小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

多摩川を歩く第2回 多摩川原橋~石田大橋(国立市)

2012-01-28 | 小さな旅

横浜でも氷点下を記録した昨朝は、今季一番の冷え込みとなりました。

よりによって、この日は、「多摩川を源流に向かって歩く」第2回目でした。

一人だったら、決行は危ぶまれたのに、仲間と一緒というのは、寒いのでちょっと・・・という言い訳も立たず、思いっきり着膨れして、でかけることになりました。

この日は、稲城市と調布市に架かる多摩川原橋から930分にスタートしました。

最寄りの駅南武線の矢野口駅に降り立つと、快晴、空は青く澄み、空気は頬を刺すほど痛く感じました。

2か月前に歩いた時の多摩川は、豊かな水がゆっくり蛇行する大きな川という印象だったのですが、冬の多摩川はわずかな生きものの姿があるだけで、視界に広がるのは、抜ける青空と川岸に広がる枯れ草だけ。

それだけに前方に架かる橋が、長く、大きく見えたのはやはりこの季節だからなのでしょうか。橋にも個性が目立ちます。

 

 

電車が行き交う鉄橋

 

      

 

冬枯れの土手と、木の影に雪のあった形跡が・・・。

 

2回目の13キロの行程を終えて、国立市に入りました。奥多摩の山並みが前方に見え、次回の多摩川はどんな表情を見せてくれるのかまた楽しみになってきました。

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一時の銀世界

2012-01-24 | 日常

昨晩の気象庁の天気予報は、ピンポイントで雪の降り出す時間から降雪量までを予報し、「夜半から未明にかけて関東南部の平野部は薄っすらと雪が積もり、朝の出勤時は凍った雪での転倒が予測される」との予報は、見事に的中しました。もし予報が外れてしまったら、気象予報士もバツが悪いのではなどと少し意地悪いことも考えたのですが、朝起きれば薄っすらと銀世界。しかも未明のうちに雪は止んだようで、雲の合間から青い空もすでに覗いていました。

横浜で雪が積もることはめったにないので、この一時の銀世界は心躍るものなのですが、朝の一仕事を終えて外に出る頃には、雪はみるみるうちに、解けてしまいました。それでもいつもの風景と違った銀世界は、新鮮でした。

ただ寒さは厳しいです。暖かい陽射しのある冬を過ごしている身に「凍える」とはこんな寒さをさしているのかと思ったほどです。

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足立美術館の庭園

2012-01-19 | 旅行

少し古い話で申し訳ありません。いつもコメントをいただいているkurakさんから、山陰の足立美術館について書かれていたので、今回、出雲・松江を旅行したときに立ち寄った足立美術館の感想を少し・・・。

 

どじょうすくいの発祥の地で有名な安来市は、松江市の隣に位置し、フランスの旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三つ星をとったことで有名になった足立美術館があります。

のどかな田園風景の広がる場所に広大な敷地を有し、最寄りの鉄道からはだいぶ離れているのでほとんどが車での来園になるのでしょうか。これまた広大な駐車場があります。

私たちが前夜泊まった玉造温泉から無料シャトルバスで40分ほどかかりました。

 

この美術館は地元安来出身の実業家、足立全康氏によって開館されたもので、庭園をつくるにあたり、借景の視界にはいる電柱は道路を外して低い水田の中に建てられているのだそうです。

 

 

また、横山大観のコレクションは世界一の規模を誇っているもので、足立全康氏の横山大観への情熱は計り知れないものがあると思いました。他にも近代日本画、地元の陶芸家「河井寛次郎」や「北大路魯山人」などの作品が集められていました。

美術館の庭園は、海外での評価も高く、米国の日本庭園専門誌が発表した日本庭園ランキングでは、この庭園が8年連続「庭園日本一」に選ばれているのだそうです。(ちなみに京都の桂離宮が2位)ミシェラン・グリーンガイドにおいても、最高評価の「三つ星」ということで、圧倒的に評価の高い日本庭園なのですが・・・。

果たして日本人にとって、この評価はどんなものだろうかと思いました。この庭園は整い過ぎて、すこし風情に欠けているように思ったのは私だけでしょうか。やはり日本人の心である質素さや古さの持つ美しさには少しかけ離れたように思いました。

しかしながら、やはりその借景をいかした枯山水の庭は圧巻でした。

  

横山大観の名作「白沙青松」を再現したと言われる「白砂青松庭」

 

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出雲・松江へ

2012-01-13 | 旅行

昨暮れ、マイレージと期限切れになる健保の宿泊補助を年末に使ってしまおうと、いつも計画性のない旅行を、今回もまた「出雲と松江」へと駆け足で巡ってきました。

暮れの慌ただしさに紛れて、写真を整理せずにそのままだったのですが、記憶が遠くならないうちに取り敢えずまとめてみました。

 

神々が集う日本の生地出雲大社は、伊勢神宮と共に一生のうちに一度は参拝したいところといわれています。本殿は現在御修造工事中のために、借殿に御神体が収められていました。

出雲大社 下り参道

正門鳥居から長く続く出雲大社の参道は、全国でもめずらしい下り参道です。通常は神様のいる高いところに参上するわけですが、参道を下ることで自らへりくだり自己を見つめ直す!という説がこの参道にはあるそうです。

 

出雲大社 大注連縄

出雲大社の神社の拝殿軒下に張られている大注連縄は、古事記にも記されているしめ縄のはじまりと言われています。

神社では正面から見た場合、しめ縄は右から綯うのが一般的なのですが、唯一この慣わしに逆行している神社が出雲大社で、向かって左側から綯い始めているのだそうです。

 

出雲大社 神在月には神々が逗留

全国の神様が会議をするために出雲に集まってしまうために旧暦10月を神無月と呼んでいますが、その神様の宿が東西19社に、長屋状の社がありました。神在祭の期間中はしめ縄が張られて、お供物がささげられるのだそうです。

神様にしては、思いのほか、質素なお宿と拝見しました。

 

 

出雲そば

2軒で割子そばを食べました。少し甘い出汁を直接おそばに回しかけして薬味と一緒に食べます。江戸時代に野外でもそばを食べたいとお弁当箱や重箱におそばを入れたのが始まりだと言われています。

お店によっては、お茶代わりにまず蕎麦湯がでてきました。

 

 

松江のシンボル 松江城

松江城は別名「千鳥城」と言われ、桃山建築の姿を今に伝える端正なお城でした。天守閣からは、宍道湖が鏡のように光ってみえました。

 

水の都松江 炬燵に入って堀川めぐり

松江城を囲むお堀を巡る小舟に、底冷えのするこの時期に乗る観光客がいるのかと思いましたが、船に設置された炬燵を見て、思い切って50分の堀川めぐりをしてみました。

鴨やハクチョウと同じ目線で、城郭に添って橋をくぐり、松江の城下町を見上げ、寒かったけれど、趣のある遊覧を楽しみました。

 

 

昨暮れの旅行を備忘録のために載せました。今年はもう少し余裕をもった旅をしてみたいものですが・・・。

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初詣をすませて

2012-01-07 | 日常

お正月3が日に初詣に行きそこなってしまうと、初詣のために時間を空けるのがこれまた苦労するものです。

初詣は、毎年鎌倉の鶴岡八幡宮に行っているのですが、今年はその時を逸してしまって、いつもウォーキング途中で頭を下げている神社でいいことにしようと思っていたのですが、夫が「やはり毎年初詣している神社でないと何か気に掛かる」と言うもので、昨日夕方4時を回っていたのですが思い切って行ってきました。

 

低く傾いた陽に大鳥居がくっきりと・・・、

人の通りも少なくなった参道に、鎮守の森からリスが飛び出してきました。

 

樹齢1000年のご神木「大銀杏」が倒れたのが20103月。ひこばえが育っているとは言え、やはり物足りない大石段

3が日を過ぎた平日の夕方、さすがに人の列もなく、順調に本宮に進み、なんとか陽が落ちる前に間に合いました。

 

今なお厳しい状況が続く被災地の方々の思いを胸に刻み、今年は世界にも日本にも、そして人にも自然にとっても穏やかな年であることを祈り、手を合わせました。

と、なんとか初詣も済ませてほっとしました。やはり日本人ですね。

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今年の「男子が握るお寿司」は・・・

2012-01-05 | 日常

2011年が明けました。

遅ればせながら、新年のご挨拶を申し上げます

どうぞ、本年もよろしくお願い申し上げます。

 

       

静かなお正月でした。例年作っているおせちの黒豆は毎年皺が目立ったり、甘かったり、硬めだったり、なかなか満足のいくものではないことが多かったのですが、今年は皺もよらずにふっくらと、ほんのり甘く、我ながら上出来でした。夫が「作る人にも皴が目立ち、黒豆にも皴があっていいんじゃないかな」などと言っていることなど真に受けず、やっぱりじっくりコトコト、あせらず気長に黒豆まかせにしたことが功を得たのかと思い、今年のキーワードを「焦らず、気長に、そして黒豆のようにまめまめしく働こう」と思ったところです・・・。

 

 

 

毎年、わが家のお正月恒例「男子が握るお寿司」は、長男家族がニューヨークに赴任してしまい、男手が一人減ってしまいました。

しかし、兄弟子のいなくなった寿司現場を仕切ったのは次男でした。夫の握ったお寿司が小さく見えたのは、やはり世代交代なのでしょうか。

 

一方、長男の方からも写真が送られてきました。年末には「寿司パーティinNY」をして、たくさんのお寿司を握ったようです。久しぶりに新鮮なお寿司を食べてとても美味しかったという報告がありました。元旦には海苔巻でお祝いした様子!

 

というわけで、わが家の小さな厨房で腕を磨いた(?)職人のお寿司は、NY上陸となりました。

来年のお正月は、はてさて・・・、 とにもかくにも今年も健康で過ごせますように!

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