岡部選手、おめでとう!!

39歳の岡部孝信選手は、本日めでたく4度目の冬季五輪出場を決めた。
岡部選手は長野五輪で金メダルをとって以降、ジャンプ競技のレギュレーション変更で苦戦し、二度の五輪出場も成果が残せず、持病の腰痛にも悩まされていた。
身長が低いことが災いして、スキー板が15ｃｍも短くなっても、滑走時の重心を高く保つ（従来は低くして、飛び出していくことがベストといわれていたジャンプ競技なのに）ことでクリアし、斎藤監督や原田コーチに支えられながら見事四度目の五輪出場を果たされたことは大変喜ばしい（葛西選手も日本勢で五輪初の６大会連続代表となる）。

念力

念力というと、何故かスプーン曲げを思い浮かべてしまうのは私だけであろうか。
念力とは心のはたらき、みえる現象を捉えるというより、本当はぶれない想いなのではないだろうか。
仏教的には念力は、五力の中のひとつで、憶念の力といわれ、仏の教えや本尊・修行などをしっかり心に記憶して忘れない働きを指すようだ。
ある音楽家が、若い時に録音した音を、現在の高性能な録音スタジオでいくら録ってもあの時の音が出せないと嘆いていた。そんな話を聞いて、そこにも何か念力のようなものがあり、こころが何処に宿っているのかが大切なことなのかもしれないとふと思った。