小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

厳しい残暑の中で

2014-08-24 | ガーデニング

昼間の暑さは耐えがたく、エアコンの効いた場所に部屋ごもりを決め込んでいても、
夕方はさすがに夏の終わりかと思われるように、日暮らしや虫の声がひときわ大きく聞こえるようになりました。

それにしてもこの暑さに庭の雑草さえも元気がありません。

朝、お風呂場の窓を開けると、ちょうど目の前にモミジアオイの真っ赤な花がこちらに顔を向けて
「暑い一日が始まるよ」とばかりに咲いていました。、
この花は朝一番に咲き、午後には萎んでしまう一日花。葉がモミジの葉のように掌状に裂けているところから
「モミジアオイ」と名付けられたのでしょう。


この酷暑の中で咲き出した花もあります。鉢植えのグロキシニア、強い太陽にもめげずによく咲いてくれます。

母の日にプレゼントされたカーネーションも小粒ながら返り咲き、頼もしい限りです。

今週あたりには、真夏日もそろそろ陰りが見えてくる頃でしょうか。あと一息ですね。

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夏の救世主なるか! サマーポインセチア

2014-08-16 | ガーデニング

昨秋、10月に伊勢に引っ越した義妹のところを訪れた時、庭のいたるところに、クリスマスの頃に咲く
ポインセチアをぐっと小粒にしたような花が咲いていました。
試しにひと株わが家に持って帰ってきて、名前を調べたら、サマーポインセチア(和名ではショウジョウソウ)。
季節も寒くなる頃で、根は付いたものの、花は新たに咲くこともなく、咲き終えた花の種を取って、
この春、試しに種を撒いたところ、赤い可愛い花が咲き出しました。

早速義妹に連絡「取っても取っても増えるわよ」と、丈夫で花期も長く、邪魔になるほど咲いてくれるなんて、
この酷暑の夏に干上がった庭を元気づけてくれる救世主のよう。楽しみです。

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美人姉妹

2014-08-13 | ガーデニング

 

秋の気配さえ感じる涼風、本物でないはずと思っていても、わずかな季節の移ろいを感じることも
できるようになった旧盆休み、久しぶりにゆっくり過ごしています。

近所も盆休みなのでしょう。あまり人の気配も感じません。
今朝、朝顔が大輪の花を咲かせていました。ここ横浜は、台風の影響こそなかったものの、
強い風と強い雨に朝顔の蔓も行き先を失ったように解かれ、それだけに凛とした朝の顔は、
その名にふさわしく清々しくて、早起きした者だけが一人占めできるひと時でした。

一方、夜だけ、美しい顔を見せる「月下美人」、今夏は一夜に10個が花開き、その見事な咲きっぷりに慌てて、
窓を開け、灯りを消して撮影となりました。

なぜか月下美人は、夜毎に一輪一輪と順次咲くというのではなく、一斉に葉先につけた蕾が膨らみ、ほぼ同時刻に
咲き出すというのが不思議でなりません。まるで、その美しさを競い合っているように見えます。

いずれも夏の朝と夜の美人姉妹揃い

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オーストリア・ミュンヘン・パリ鉄道旅行記Vol.15 パリの街そして帰国 

2014-08-04 | 旅行

最終日
どんより鉛色のパリの空、時々小雨が降っています。ホテルからバスティーユ広場まで歩き、
そこから地下鉄に乗って、ルーブル美術館までやってきました。
すでにチケット売り場はたくさんの人が並んでいます。

ルーブル美術館

時間がないこともあって、セーヌ川沿いを歩いてオルセー美術館に向かいました。


オルセー美術館は、もともとオルセー駅舎として、長距離列車のターミナル駅でしたが、1970年代、
美術館として生まれ変わりました。
そのかまぼこ型の大屋根が、そのまま当時をしのぶことができます。


歩きながら、なぜかこのどんよりした空の色がパリにとても似合っているように思ってしまうのは、
この街が、とてもシックで、建物ももちろん、街灯や公園の椅子までが洗練された大人の雰囲気に思えて
しまうからでしょうか。


