草加宿入口~ 8:00
2日目も晴天に恵まれています。朝8時にホテルを出発しました。草加宿入口は国道4号線からほぼ平行に分岐し、
1.4キロほど続きます。
街道筋には、たくさんの草加せんべいの看板が目につきます。現在でも市内に70軒近くあるそうです。
草加せんべいの元祖「おせんさん」に因んだ、おせん茶屋という公園があったり、草加せんべい発祥の碑もありました。
朝早かったのでほとんどのお店は開店前でしたが、1軒だけ空いていたお店で草加せんべいを買うことができました。
東福寺~ 8:50
草加宿の終わり近くに、草加宿を作った「大川図書(ずしょ)」が建立したと言われる東福寺に寄ってみました。
ここの山門は本柱2本の前後に2本ずつ4本の控柱が建つ四脚門で、彫刻もりっぱで重厚のあるものでした。
草加松原~ 9:20
まもなく国道4号と合流すると、日光街道右側には江戸時代に掘られた水路「綾瀬川」が流れ、これに沿って1.5キロの
松並木が続きます。日本の道100選にも選ばれ、太鼓型の歩道橋は当時の面影を偲ぶことができます。
蒲生一里塚~ 10:10
このあたりには、芭蕉の奥の細道の草加にちなむ句碑などもあり、さらに綾瀬川沿いに進むと埼玉県で現存しているたった
ひとつの一里塚、蒲生の一里塚が残っています。
日光街道から少し外れた一里塚で、私たちが地図で場所を確認していると、近くを散歩していた男性が声をかけてくれ、
さらに詳しいこのあたりの歴史を説明してくれました。リュックを背負い、カメラをぶら下げ、地図を見ていると、土地の人に
よく声をかけられます。誰も親切で、旅先で思わぬ人のやさしさにふれることができます。
瓦曽根 ~ 越谷宿 12:00
蒲生本町で国道4号線(日光街道)に合流し、南越谷から東武線がぶつかる北越谷までが越谷宿場となります。
1899年の大火で宿場のほとんどを焼失してしまい、当時の面影はないようですが、それでも街道に旧家を何軒かみる
ことができました。
元荒川土手 13:10
北越谷を過ぎたあたりに、蛇行した元荒川の土手にぶつかり、この先には鴨場があり、伝統的な鴨猟が行われるそうです。
爽やかな5月の陽と風を受け、ウォーキングには最適な気候とは言え、真昼の太陽は暑く、疲れもピーク。
木陰の気持ちのいい公園があったので、しばらく休憩をとりました。
一の割 ~ 春日部 14:30
これより先はただただまっすぐにのびる国道4号線(日光街道)が続きます。変哲もない国道には寄り道もなくひたすら
歩きます。みごとなマロニエの木に花が満開でした。
東武野田線のガードをくぐり、まもなく左に折れると本日のゴール春日部駅につきました。歩行距離は21.6キロでした。
ところで、道すがら地名が「春日部」と「粕壁」が混在し、はてなと思い、後で調べたのですが、この場所は1944年に町村
合併するまでは粕壁町と呼んでいたようで、そのため、現在でも春日部市内には市名と同音異字の地域があるようです。
午後5時、春日部駅から帰路につきました。帰りは東武スカイツリーラインからJRに乗り換えて、2日間歩いた行程は、
たったの1時間50分の電車の旅でした。
五つの街道を歩き通し、お二人の永年の想いが叶う事を願います、
私には思いつかぬ楽しみ方、見守っています。
ゆっくりの旅は出会う景色も違いますね、興味津々です、
お元気で日光の景色をご披露下さい。
それにしても二日間で延40km余り、15時間のウォーキングは凄いですね、脱帽です。
日光街道はたくさん見所がありそうでAkikoさんの気持ちそのままが写真に現れるのが楽しみです。
でも、草加までと、そこから先は風景が違いますね。昔の人も色々と感じながら歩いていたんでしょうね。
ご夫婦で同じ楽しみ方ができるのもいいですね。今流行の「夫源病」には全くご縁がなさそう。私が主人とこれだけ歩いたらどうなることやら・・。次回のウォーキングも楽しみにしています!
