百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

無花粉スギ

2018-03-16 22:23:56 | Weblog
冬が終わり春が来るとうきうきした気分に普通はなるものだが、なかなか気分が優れないという人が多い。折角の春なのに残念なことだが、花粉症で悩まされている方が多いようで、そういう人にとっての朗報が「無花粉スギ」の登場になるのだろうか?
1992年に富山で偶然見つかった「無花粉スギ」は品種改良を進め2008年にはその生産技術が確立され今や全国区になる勢いのようだ。
岩手には原子力発電所がひとつもないという。
鈴木善幸氏の功績という人もいるが、「海が汚れないか」と素朴な疑問を持ち「自然の美しさ」は何者にもかえがたいとお金に動かされない信念を持った女性達がいたという。「これで出稼ぎに行かずに済む」と大半の男達は喜んだというが、女性達が反対をし、その中心に元開拓保健婦岩見ヒサさんがいたという。彼女は結婚後、保健師の資格も取り、「開拓保健婦」として開拓地を歩き廻った。出産の介添え、病人の世話、育児指導、料理教室、住民の健康の向上に必要だと思うことは、なんでもしたという。そんな彼女が素朴に「大丈夫なのか⁉︎」と感じたことを自問自答し、女性達の反対運動に繋がったという。
遺伝子組み換えも同様、「ほんとうに大丈夫⁉︎」と素朴に感じることをわれわれは今一度素直な気持ち(損得抜きで)で心に問いかけるべきで、一度踏み込んでしまうともう立ち戻れない現実にいち早く気付くべきなのではないだろうか。
2011年3月11日に東北を襲った津波は、1980年代に原発の建設予定地といわれていた田野畑村を襲ったのは言うまでもない事実だ。