黒星発進

昨日から待ちに待ったプロ野球のセリーグが開幕した。愛するタイガースは広島カープとの試合であったが開幕戦は過去２２年間で４勝１８敗と話にならないくらい弱い。
カープの先発投手はエースの黒田なので負けを覚悟していると言うもののひょっとして勝つのではと淡い期待をして試合開始を待った。定刻の６時から始まったがタイガースも予想通り下柳だ。３回に先制点をカープが取りいや～な予感が脳裏をよぎる。タイガースは黒田の術中にはまり打てない。５回まででヒットが下柳のボテボテ１本では点が入りようがない。６回にカープが追加点をとりますますいやな予感がしてきた。その裏のタイガースの攻撃で全てが決まることになる。無死一二塁で鳥谷が打った二塁内野ゴロは併殺打になったがこのアウトの判定で流れが完全にカープへ行ってしまった。セカンドへの送球が高く二塁手の足は完全にベースから離れていたのにアウトの判定。そして一塁は素人目で見ても足の方がベースへ早く着いているのにアウトの判定。
こんな判定をされては見ていてムカムカしてきて大声でアホーとテレビに向かって叫ぶしかない。７回に１点を入れるも８回に救援投手が２点を取られ万事休すだ。
これから秋までこんな光景の繰り返しが始まる。今夜こそ美酒を飲ませてくれないか。頼むで。

地蔵禅院のしだれ桜は満開だった

地蔵禅院のしだれ桜は京都府指定天然記念物で樹齢約２８０年の古木である。家から６キロほどの近い井出町にあるが私は行ったことがない。女房に地蔵院はどのあたりか聞くとそれでは案内すると言う。思い立ったら即行動に移し８時過ぎに女房に運転をまかせ家を出た。寺にはすでに１０人ほど写真を撮りに来ていた。寺の駐車場は狭いので早い時間帯でなければ満車になり苦労しそうだ。
境内のしだれ桜は府指定の天然記念物だけあって見事なものだ。今年は例年よりも１週間も早く満開とのことであった。
このしだれ桜は１９４７年に枯れた先代の祇園桜（円山公園）と同じ親株から育った名木である。今から１５年前に樹勢回復手術を行い現在に至っている。高さ約１０メートルで幹周りは２．４メートルもある。風が吹くと花びらが散り今週で見頃は、お終いだろう。

帰りは桜の名所の玉川の様子を見た。約５００本のソメイヨシノが玉川の堤の両側にあるが花がほころび始めたばかりで満開には後、数日かかりそうだ。明日３１日から４月６日まで桜まつりが開催される。桜の木には沢山の提灯がぶらさがっていた。明日からは夜桜見物の客でごったがえすことであろう。

とんちで有名な一休寺へ行った

家から６キロの所にとんちの一休さんで有名な一休寺がある。正式名称は酬恩庵（しゅうおんあん）と言う。文永4年（1267年）の創建だが室町時代に一休さんが再興した。
この傍は毎週通っているが一度も中には入ったことはない。何年か前に見学をしようと行ったが拝観料がいると書いてありもったいないと思い駐車場で引き返してしまった。ギャンブルには、おしげも無く金を使っているのに何でと非難を浴びそうだ。妙な所でたったの５００円をよくケチルものだと我ながらあきれてしまう。今日は鳥取から遊びに来ている姪っこと朝早くからアベックでデートをした。
一昨日京都へ姪を迎えに行ったとき鴨川の土手に座っているアベックのことを話していたら「アベックなんて今の人は言わないよ」と笑われてしまった。最近は「カップル」と言わねば「それ何？」と聞き返されるはめに陥るかも知れない。しかしこの言葉を使っていた世代はそう簡単には直らない。