ブログを待っていられる方の為にも
東海道とは違って昔の風景が多いのでは 東福寺の山門の彫刻素晴らしいですねこれからもこのブログで私も一緒に楽しみたく思います。
お二人で歩かれているお姿に感動いただきました。
なんともすばらしい!!
浅草と埼玉とは景色が違うものなのですね?
草加の町はおもしろそう。・・
それにしても二日間で40キロとはすごいです。
次回のブログを楽しみにしています。
お忙しいのにご夫婦で同じ目標を達成しようとする意欲は、素晴らしいです。
街並みに歴史が感じられます。太鼓型の歩道橋って珍しいですよね。
日光街道も見所が沢山有りそうで、これからも楽しみにしています。
9年前の旧東海道歩きの景色から比べると、今度は北に向かっているので
やはり景色も違うように思います。
とても楽しみです。身体に気を付けて歩き通したいものです。
>kurakさん
2日間で40キロ近くは、少し頑張りすぎたかなと思っています。
でも気候的には一番いい季節。これから暑くなるので、そう無理はできないと思っています。
すこしでもいい季節に距離をのばそうなんて、少し欲張りなのかもしれません。
気持ちにももっと余裕をもたなければ・・・。
>あやさん
「夫源病」っていう病名があるんですね。なんか深刻そうな病気ですね。
友人たちと歩くのも楽しいですが、夫婦で歩くのはそれなりに遠慮がなくて気が楽なものです。
確かに草加あたりからは、地方都市として独立した街の雰囲気がありますね。
>ミナミさん
ミナミさんも秋から、いよいよ「大山街道」がはじまりますね。
街道歩きは、それぞれの街に、その街の暮らし方があり、いろいろな出合いがあって楽しいですね。
お互い頑張りましょう。
>ぶんちょうピーコさん
応援ありがとうございます!
9年のブランクはちょっと気になるところでしたが、先日2日間歩いて
なんとか、行けそうと自信を取り戻したところです。
身体に気を付けてなんとか完歩したいと思います。
>shigeさん
確かに草加の街は、ちょっと雰囲気が違いますね。
おせんべいやさんが多いのにはびっくりです。
そして、行政も草加せんべいを街おこしのひとつとして力を入れていることを感じました。
いい街ですね。
勿論お仕事もあり、土日だけと制限もありですが本当に驚きました。
今回も2日間で39キロとは全くウォーキングに縁の無い私には想像がつきません。
これから先も楽しみにしています。ご主人とお二人でなんて素敵ですね!
散歩は毎日するようにしていますが、こんなに歩けるなんてすごいです。
ただただ脱帽です。
車で移動する時とは違い、歩くと見え方が違いますよね。
これからも気をつけて歩いてくださいね。
前の記事で溝口から歩いたのがありましたが、以前仕事の行き帰りにあの辺りはよく歩きました。
登ったり下ったりと、坂道が多く、辿りつくのが大変な場所もたくさんあったのを思い出しました。
マロニエの木、見事でしたね。
東海道を歩いたときは土・日曜に限られたことと、暑い夏と寒い冬を避けたこと、
と、なると歩く時間は限られてしまいます。
今回は、なるべく2日間を通して歩こうと思い、1泊することにしました。
なんとか、お天気に恵まれて完歩したいものです。
>HanaPhotoさん
お久しぶりです。
大山街道の溝口あたりからは、ほんとにアップダウンが多く、街も当時と大きく変わったようです。
来週は田園都市線沿いを歩きます。きっと、HanaPhotoさんの馴染みの場所もあるかと思います。
マロニエまたはトチノキ、この違いがもうひとつわからないのですが
マロニエのほうが言葉の響きが好きで呼んでいますが日光街道ではトチノキの方が似合っていますね。