百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

家庭菜園

2007-09-18 22:02:18 | 環境
環境にやさしい、家庭菜園って・・・??
そもそも家庭菜園は、環境にやさしい?!
植物の栽培はそもそも二酸化炭素の削減に繋がるし、ヒートアイランド対策にもなる。
しかし、化学肥料中心の施肥設計では、少し疑問が残る。というのは、土壌にやはり無機の物質が残存する可能性が高く、本来環境視点等に立つと有機主体の家庭菜園をすることが望ましいのではないかと思うからだ。
施肥等も身近なたんぱく質や炭水化物を工夫して与えることや植物の活性剤も身近な有機性資源を再利用することで結構効果を上げることができる。肥料には植物の栄養となる物と土壌の多様性を保つ物があり、そのために役立つ成分が含まれている。植物の栄養となる物には、窒素・リン酸・カリの肥料三要素のほか、二次要素、微量要素などがあるが、そもそも肥料とは、土壌あるいは葉面に散布し植物の栄養となる物をいう。植物の生育にどうしても必要な元素(必須元素)は普通16種類(植物によってもっと多い場合もある)だが、植物がこれらを必要とする度合いにしたがい、三要素(窒素・リン・カリウム)、二次要素(カルシウム・マグネシウム・硫黄など)、微量要素(マンガン・ホウ素など)に分けて与えられれば、どんな植物もしっかり成長するといわれている。最近は無機でないと植物達は吸収できないという学説を唱える先生方は少なく、有機を如何に効果的に吸収させることが出来るかが、今後の植物栽培の大きなポイントになっている。
有機農業は、まだまだ科学されていないため、農家も慣行農法を捨ててみんなで勇気を持って有機にチャレンジすることはなかなか難しいが、家庭菜園程度の規模で、しっかり“愛情”を持って育てる自身のある方々と共に様々な試行錯誤を繰り返し、出来るだけ早く体系だった家庭菜園(有機のススメ)モデルをつくってみたい。