百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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市民農園を全国各地につくることで、国内自給率を上げようとする若者がいる。
耕作放棄地とまではいかなくても、なかなか農地の有効活用が思いつかない地主は、先祖からの土地を何とか守るべく日々雑草と格闘している。土地を持っている人は、その土地に縛られ、土地に縛られていない人は、なかなか家庭菜園できる農地にありつけないでいる。その両者をうまく結び付けようとする運動だと理解するが、運動論とするにはなかなか工夫が必要になってくる。
例えば、1971年にサンフランシスコの対岸のバークレーでオーガニックレストラン「シェ・バニース」をオープンしたアリス・ウォータースは、アスファルトの校庭を緑の菜園に変えたという。彼女の提案したジュニア中等学校の食糧プログラムは、“食べられる校庭”と名づけられた学校菜園プログラムと呼ばれ、健康的な栄養のある食の提供のみならず、食べ物が社会で果たす役割についての実体験を目指したという。
また、ドイツの教育者フリードリッヒ・フレーベルは、幼稚園(Kindergarten)では、お遊戯、お絵かき、生活体験などを重視し、園庭と花壇があるのが望ましいとしたという。※幼稚園は彼の造語
市民農園では、単純に土に触れ農作物を栽培するだけではなく、その土地土地の歴史を学び、文化に触れ、コミュニティーを形成する中で、“生きる”を学ぶ園としたい。



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