百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

飼料もほとんどが輸入品?!

2006-05-17 20:14:23 | 農業
日本人の食もそうとう危ないが、牛や豚や養鶏等国内産畜産物の飼料も結構危ない。というのは、国内自給率は平成15年の時点でなんと23.6%、昨年、国をあげて「農林水産省飼料自給率向上戦略会議」が開催されはしたが『平成27年度までに35%まで引き上げたい』と目標設定はされたものの、ほぼ10年後の35㌫??、現実的な数値なのではあろうが、全てを輸入に頼っている現状を如何に否定し、国民に明るい未来を示せるか!!それが大切なのではないだろうか。あまりにも謙虚過ぎてガックリ?!してしまう。
畜産センターの方曰く、「国産飼料100%はほぼ不可能!!コスト的にもカロリー的にも干し草は輸入物に頼らざるをえないが、国産の大豆やフスマも無理のよう!?というのはほぼ飼料は輸入物に頼っている為、それぞれの流通過程や製造加工の工程内でそれらをピックアップすることは不可能に近い・・・。」「でも、出来るだけ拘ってチャレンジしたい。県内産の飼料で県特産の“近江牛”を、全頭でなくっていいので1,000頭ぐらいは育ててみたい。」
僕たちが今、水稲で抑草効果の実験に用いている“酵素オカラ”も出来れば飼料等でも活用していただければ本望!!大豆フレークに較べると粗タンパクが少し足りないですが、決して引けを取らないはず・・・もうひとつ知恵を絞ってみますので、今後も要検討、宜しくお願いいたします。