車で１５分ほどで一休寺に着いた。まだ１０過ぎなので駐車場はガラガラで拝観に来ている方は１０人未満であった。拝観料５００円を払い見学をした。境内は手入れが行き届いておりコケの緑が朝日に映えて美しい。小鳥の鳴き声を聞きながら歩いているだけで癒される。思っていたより境内は広く多くの重文に指定されている建物があり見所が多いお寺であった。板の間に座り方丈庭園を眺めると裏山の借景と調和して美しい。特に秋の紅葉時期はまた違った美しさがかもし出されることであろう。
売店には、一休さんが作り始めたという一休寺納豆が販売されていた。姪はおみやげに一つ（７６０円ほど）購入した。ここの納豆はおなじみの糸引き納豆とは違い、保存食である。１０年でも大丈夫ですよと言っていた。塩味が効いて酒の 肴によく合うそうである。東司と書いてある重要文化財の建屋があり撮影した。中を覗けばなんのことはない「便所」であった。便所が重要文化財なんて今まで見たことも聞いたこともない。勿論使用禁止である。しかしこの便所は１０年くらい前まで使用していたような形跡があった。いにしえの思いにふけるには使えるようにしてくれたらいいのにと思ったのは私一人だけであろうか。
庭を散策すれば長さ２メートルほどの小さな橋があり「このはしわたるな」の看板が建っていた。橋はセメントで出来ていて壊れる感じはしない。これは何だと頭をひねっていたら姪が「おじちゃんこうしたら渡れるで」と言って橋の真ん中を堂々と渡った。
さすがとんちの一休寺。なるほどウンウンとうなずくしかない。

グルメな一日

今春高校三年生になる姪が春休みを利用して京都へ一人で出て来ると言うので昼過ぎに京都駅まで出迎えに行った。電車は定刻に到着し、キャリーケースを引きずりながら降りて来た。荷物を持ってウロウロするのも面倒なので駅のコインロッカーに預けることにした。キャリーケースを入れるには小型では入らないので大きなやつを探した。南口にある 大型コインロッカーを端から端まで探したが全て利用されており預けるのを諦めた。小型であればかなり空きがあるのにくっそーである。地下鉄で四条まで行き三条方面までブラブラと探索した。高瀬川のそばの桜は咲き始めており後１週間もすれば満開になりそうだ。キャリケースを引きずりながら歩くのも容易では無い。おなかも空いてきたので祇園までタクシーで行っ た。降りた所に割烹「楽楽」と言う店が目に入ったので入ることにした。店内はカウンターが１０席で座敷テーブルが三つある。昼どきなのでほぼ満席で繁盛していた。メニューにおまかせコースがあるのかと尋ねたら４，０００円と６，０００円があるということなので安い方を頼んだ。次々 と料理が出てくるがどれも今まで食べたことのないような美味しい料理であった。一品ごとに説明してくれるのであるがその時だけ覚えているが後で思い出そうとしても名前が出てこない。たしか飛び魚のタマゴ の何とかとか何とか魚の稚魚とか覚えが随分と悪くなっていて情けない話だ。
料理の最後はサワラの釜飯の御茶漬けであった。デザートも量は少々だが上品だ。他の人の食べているものを見れば私達を除き申 し合わせたようにカゴ入りの弁当であった。
初めは私達にもコレが出てくるものと思っていたが出てこないのでこれはきっとおまかせコースの６，０００円だろうなと二人で言っていた。
帰ってから調べて見ると楽楽のホームページがあり以外と安く驚いた。観光客は事前に調べてきているのでどなた様もこれに落ち着くのである。我々のようなビンボー人は祇園で食事をしようとすれば昼に限る。夜は昼の倍はかかるようだ。

夜は隣の若夫婦、枚方在住の姪と総勢７名で親類のイタリア料理の店「アグリ」で食事をした。皆食欲があり残さずきれいにいただいた。今日は昼、夜とグルメな一日であった。こんな日は年に一度でいい。ビールは私が一人で面倒をみたが一日のトータルは６本とセーブしたほうである。

ミキティー優勝おめでとう！

フィギュアスケートの世界選手権は安藤美姫選手が初優勝を飾り浅田真央さんが二位と日本人選手のワン、ツーで誠にオメデタイ結末であった。韓国のキム選手はＳＰ（ショートプログラム）では断然の一位であったがフリーでジャンプを二度も転倒してしまい優勝を逃してしまった。安藤、浅田の両選手はノーミスでこの結果は順当である。キム選手は練習不足でスタミナに問題があったようだ。ＳＰの競技時間は２分半でフリーは４分である。たかが１分半の違いであるがここで練習量の差が出る。安藤選手は一日８時間の練習をしているとのことである。昨年１２月の大会で肩を痛めまだ完治はしていなく最近はカカトも痛めていて万全ではないがよく頑張ったと賞賛しよう。トリノ五輪では１５位と期待を裏切ったが三年後のオリンピックは是非とも４回転を成功させメダルを取って欲しいものである。今夜の「エキシビション」は採点をしないので演技をする人も見る人も楽しめるので大好きだ。今夜から世界水泳の競泳が始まりどちらも見たいし悩ましいことだ。