増し、ハンゲショウは少なくなっていました。
爽やかな風が吹きぬけ、梅雨の晴れ間の気持ちの良い道草でした。駐車場のそばには無人販売所があり、野菜類が売られています。
拝観料400円。駐車料金300円。
昨年は平日の駐車料金100円の所があったあたのに、今年は残念ながら消えていました。
【参 考】
1.高雄山 岩船寺 [ 真言律宗 ] 仏塔古寺十八尊霊場第4番札所 関西花の寺二十五ヶ所霊場 第15番札所
創立は天平元年(729)、聖武天皇の勅願で行基菩薩が阿弥陀堂を建立したのが始まり。大同元年(806)に智泉大徳が新たに報恩院を建立した。その後、弘仁4年
(813)嵯峨天皇が皇子(仁明天皇)誕生を感謝し、堂塔伽藍が整備され、寺号、岩船寺(がんせんじ)となる。最盛期には四域十六町の広大な境内に三十九の子院、坊舎があり偉容を誇ったが、承久三年(1221)、承久の変によって大半が焼失、再興された堂塔も再度の兵火に遭い荒廃していった。勧進と徳川氏の寄進等により本堂や本尊の修復を成し遂げた。岩船寺はあじさいの名所として知られる。
2.主な花 : あじさい(6月中旬~7月中旬)
四季の花 :
春…桜(4月)、みつばつつじ(4月中旬~)、みやこわすれ(4月~7月)
夏…あじさい(6月中旬~7月中旬)、睡蓮(6月中旬~)、さるすべり(9月)
秋…紅葉(11月下旬)
冬…梅、みつまた、椿
3.住所: 〒619-1133 京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
電話 0774-76-3390
4.拝観案内
拝観時間 : 8時30分~17時
(12月~2月:9時~16時)
拝観料 : 300円
6月27日(木曜日)
微笑を誘う「癒しの水空間」を求めて行った先は、中山道の旧宿場町滋賀県米原市醒井(さめがい)です。滋賀県和邇へ、愛妻の股関節の治療の帰りに道草をしました。
ここ中山道醒井宿は、日本武尊の命を救った伝説の湧水「居醒の清水」がある清流の郷です。夏の間、居醒の清水を源流とする地蔵川には、梅の花とそっくりな水中花「梅花藻(バイカモ)」が川面に咲き乱れます。
近くの醒井養鱒場には、子どもが小さい頃、遊びに行きましたが、梅花藻(バイカモ)見学は初めてです。
町の中を流れる地蔵川では、湧き水「居醒の清水」から下流の約300メートルにわたって咲き、9月ごろまでがバイカモ観賞期間です。
バイカモはキンポウゲ科の水生多年草で、清流でしか育ちません。梅の花に似た白い小花を咲かせることから『梅花藻(バイカモ)』の名が付きました。
今日は最盛期にはほど遠く、ほんの一部しかバイカモの白い花を観ることができませんでした。
夏の最盛期には直径1.5cmほどの愛らしい花が一斉に川面から顔を出せば、それはそれは見事のようです。川沿いには色々な花が植えられていて、美しい町でした。
見所ポイントも沢山有りました。
家から高速道路で70分と意外と近場でした。無料駐車場もあり、行くなら観光客の少ない平日をお勧めしましょう。なお無料駐車場は醒ケ井駅と地蔵川沿いの2箇所に有ります。「醒井湧くわく街道図・醒ケ井駅周辺図」という、米原観光協会発行の無料のマップが有ります。地蔵川沿いの店で手に入れましたが、駅にもあるはずです。
写真入りのとても見やすいマップです。梅花藻(バイカモ)の群生ポイントもこれで分かります。梅花藻の最盛期に、もう一度訪れたい醒井でした。