「滋賀づくり」というが、本当に滋賀づくりなのだろうか?
確かに一番搾りの歴史を紐解くと昨年は全国の9つの工場から「北海道」「仙台」「取手」「神戸」「岡山」「名古屋」「横浜」「福岡」そして「滋賀」づくりを売り出してはいるが、昨年の全国に点在する9つの工場で製造したということはわかるが、今年の47都道府県の都道府県別の商品の意味がよくわからない。
例えば『岩手づくり』は「本商品は仙台工場での製造ですが、岩手のお客様と共に岩手ならではの味わいを作り上げたため、『岩手づくり』としています。」としている。
『滋賀づくり』においても「滋賀県産大麦麦芽」と記載しながら「✳︎滋賀県産大麦麦芽一部使用」となっている。
表示法上の問題というよりも、広告と宣伝と商品内容がミスマッチしているのではないか。大手企業はもっと積極的に地方との取り組み方、地方の“宝”の見つけ方を模索した方が良いのではないか、小手先ではなく。