百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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先月の29日にアメリカの経済学者ガルブレイズは97歳でこの世を去った。
ガルブレイズは『ゆたかな社会』『新しい産業社会』また『不確実性の時代』の著者として有名で、またケネディ大統領の友人でもあり共に60年代の変革のアメリカを支えた人物といわれている。
彼は日本にも好意的で、戦後急速な発展を遂げ物質的には素晴らしい発展をとげた日本人に対して、今までの頑張りとは違った人生の喜びや楽しみという側面を重視する国になって欲しいと話し、今後はGNP(国民総生産)に対する関心をGNE(Enjoyment)に向けるべきだと述べている。
また「ハイテク社会が進展すると、ハイタッチが求められるようになる」とはもう四半世紀も以前に近世を予言しており、IT社会の訪れは、ネットを利用して世界中から情報とモノを手に入れることが可能となるがそんなグローバルな時代だからこそローカルな分野での「ハイタッチな顧客サービス」に勝機ありとも言われている。
農業に置き換えてみると、地産地消や身土不二、その土地土地の特産品や農畜産加工品等地方色をしっかり活かした地方型ビジネスモデルの構築は、全国展開のフードチェーンよりも魅力的になれる可能性を持っている・・・ということ・・かなッ!!!
追伸 彼は、小さな政府も良いけれど、政府はやるべきことをきっちりやるべき、公共サービスの充実や規制はやはり必要で、日本のような軍隊の持ち方に関しても他の国も検討する必要ありという見解をもっておられ、現在の日本の苦悩に対してもある程度予測されていたのかもしれない。

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