小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

いつの間にか、プランターが・・・

2009-05-29 | Weblog
少し、ブログから遠ざかっていると、庭の花も主役たちがどんどん入れ替わり、季節の区切りを告げるかのように、すでにアジサイも色づきはじめました。
カメラに収めることもなく、散ってしまった花に「今年はゴメン!また来年ね」と、声をかけながら、やっと一昨日、庭の手入れをしました。
庭の隅にあったプランターを引っ張り出したら、ユキノシタがすっかりプランターを占拠し、さてはて?ここには、なにが植わっていたのだろうとわからないほど、ユキノシタに覆われていました。その強引さに戸惑うものの、優しく、風に揺れるユキノシタの白い小花に、あふれるほどの植物の生命力を感じました。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅立ち

2009-05-18 | ガーデニング
小さいながらも、次々に咲く花で庭が賑わいをみせる、もっとも爽やかで美しい5月の朝(5月16日)、庭の管理人(犬)三四郎は天国に旅たっていきました。
17歳6ヶ月、最後は眠るように静かに息を引き取りました。夫と一緒にまだぬくもりの残っている亡き骸を抱えて、長い間住処だった庭を一巡りしました。あの軽快な足音がどこからともなく聞こえてくるようでした。
お正月や家族の誕生日などのイベントがあると、一緒に家の中で過ごしましたが、それ以外は一日の大半を庭で過ごしました。庭に侵入してきた猫に驚いて、ハウスに逃げ帰ったことはあっても、小さな動物には友好的でした。すずめが怖がりもせず、三四郎の水をよく飲みに来ていました。最後の6ヶ月間は、ほとんど歩けなくなり、家の中で過ごしました。鳴くとオムツを替え、水を飲ませ、抱きかかえました。不思議に鳴き止み、安心して胸の中で寝て、時には一晩、抱いていたこともありました。正直なところ、たいへんでしたが、少し力のなくなった黒い瞳で見つめられると天使のようで気持ちは満たされました。
今は、元気だった頃の三四郎をなかなか思い出せませんが、反抗期真っ盛りだった中学生の頃の息子は、学校から帰ると玄関を素通りして、まっすぐ三四郎のところに向かっていました。私が子育てで悩み、大きなため息をすると、三四郎は飛び上がって驚いていました。三四郎に励まされ、癒された日々は、きっと日を追うごとにいろいろ思い出されるのでしょう。
ほんとに三四郎、お疲れ様でした。十分に生ききってくれたこと、みんなとっても感謝しています。
三四郎よりずっと後に生まれた孫達とお葬式を済ませた後、遺骨は自宅に持って帰りました。息子達が帰省した時にこの小さな庭に埋めてあげようということになりました。
拙い「小さな庭」を読んでいただいている皆様からの、三四郎への暖かい励まし、ほんとにありがとうございました。
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アカツメクサ(赤詰草)

2009-05-11 | 野の草花
この季節、庭の草花がぐんぐんと伸びて、一年の中で庭仕事がもっとも忙しい季節を迎えていますが、野も花の賑わいを見せています。
我家の前の空き地には今、アカツメクサの花園が広がっています。ここは季節が巡るとセイタカアワダチソウに、そしてススキ野に変わります。庭は狭くとも、この借景のおかげで、居間の窓は、溢れるほどの緑に覆われます。
シロツメクサ(クローバー)の花で首飾りや花冠を編んだ遠い昔、シロツメクサの花の香りは、今でも淡い思い出として、鼻のあたりをくすぐります。
一方、アカツメクサですが、こちらはシロツメクサのように花径が長くなく、葉の上がすぐ花になってしまうために、リンクを編むことはできません。子供の頃、アカツメクサを見る度に、シロツメクサのように、この花でも編んで見たいと思い、残念に思ったものでした。
今では、手に取ることもなく、その愛らしい花を眺めています。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京国際スリーデーマーチに参加

2009-05-07 | 小さな旅
今年のGW、前半は五月晴れの気持ちのいいお天気が続きました。
少し青空にもかげりが出始めた後半、5月3日から3日間、東京武蔵野で開催された東京国際スリーデーマーチに参加してきました。
このイベントは、東京小金井公園をスタートとゴール地点にして、一日10キロ、20キロ、40キロのコースを参加者の体力に合わせて自由に選んで3日間歩くという大会です。
各コースはさらに、花水木ルート<井の頭・多摩川方面>、サクラルート<多摩湖・玉川上水方面>、ケヤキルート<国分寺・野川方面>の3ルートから選択できるので、全部で9通りの選択肢ということになります。
武蔵野は、もう新緑というより深緑に近く、目に沁みる青葉の中を気持ちのいいウォーキングでしたが、参加者の多くはなかなかの健脚ぞろい、私のように散歩に少し毛のはえた程度のウォーカーには、足取り軽やかというわけにはいかず、3日間歩いた足の裏には、勲章にも値するマメが5つもできていました。終わってみれば、完歩した充実感に、筋肉痛の痛みも心地いい疲労となっていました。

第1日目5月3日 10キロコース(ケヤキルート)
小金井公園~玉川上水~東京学芸大学~野川緑道~小金井街道~小金井公園
 
 

第2日目5月4日 20キロコース(花水木ルート)
小金井公園~武蔵野中央公園~成蹊大学~井の頭公園~深大寺~野川公園~小金井公園




第3日目5月5日 10キロコース(サクラルート)
小金井公園~小平グリーンロード~小平霊園~あじさい公園~熊野宮~小金井公園
 
 
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

連休の仕事・・・鉢の土の入れ替え

2009-05-02 | Weblog
新緑がまぶしく、風は5月の空のように爽やかで、大きく深呼吸したくなるようなそんな気持ちのいい日が続いています。
毎年連休の一日は、古くなった鉢植えの土の入れ替えと決めて、古い鉢を庭に並べて作業をします。なかなかの力仕事ですが、終わると長い間気になっていたことを片付けたような、一仕事終えてほっとした気分になります。最後は、海岸や川原で拾ってきた流木にも観葉植物を入れて、一年の植え替えの締めくくりとします。
このオブジェ拾いは、私の楽しみのひとつで、夫にはよく、海に行っても、山に行っても、足元ばかり見ていると言われるほどで・・・自然が作り出した、少し窪みのあるオブジェはそのまま観葉植物を入れてもしっくりして、なんとも魅力的でこの楽しみは当分やめられません。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする