小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

風船が割れて 風船唐綿(フウセントウワタ)

2012-08-26 | ガーデニング

相変わらず、厳しい残暑が続いています。何をするのにも意欲は半減し、ただ熱中症に気を付けて、
水分もまめにとって、栄養にも気を付け、とただただ無事にこの暑さが過ぎてくれるのをじっと耐えている、
そんなふうに過ごした8月でしたが、それも最後の週となりました。

庭も暑さで息も絶え絶え、水遣りも一日も持ちません。もう夕方にはまたぐったりしています。
ただ、前出した「風船唐綿」だけは、その様相を変えながら、日々楽しませてくれています。



7月の頃にはあんなにチャーミングだった花も、花後にできた果実が風船のように膨らみ、
みるみるうちに、いかにも痛そうな針状の突起物を袋の表面にびっしりつけました。
もうどんな外敵も寄せ付けないと鎧をまとっているようにも見えていましたが、このとげは見た目は
触るのも躊躇するほどですが、実際には柔らかく、その大げさぶりがとってもユニークでした。



そのうち果実は熟し、中から顔をだしたのは、白い綿毛のついたほんの小さなゴマのような黒いタネでした。
それはあっという間に風に吹かれて飛んで行ってしまいそうです。

きっと子孫を繋ぐために、あの過剰とにも思える姿で一生を全うしたように思います。
この風船唐綿(フウセントウワタ)、来年もぜひ育ててみようと思います。

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夏休みの一日

2012-08-16 | 小さな旅

相変わらず、暑い日が続いています。風はありますが、暑さを和らげるほどにはなっていません。
この残暑、いつまで続くのでしょうか。

子育ての頃は、夏休みには山に海にと行ったものですが、2人になってからは、暑い時期はなるべく出かけないことに
決め込んでいましたが、昨日は、千葉在住の友だちのお勧め、佐倉市にある「DIC川村記念美術館」に行ってきました。

ここはDIC株式会社の創業者が中心に収集した絵画、彫刻などが展示されている美術館で、印象派に始まるヨーロッパ絵画、
20世紀のアメリカ美術、長谷川等伯、尾形光琳などの日本絵画などが多くコレクションされています。
また、3万坪という自然に恵まれた広大な敷地内にあり、展示室からも豊かな自然を感じることができます。

午前中に美術館を中心に回り、併設されているレストランでランチをとった後、この広い庭園を、真夏の太陽を遮った木漏れ日
の中を散策しました。

ヘンリー・ムーアの彫刻が中央に建つ芝生の周辺には、名画のモデルとなったゴッホやゴーギャンのひまわり、マティスのひま
わりなどが咲いていました。
さすがに炎天下の芝生に足を踏み入れる勇気はなく、木陰より青い空と白い入道雲、緑豊かな芝生とその回りのひまわりを、
名画を見るように観賞しました。

午後は美術館にもどり、もういちど今度はガイドツアーに参加して、モネやピカソやシャガールの絵を解説してもらい、
夏休みの1日を過ごしました。

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立秋 タカノハススキに穂が・・・

2012-08-08 | ガーデニング



昨日は、二十四節気の一つ、暦の上では「秋の気配が立つ日」立秋でした。
「立秋とは名ばかり 猛暑なり」、夏の疲れがもっともピークに達する頃で、夏はまだまだ続きます!

真っ黒に日焼けした球児たちが全国各地から集まり、炎天下で熱闘が繰り広げられる全国高校野球
選手権大会が始まりました。
この高校野球が始まると、私は、勝ち抜いてきた球児たちの長かった夏の日々を思い、決勝戦が繰り
広げられる頃には、甲子園球場に吹く風が秋めいてくるのを、毎年感じます。
それは長男が、かって高校球児で、練習に明け暮れた長い暑い夏休みと、朝晩涼しくなったころに
慌てて迎える2学期を、夏から秋への季節の移ろいとして、、遠い記憶の中に、この高校野球とともに
思い出すのかも知れません。

庭の片隅のタカノハススキに、今朝始めて初々しい穂がでてきているのを見つけました。
季節は、やはり秋に向かっているのですね。

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もうひとつのグリーンカーテン 赤花早生ふじ豆

2012-08-03 | ガーデニング

ほんとに毎日暑いです。各地で35度を超える猛暑日が日毎に更新されています。
ロンドンオリンピック、日本選手の活躍に暑さをさらにヒートアップするように応援にも熱が入りますが、
そのオリンピック会場に映るロンドンの様子、「うぅん、涼しそう!」平均気温は20度前後とか、
日本選手には、涼しいところで思いっきり力を発揮してほしいところです。

この厳しい暑さを少しでも凌ぎやすくとグリーンカーテン用に、今夏はゴーヤのほかに、赤花早生ふじ豆も
植えてみました。
ゴーヤのグリーンカーテンは、この6月の台風4号で蔓が大きなダメージを受けのですが、すでに窓を覆う
ほどになりました。
もうひとつのグリーンカーテン「赤花早生ふじ豆」ですが、これは耐暑性の強い蔓性の野菜で、蔓の伸びも速く、
猛暑の夏のグリーンカーテンにぴったりと注目されている野菜なのだそうです。
確かに、このカンカン照りで、どの草花もぐったりしている中でも、ピンとした強靭な葉、蔓はあっという間に
軒下にまで達してしまいます。
ただ、ゴーヤのグリーンカーテンと違うのは、枝からさらにわき芽がでてくるのですが、これにはそれが見当たりません。
思い切って適芯をするとグリーンカーテンとして効果がでてくるのかも知れませんが・・・。

名前のとおり、花は赤紫色で花が咲き終えるとサヤが房状につきます。
インゲンマメのように当然下方に向かってぶらさがるのかと思えば、指を広げた手のひらのように、扁平なサヤが
付き始めます。
お味噌汁の実としても柔らかく、とても重宝しています。

グリーンカーテンとしては、もうひとつなのですが、それは来年の課題として、今夏は実がついたことに感謝です。

コメント (6)
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