小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

梅雨の合間

2018-06-22 | ガーデニング

昨日は夏至でした。梅雨も中盤戦、雨と梅雨の中休みが適度に入ってこの調子だとなんとか鬱陶しい
季節も乗り切れそうな気がしますが・・・。

この季節、アジサイには梅雨時の趣があります。我が家の庭ではアジサイが咲きだすと、クチナシの
花もいい香りを放って咲き出します。

雨後の草木は、洗われたようにほんとうに綺麗です。水滴が付いた花や葉は一層輝いて見えます。

先日は友人に誘われて、北鎌倉にある懐石料理「幻董庵」でランチを頂いてきました。細い路地を入
った先にあり、昭和の名女優田中絹代が大船の松竹に通う際に使っていた別邸だったそうで、手入れ
の行き届いた古民家で、中はそのまま客席になっていました。


お料理は、先付、お造り、お椀、焼物、煮物、揚げ物、ご飯とどれも手の込んでいながら素材を生か
したお料理でした。


また、その引き立て役の器も素晴らしく、ゆったりと時間が流れ、静かな古都鎌倉らしい一時を過ご
すことができました。

煎茶の茶碗の底に映る顔

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨の日に

2018-06-13 | ガーデニング

梅雨も風情があっていいなんて思うのは、入梅後ほんのわずかで、あとはやっぱり鬱陶しいと
思うことが多いものです。


孔雀サボテンが今年も蕾をたくさんつけています。平たい肉厚の葉の先に蕾をつけて驚くほど
大きな花を咲かせます。我が家にある孔雀サボテンの花の色は、サイケなピンク色にさらに赤
い花弁、この色の取り合わせは、この梅雨空に上がった花火のようで、私はかってにこの花を
「6月の花火」と呼んでいます。

一方、6月に咲く代表的な花はアジサイですが、先日鎌倉で無数の小さなガクが結集したアジサ
イを見かけました。ここまで細かいガクのアジサイは珍しいなと思いました。
それなのにフワッととても軽い感じがしました。

先日、台風5号の影響でさらに梅雨が追い打ちをかけたような強い雨の中、友人たちと久しぶり
に鶯谷の「笹乃雪」でお豆腐料理を食べてきました。
江戸から多分お店の構えもあまり変わっていないのでしょう。正岡子規や赤穂浪士ともゆかり
のあるお店で、江戸時代にはじめて絹ごし豆富を作り、当時はその豆富が笹の上に積もった雪
のようだったと言われたところから屋号も「笹乃雪」と名付けられたのだそうです。

中央の白和えは、生盛膾(いけもりなます)と言うコースの前菜で、器の周りの精進野菜を中
央の和え衣に付けながらいただくというものでした。
コース最後のうずみ豆富は「豆富茶漬け」とも言って、うずみは「埋もれる」の意味で豆富が
ご飯の中に埋もれる状態になるところからこの名前があるのだそうです。

いずれにしても、久しぶりに会った友人たちとこんなランチを楽しむ年代になったんだなぁと
しみじみ思いました。

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美女か伊達男か?

2018-06-07 | ガーデニング

いよいよ梅雨入り。平年より2日早く昨年よりも15日も早いということですが、もしやこの記録は夏
が長いということになるのかとちょっと懸念しています。

今年もたった1本の我が家の白梅から3.5キロの梅の実の収穫があり、大豊作でした。

毎年漬ける保存ビンには入らず、急きょ長年閉まってあった味噌カメを出して塩漬けにしました。
どんな梅干しになるのか楽しみ!

一昨年の春、美女桜と書かれた種をたくさんもらいました。花壇の隙間という隙間にあちこち撒い
てみたのですが、ことごとく芽を出し、どんな花だろうと楽しみにしていました。昨夏は花は咲かず、
ただ冬も枯れることなくあおあおとしていました。
そして今年、6月に入って蕾をつけて可愛い花が咲きだしました。

美女桜と聞いていたのですが、バーベナとは花の感じが違うようで、ナデシコの仲間の「美女なでし
こ」ではということで落ち着いたのですが・・・花に詳しい友人は「ヒゲなでしこでは?」と、美女
から格下げされてしまいました。


庭のあちこちで咲いている姿はとても可愛いのですが、その旺盛で丈夫な生育はやっぱり「ヒゲなで
しこ」のほうが似合うのかなとも。


山アジサイ「くれない」が綺麗に色づきました。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨入り前に

2018-06-03 | ウォーキング

梅雨前線の動きに今週あたりは梅雨入りの気配が・・・梅雨入り前のお天気は貴重です。空気も乾燥
して、大物の洗濯にも気合が入ります。と言っても、貴重なのは家事ばかりではなく、ハイキングな
どもできればお天気の時に歩きたいところ、先週金曜日に仲間たちと鎌倉祇園山から逗子マリーナま
で歩いてきました。

待ち合わせまで少し時間があったので、鎌倉駅前の大巧寺に寄ってみました。アジサイもそろそろ見
頃を迎える中で、アジサイよりも少し高い位置に白いガクを持ったアジサイが気になりました。

近づいてみると真っ白いガクが1枚だけ、珍しいと思いながら木にかかったプレートを見ると「イワ
ガラミ」と出ていました。
確かに側の木に絡むように蔓が伸びていて、まるで大きな株のようにみえます。

帰宅後、調べたら山地に生えて、岩や木に絡みついて登るところからツルアジサイとも言われている
ユキノシタ科の植物なのだそうです。
また、同じ鎌倉の東慶寺にもこのイワガラミがあって、この時期2週間だけイワガラミの特別公開が
あり、たくさんの見物客で行列ができるほど賑わっているということでした。行列もつくらずにひっ
そりと咲くイワガラミに初対面でき、ラッキーなハイキングの出足でした。

祇園山ハイキングコースから下山、材木座海岸にでました。この海岸には、引き潮時にのみ現れる幻
の港「和賀江島」があります。
鎌倉時代1232年に築かれた日本最古の築港遺跡で、玉石で築かれた港です。
今も玉石がゴロゴロと海岸に敷き詰められ往時をしのぶことができます。またこの港は主に材木の積
み下ろしなどに使われていたようで、それが「材木座海岸」という地名の由来なのでしょう。
満潮の時は海に浮かぶ「和賀江島」             遠くに見える船を繋ぎ止めた石碑

玉石の隙間からヒトデをみつけて


夏は海水浴場で賑わう材木座海岸も今はひっそりと  稲村ケ崎と遠く江の島

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする