百姓暮らし

大学の先生をしていた彼が、“百姓”になり何を求めたのか？
人間社会は、我欲を推進力として私たちの望む方向と正反対の方向に暴流（ぼうる）のように進んでいく。滅びに向かって進んでいる変化を進化と取り違えている現代社会のその様は、何とも悲しい。
何に私たちは怯えているのか？何故暴流をつくるのか、その我欲の根源には何があるのか？
「死にたくない」という我欲を平和で慈悲に満ちた社会がどう救えるか。
「もう一つのこの世」に気づくことが何よりも大切だと彼はこの本で説いている。