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小沢一郎と森ゆうこ参院議員の対談・その六

 

小沢一郎と森ゆうこの対談・その六

 

TBSの捏造はひどい!――森

 森: 石川さんは長身じゃない。証言を全部プリントアウトして、次の日に参議院の政治部の番記者みんなに見せて「どう思う?」「どう思う?」と聞いて回りました。

 「石川さんを見た人が、本当にこういう証言をすると思いますか?」って。みんなシーンとなりました。

 TBSに「捏造だろ、これは」と言ったらすぐ放映をやめました。

 小沢: ひどいもんだよ。

 森: ひどいですよね。なんでマスコミはあそこまで小沢先生を叩くんでしょう。

 小沢: 結局官僚支配なんだよ。その点は同じなんです、官僚と。たぶん官僚以上に既得権や利権を持ってるんだよな。電波とか、再販とか。

 だから官僚支配が一番いいんだよ、マスコミは。新聞は再販で保護されて。テレビは一度取った免許は4年か5年に一度は必ず見直されるはずなんだけれども、実際は一度取ればずっとやれるからね。僕が目の敵にされるのは、そういうことを含め、不必要な規制はなくした方が良いという意味のことを言うからですよ。

 電波を競争入札している国もあるけど、そんなことされたら大変だと思っている。小沢の野郎ならやりかねないって(笑)。

森 :そういう意味ではやっぱり先生には次々に試練が降りかかるわけですけれども。

小沢:今は上方の方で「維新」という言葉が流行っているけれど、維新というのは革命なんですね。革命というのはやっぱりそう簡単には出来ないんだよ。

 世の中を変えることだから。明治維新だってどれだけの優位の人が死んでいったか。犠牲の上に初めてできることだからね。しょうがないんだな(笑)。

          

         この世界で本質を突き詰め変わらずにいるのは難しいこと―ー森

 森: 私は先生に初めてお会いしたのが2001年の参議院選挙、投票日が7月29日でしたけれどもその半年前の3月29日に新潟でやった総決起集会においでくださって、その時初めてお会いした。だから10年ちょっと経つわけですけれども。

小沢: 早いなあ。

 森:永田町の世界にはいろんなことがありますよね。誘惑もあるし。だから他の人たちいろいろ言ったりやったりすることは変わるんですけど、先生は全然その頃と変わらない。

 小沢:そうかな。

 森:この世界の中で本質をずうっと突き詰めて変わらずにいるということは、やっぱり難しいことで。

 小沢:そうね。僕が自分の主張を通してこられたのはやっぱり国民、選挙民のおかげです。選挙民が支持してくれてるから筋道を、自分の思うことを通せるんであって、だからそれは非常に幸運だと思うし、感謝してるんですよ。政党だって自民党から何回名前が変わったか。

 しかも後援会に一度も相談しないでやってるからね。

それでもちゃんと支持してくれてるって言うことを、僕は非常に感謝してるし、そうである以上これは貫き通さないかんと思っているんだけどね。

 森:その一方で2006年の代表選挙では「変わらずに生きるためには、変わらなければならない」とおっしゃっています。・・・続

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