写真上左: プラタナスの並木                  右: バスティーユの7月革命記念柱
写真下左: 遠くにモンマルトル丘のサクレ・クール聖堂   右: セーヌ川の遊覧船 


写真上左: チュイルリー公園           写真右: ビルの背面にもアート 
写真下左: サン・ジェルマン・デ・プレ教会   写真右: 街頭でもジャズ演奏

この日の深夜便で帰国の途につきました。思えば、ハラハラドキドキ、うっかりミスの連続だったようにも
思います。

ただ、病気も怪我もせず、紛失物はカメラのキャップだけだったし、無事帰国できたのは、何よりと、
この2週間の旅を無事終えることができました。(完)

長くなってしまった旅の記録にお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。

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オーストリア・ミュンヘン・パリ鉄道旅行記Vol.14 終着地パリへ  

2014-08-03 | 旅行

鉄道の旅もいよいよ終盤となれば、あと帰国までわずか、心躍るものがあります。
ミュンヘンを朝6時27分発パリ行きのTGV国際線に乗りこみます。所要時間は6時間10分。
順調に滑り出しました。しばらくするとクロワッサン、チーズ、生ハム、オレンジジュース、ヨーグルトなどの入った
朝食BOXが配られました。もちろん料金に入っているのですが、早朝だったこともあり助かりました。

車窓からは、ブドウ畑が広がり、牧草地帯の豊かな大地がどこまでも続き、大がかりな太陽光発電も目立ちました。
うとうとしながら、車窓をながめながら、あっという間に時間が経っていきました。

パリは、すでに訪れたこともあり、さらにパリ在住の友人とも会うことになっていたので、
少し気楽にパリ東駅に降り立ちました。


タクシーでホテルに向かいます。荷物を置いてから、早速友人のアパートへ。
折しもサッカーワールドカップ準々決勝の日で、ドイツとフランス戦の試合がまもなく始まろうとしていました。
もう街のカフェは、外まで人が溢れています。中から賑やかに応援する声が。


パリ在住45年になる友人宅は、築150年のアパートの3階を所有し、住みやすくリフォームされていました。
屋上のテラスは、家庭菜園になっていて多種類のハーブが植えられ、青ジソまでが大きく育っていました。
かぼちゃの蔓も伸び、かわいい実もつけていました。

私達も、サッカーの応援をしながら、久しぶりにゆっくり家庭料理をごちそうになり、
夜9時半を過ぎてもまだ明るいことをいいことに、11時ごろホテルに戻りました。

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オーストリア・ミュンヘン・パリ鉄道旅行記Vol.13 バイエルン国王の夏の離宮 

2014-08-02 | 旅行

ミュンヘン最終日は、1664年に建てられたバイエルン王家の夏の離宮ニンフェンブルク城へ、出かけました。
駅からトラムで15分、運河沿いに10分も歩くと、バイエルン国王の夏の離宮「ニンフェンブルク城」がみえてきます。

宮殿はバロック様式、ロココ様式など、いかにも華やかなバイエルンの州都であった当時を彷彿とさせる華やかさです。

ルートヴィヒ2世もこの深緑で統一された部屋で誕生しました。

美人画ギャラリー
王女から庶民の娘まで階層に関係なく、ルートヴィッヒ1世が愛した女性を、
画家ヨーゼフ・シュティーラーに描かせたという美人画36人揃い
「36人も美人をモデルにしたら、一人ぐらい、どこか私に似ている人もいるのでは?」と
隣の人に問うたら「いない、いない、全然いない」と。

正面にそびえる左右対称のニンフェンブルク城、そのお城の優雅な姿もさることながら、
そのお城から広がる庭園の広さ、中央に運河を挟み、小さな城館が点在して、そこを訪ね歩くことも
できるのですが、あまりにも広すぎて散歩どころの話ではありません。
多分、一日では回りきれないのではと思ってしまいます。

