百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

農業の革命が!

2008-03-28 22:01:04 | 農業
昨日、熊本の果実堂の井出社長の講演を運良く聴く機会に恵まれた!井出社長は、バイオベンチャーのトランスジェニックの創業者で、自らアントレプレナーと自称する。「IPOはパブリックカンパニーとして必要なこと、IPO以降は経営能力のある方が行うべきであり、私はあくまでもアントレプレナーとしてまた別の事業化を行いたい。」と明確に言い切る。
果実堂は、来年度、有機栽培のベビーリーフで十億円の売上を目指す、『農業』の「農」と「業」を分け、「農」における効率の追求は求めず、「業」において“知”の価値を付加することでビジネス化を目指すもので、新しいカタチの農業を提案しようとしている。
例えば何故ベビーリーフを栽培しているのか・・・現代人にとって不足しているミネラルを効率的に摂取するため
何故有機栽培なのか・・・有機栽培がベビーリーフの栽培においてミネラル成分が最も載り易いため
これからの農業は、ある意味で科学の裏付け(エビデンス)が必要!!と考え方にポリシーがある。
また、取り巻くメンバーが面白い。半導体の会社を起こして今は海外の会社に売却した方や遺伝子工学から野菜の成分分析まで幅広い知識を持った理学博士、照明の製造会社から野菜工場を自ら創業した方や変わり者の有機農業者に至るまで、エネルギッシュな人にはいろいろな人が集まってくる。「こういう人が成功する人なのだろう」となんとなく思う。
農業界にもこういういろいろな方が集まりだし、いよいよ維新へ突入か!!誠に楽しみ、タノシミ。
※写真は《きらり》より