百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
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禁酒  


先日深夜に「燃えよドラゴン」を放映していた。夜中に起きているのは厳しいので録画して翌日観ることにする。映画は意外にもあの当時( 1973年)でも『富と貧困』がテーマになっており、富める(悪)者がますます悪事(阿片製造等)を働き富んでゆくのをブルース・リーが滅ぼすというストーリー。
最近、ロシアではお酒の代わりに入浴剤を飲んで49名が死亡したという。93%のメチルアルコールを含む入浴剤を飲むことは何とも危険なことだが、最低価格のウォッカよりも安く下流階層にとって以前からお酒の代用品として飲まれていたというから、なんとも辛い。
今日は「禁酒の日」だという。それは今から97年前の今日、1920年のアメリカで禁酒法が施行されたことによるものだそうだが、この法律によって健康を害するアルコールが出回ったり、アル・カポネのようなギャングが出現したりした。
人間は欲望を抑圧されるといろいろな方面から反発するが、いつの時代も富める者に搾取される貧しき者は何とも辛く淋しい。『富と貧困』は人類にとって永遠のテーマなのかもしれないが、貧しいから幸せではないという訳ではなく、富んでいるから幸せだという訳ではない。
裕福であるはずの先進国でも自殺者が多く、経済大国となっても格差が浮き彫りになりつつある昨今、われわれは将来にどういう社会に期待するか、明確なイメージを持っていないと、こんなはずじゃなかったと後で後悔しても始まらない。
50年経っても100年経っても変わらないのかもしれないが、どう人類がまだ存在しているのなら一人でも多くの人が幸せになるのが望ましい。

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