これはフランス人の造園技師がベルサイユ宮殿庭園を手本にして設計したものだそうです。

 

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オーストリア・ミュンヘン・パリ鉄道旅行記Vol.12 芸術面でも大きく花開いた街ミュンヘン 

2014-08-02 | 旅行

ヨーロッパを代表する美術館のひとつ、15~18世紀のヨーロッパ絵画のある「アルテ・ピナコテーク」と
19~20世紀の近代美術が集められている「ノイエ・ピナコテーク」に行ってみました。
これらの美術館は道路を挟んでいます。

まずアルテ・ピナコテークから見学です。建物は、1836年にルートヴィヒ1世により創立されたものなので、
建物は広く、大きな絵画にも十分なスペースが確保されていました。それだけに観て回るのにも体力がいります。
デュラーの作品が数多く展示されています。絵画はすべて撮影オーケーでした。


写真左:デューラー「四人の使徒」:キリスト教では赤は慈愛を白は無垢を表している
写真右:「自画像」

ブリューゲル父子の絵画も多く展示されていて、久しぶりにその緻密な筆さばきをじっくり鑑賞することができました。
写真下左:「怠けものの天国」
お腹いっぱい 手前のスプーンが刺さった玉子、飽食は現在にも通じるものがあります。


ラファエロの聖母マリアを中心にここにも慈愛あふれる聖母マリアはたくさん展示されていました。


ヨーロッパの美術館でみるマリア像はまた格別かと思います。どのマリア像も清く美しくその魅力が
存分に表現され、また幼いキリストは作者によっていろいろな表情があり、愛らしさに見惚れてしまいます。


通りを挟んだノイエ・ピナコテーク
こちらはゴーギャン、ゴッホ、ルノアール、マネなど、18世紀後半か20世紀初頭のドイツロマン主義や印象派の
作品を観ることができます。

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オーストリア・ミュンヘン・パリ鉄道旅行記Vol.11 一筋縄ではいかない・・・オペラ観劇 

2014-08-01 | 旅行

ミュンヘン2日目(7月2日)
たっての夫の希望「一度は足を運びたいオペラハウス」である「バイエルン州立歌劇場」、
すでにネットで申し込みを終えて、ミュンヘンに着いたら、パソコンから印刷してきたバウチャーを
正式なチケットに交換する段取りとなっていました。

ミュンヘンでの最大のイベントですので、本人は気合が入っています。
で、オペラハウスのチケットセンターに出かけ、早速チケットを受け取るはずでした。
ところが、窓口の担当者、さかんに首を傾げます。私「もしや、日にちでも間違えたのでは???
もしや、場所はウィーンと間違えたのでは???」と、夫に疑いの眼差しを向けます。
取り敢えず、街のチケットセンターのインフォメーションで問い合わせてみてほしいということでした。
結局ここで、持っていった予約控えはオペラハウスのものではなく、すでにウィーンで見た
コンサートのものだったということが判明して一件落着!。
数時間をこの騒動に費やし、今回の旅行で夫に「うっかり者」の箔が一層付いた結果になりました。


苦労の甲斐あって
いよいよ、当日。夕方6時半からの開演です。ホテルで軽い食事をとっていきます。
この日は7月からはじまるオペラ・フェスティバルの2日目。正装した男女が集まってきます。
この日を待ち望んでいた人々の晴れやかな顔。もちろん私達は旅先ですので、ふつうの背広とスーツです。

この劇場は、歴代のバイエルン国王が威信をかけた宮廷歌劇場として創設、モーツァルトやワーグナーなどが
この歌劇場のためにオペラを書いたといわれています。
赤と金色の座席、重厚なカーテン、ヨーロッパ3大歌劇場の一つとして君臨するのに相応しい
歴史の重みを感じました。

演目はロッシーニの「ウィリアム・テル」3時間半の長丁場でありながら、時間が経つのを忘れるほど
引き込まれるのは、そのオーケストラや歌も然ることながら、劇場の雰囲気、音響全てが十分に
満足のいくものだったからでしょうか。

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