真夏を思わせる入道雲と熱中症を心配するほどの暑さが続いています。結局入梅は平年並みという頃に落ち着きそうですね。梅の実が熟す頃に降る雨を「梅」の「雨」と書いて「梅雨」という説もあるそうです。まさしく我が家の梅の実も熟し収穫時、梅干し用に早速塩漬けにしました。
梅雨前のひと仕事を終えて、お天気も続いていたので先日は少し足を延ばして夫とハイキングに出かけました。
行先は、伊勢原市の日向薬師から厚木の広沢寺温泉を経由して、日向薬師に戻るという3時間コース、そろそろ中山道再開を意識してのウォーミングアップのつもりで出かけたのですが、足が攣ったり、ヒルに足首を刺されたりと、難儀な再開第一歩となりました。
家から車で1時間半あまり、伊勢原市日向薬師の駐車場(無料)に車をおいて出発
登山道入り口には、山ヒル撃退のための塩が用意されていました
靴についたヒルが身体に上がってこないように足首に塩を撒きます
これで万全と思ったのですが・・・
お天気は快晴、気持ちのいい初夏の風が頬を撫ぜていきます
いきなり、急な登りが始まります
野生動物の侵入除けの金網フェンス
コースタイムでは30分で日向山山頂ということですが
すっかり老境に入った私たちはとてもコースタイムどおりには行きません。
山頂には古い石祠があり、弁財天が祀られています
鶯の鳴き声が森に響き渡っていました
七曲り峠を過ぎると石の鳥居の先に、大釜財弁天があり
雨乞いのための弁天様が祀られています
林道のわきに、およそ40メートルの一枚岩があり
ロッククライミングのトレーニング用の人気スポットがあります
この日は30度を越す夏日であったにも関わらず
ほとんど汗をかくこともなく気持ちのいいハイキングでした
深い木立の中を抜けると茅葺屋根の美しい日向薬師に到着です
ここは日本三大薬師のひとつに数えられ
本堂や宝殿には数多くの仏像や文化財が保有されています
3時間を超えるハイキングは思ったより体力の消耗もなく快適でした。ところが家に帰って靴を脱げば左の足首が血だらけに、思わず悲鳴を上げてしまいました。(もちろん)すでにヒルの姿はなく、ただ血はまだ流れていました。きっとこの不注意さが久々の山歩きの証ということでしょう。