小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

風薫る

2018-05-24 | ガーデニング

山も里にも新緑がたっぷりと覆って、爽やかな風薫る初夏の季節になりました。ほんとに気持ちが
いいです。


ぶらぶら歩いているとランニングしている2人連れが私を追い越し、一人は伴走者であることに気が
付きました。爽やかな風を切って、どんなに気持ちがいいことでしょう。

今頃、ヤマボウシ・・・
ヤマボウシは、白い花弁に見えるのは実は苞で、この苞葉に包まれた中心の部分が花。花と言うのに
は少し華やかさには欠けるものの、新緑の樹に白い帽子をかぶせたように見えて、その純白さが返っ
て存在感があるなと思って見ていました。

そんなわけでヤマボウシという名前も納得がいっていたのですが、最近このヤマボウシは山帽子で
はなくて山法師であることがわかり、また名前の由来も頭状の茎の先に付いた花を僧兵の頭に、苞
を白い頭巾に見立てたところから命名されたとか、山に被った帽子に見立てた私のなんと大雑把な
ことと、この年齢になってもまだまだ驚きはあるものと、感心もしました。

 今年はバラの勢いが止まりません。どこの庭園も見事に咲いています。このバラの造形はほんとに
見事です。また、新しい品種もどんどん開発されているのでしょうか。
その種類と新種の多さに圧倒されます。 写真は生田バラ園

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カルフォルニア滞在記4(食事編)

2018-05-18 | 旅行

食事は、息子の家に滞在でしたので、ほとんど和食でした。大きな日系スーパーもあり、スーパーの
敷地内には100円ショップ(ほとんどが日本円だと150円ぐらいでしたが)、お寿司やラーメン店も
ありました。

孫2人がドラキュラスープを作ってくれました。
材料はトマト、ニンジン、赤いパプリカ、トマトジュース

材料を切って、柔らかく煮て、ブレンダーでつぶして、トマトジュースを入れて少し煮込みます。
大人はタバスコも入れました。ドラキュラの真っ赤なスープの出来上がり

アメリカの国民食ハンバーガーは2回ほど食べました。

ただ、メニューを指さしてハンバーガーが買えるのではなくて(私は普通のハンバーガーでいいの
ですが)、バーガーの大きさから、パテの焼き具合、挟む具材の種類、ケチャップやマスタードの
量、クーポン券を使うか使わないかまで、それらを瞬時のうちに応えなければならないので、ハン
バーガーひとつ食べるのも大変な思いでした。

 

サンフランシスコの名物 クラムチャウダー

クラムチャウダーはサンフランシスコの名物のひとつで、特に人気なのはフィッシャーマンズワーフ
にある「ボウディン」というお店で、たくさんの人で賑わっていました。

店内にはパン工場が併設されていて、そこからサワードゥという酸味の効いたボール型をしたパン
が籠に乗ってコンベアで運ばれてきます。
そのパンをくり貫いた中にクラムチャウダーが入っていて、パンを崩しながら食べるのですがなか
なか食べきれませんでした。(私などはパンの原型を留めたままでした。)
でもとても美味しかったです。

シーフードあり

カップに入ったクラムチャウダーもよく出てきました。    パスタより海老の方が量が多い!

イタリアンあり


韓国料理もあり

中華料理もありで、食事が合わないということもなく、食欲全開でした。

アメリカのレストランでは、食べきれなくて残してしまったお料理は、ドギーバッグ(doggy bag)
といってお願いするとこんな容器を出してくれます。子連れの場合はどうしても食べきれないので、
このシステムはエコーを考えてもいいなと思いましたが、果たして湿気の多い日本では衛生管理上、
ちょっと心配でもあるなと思いました。

カルフォルニア滞在記、なかなか写真の整理ができずに、読んでいただくのには少し間があいて
しまいました。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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カルフォルニア滞在記3 (ヨセミテ国立公園)

2018-05-15 | 旅行

サニーベイルからヨセミテまでは車で5時間ほど、車はひたすらハイウェイを飛ばし、ぐんぐん高
度を上げながら山道を登ります。ヨセミテのシーズンは5月ごろからでこの頃から花の群落も見る
ことができるということでしたが、訪れた時はまだ山側には残雪もみられました。

ヨセミテ公園の入口で入園料を払う予定でしたが、孫が通うアメリカの5年生の学年では、授業で
ヨセミテ国立公園について学習する対象になっているということで、入園料も無料になるというパ
スをもらい3日間を過ごすことになりました。
ところが、公園内と言っても広く、この入口からヨセミテバレーと呼ばれる渓谷の中心にあるビジター
センターまで、さらに1時間ほどかかります。


ヨセミテバレーは、ヨセミテ国立公園の中央に走る渓谷で、岩盤の峰、蛇行する川、高くそびえる
針葉樹が目の前に広がります。このヨセミテ渓谷はヨセミテ公園の1%にしか過ぎず、残りは手付
かずの大自然がそのまま保護されているわけですから公園と言っても驚くばかりです。

このバレーに向かうときに通る、トンネルを抜けたところから見るヨセミテの代表的な景色「トン
ネルビュー」は世界屈指の絶景と言われています。
夕刻近く深い谷に陽は落ちていたのですが、それでも目の前に映し出された景色は忘れがたいもの
でした。

翌日は、再度入園したのですが広い公園内とは言え、自然保護上駐車できる場所は限られているの
で駐車場探しに時間がとられ、結局この日は公園内で過ごしたのは半日ぐらいでした。

運よく駐車することができた場所から遊歩道を通ってブライダルベール滝を見ることができました。
この滝は渓谷から流れる水量が多く高さは188メートル、離れてみると白い霧が広がり、流れ落ち
る水が風になびいて花嫁のベールのように見えるところから名前がついたのだそうです。



ところが滝の近くまで行くと、風に舞う水しぶきでびしょぬれになります。風の向きによってはほ
とんど前方視界不良、カメラを胸にしまい込んで退散です。

この日は、午後にはキャンプ場に戻り、森の中に響く小鳥たちのさえずりを聞きながらの森林浴に
ゆったりとした時間を過ごしました。

孫たちはコンドミニアムの建物の前に流れる渓流で遊んだり、大人たちは早めの食事を作ったりしま
した。

最終日は、駐車場の確保のために朝7時過ぎには入園しました。公園内に入りビレッジの近くの駐車
場に運よく止めることができて、ヨセミテ滝の近くをトレイルして、この大自然を堪能しました。

巨大な花崗岩、ヨセミテはこの花崗岩の峰々から成り立っているそうです。岩の隙間に入り込んだ
孫が豆粒のように見えます。                 まだ深い雪のところも

トレッキングコースも充実している

ヨセミテ滝
北アメリカでは、このヨセミテ滝が一番落差(739メートル)があるのだそうです。この季節は雪
解け水で一番の迫力があったかもしれません。


アッパーフォール、ローワーフォール、カスケードと3段からなり、ところが夏にはほとんど水が
なくなってしまうということですから雪解け水の力とはすごいと思いました。


3日目を過ごしたビレッジ周辺は、観光客が集まる一番人気のスポットが集中していて、体力的に
もそんなにたいへんな思いをしなくても、大自然のもつ雄大さと力強さ、また言葉では言い表せない
ほどの美しさをしっかり心におさめた3日間でした。

ハーフドーム
ヨセミテのシンボル的存在で、巨大な岩壁で丸いドームを縦に半分切ったような形をしている
標高は2700メートル


エル・キャビタン
世界最大の1枚岩、約1095メートルの高さに垂直にそびえる一枚岩

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カルフォルニア滞在記2(サンフランシスコを訪れて)

2018-05-08 | 旅行

サニーベイルを出発した時は真っ青な青空でも、1時間ほどハイウェイを走り、サンフランシスコ
に着く頃はあのカリフォルニアの真っ青な青空はどこへと不思議なくらい、お天気は変わっていま
した。サンフランシスコは「霧の町」としても有名で、お天気が良く変わるのだそうです。

サンフランシスコ科学博物館
1日目は長男家族と、まずサンフランシスコ科学博物館に行きました。館内には地下に水族館、
1階からは展示室となり、様々な科学に関する体験も充実していて、プラネタリウムも完備されて
いました。海中の生物たちの生態の話だったようで、私はリクライニングシートの気持ちよさと、
子守歌のように聞こえてくる英語に、思わず睡魔に襲われてしまいましたが・・・。

ドーム型の熱帯雨林園では蝶や鳥が放し飼いになっていて、中に一歩踏み入れたら、何か懐かしい、
あっ!この湿気、日本の空気のようだと思いました。

フィッシャーマンズワーフ
ここは、サンフランシスコを代表する人気の観光スポットで、たくさんの人でにぎわっていました。

湾に突き出たスポット「ピア39」あたりは、波止場らしい雰囲気を残しながら、シーフードの屋台
やショッピングモールなどが軒を連ねています。

ゴールデンゲートブリッジも見ることができます。




アルカトラズ島
アルカトラズ島は、フィッシャーマンズワーフ沖3キロメートルのところに浮く島で、断崖絶壁なうえ
に、この島を取り巻く海は速い潮流と低水温、脱獄不可能な連邦刑務所があった島ですが、今では
サンフランシスコきっての観光スポットになっています。
島内は限られたスペースなので予約でしか行くことができず、長男が数か月前からチケットを予約し
ておいてくれました。



アルカトラズ島行きのフェリーから、サンフランシスコの街を望む

この島に渡り、島内をオーディオガイド(各国の言語がありました)に沿って、ツアーで回ることが
できます。

私は、刑務所と聞いていたので気が進まなかったのですが、このオーディオツアーを聞きながらセル
ハウス(刑務所)を歩いていると、暗い側面だけではなく、ミステリアスな脱獄を企てた痕跡や、こ
の独房から世界的に有名な鳥の研究者が出た話、常に絵を描いていた囚人など、ひとつのドラマのよ
うで、数多くの映画や本のテーマにもなったことなど興味深いと思いました。

刑務所官史クラブ跡            監房の間を走る中央通路でブロードウェイと呼んでいる

ケーブルカー
観光案内所でチケットを購入して、この近くから発車するケーブルカーに乗り込みます。
ターンテーブルでケーブルカーの向きを手動で変えて出発です。

ライディングボードと言って立ち乗りすることもできますが、ここは坂の町しっかり捕まらないと振
り落とされてしまいそう、もちろん私は椅子席の車両でゆっくり外の景色を楽しみました。

ケーブルカーを途中下車して、坂道を上り、パリのノートルダム寺院がモデルと言われているゴシッ
ク建築のグレース大聖堂を時間の都合で外から眺めました。

サンフランシスコは言わずと知れた坂の町、停車しているどの車もハンドルを切って前輪を斜めに
駐車していました。


1日目は長男家族と2日目は夫とサンフランシスコで過ごしました。サニーベイルに戻るのには、サン
フランシスコとサンノゼを結ぶ列車カルトレインに乗って帰ってきたのですが、チケットを買うのに
四苦八苦、日本のように行先ボタンを押す券売機と違い、時間やらゾーンの選択やら、聞くのにも駅
員はいないし、いつも長男家族に頼っていたことを反省したのでした。

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カルフォルニア滞在記1(サニーベイル)

2018-05-06 | 旅行

サンノゼ近郊、サニーベイルでの日常

長男のアメリカ赴任も8年、前半はニューヨークでしたが、その後カルフォルニア州サンノゼのシ
リコンバレーに勤務が移動し、夫とはじめて長男家族の住むサニーベイルを訪れました。
4月12日、アメリカカルフォルニア州のサンノゼ空港に降り立ちました。
空港に降りたらみんなダウンなどを羽織っていて、空気もひんやり風も冷たくビックリしました。
ただ、これは始めの1週間ぐらいで、その後は抜けるような青空と気温も24,5度と爽やかな快適な
日が続きました。

孫たちはすっかりアメリカの生活に溶け込んで現地の学校に通い、日常は日本と変わりない生活を
送っていました。

家の敷地も道路も広々と、またパームツリーの木が目立つのは、ここカルフォルニアが地中海気候に
属し、温暖で湿度も低くカラっとしているからでしょうか。抜けるような青い空にパームツリーが映
えて、まるでリゾート地にいるような錯覚さえ覚えます。


緑も多く、スズカケの街路樹が目立っていました。

近くの公園でリスも見かけました。

ほとんど毎日、15分圏内(と言っても車ですからどこを走っているのか、道路も幅広いのでだいぶ
遠くまで行っていると思います)。

日本食のスーパーは、なかなか充実していました。見覚えのあるパッケージ、つい値段も比べてしま
いますが、ほぼ1.5倍といったところでしょうか。

お豆腐や味噌、納豆などは陳列が何段もあって、メーカーも味の種類もいろいろ、やはり異国では
忘れられない故郷の味なのでしょう。

広告も新聞に折込というわけにはいかないようですが、ポストに投函されているようです。
握り寿司と天ぷらの盛り合わせのお弁当も・・・。

一方、アメリカのスーパーはアメリカの豊かな大地を感じさせました。
お肉、チーズ、ワインコーナーしかり、果物の種類も多くカット野菜の種類の多いのには驚きました。
いったいこの四角くカットされたスイカはどんな大きさなのでしょうか。

サンノゼ近郊
カルフォルニア周辺は、ワインの産地でもあり、大小のワイナリーが点在しているようでした。
近くのワイナリーに連れて行ってもらいましたが、広がるブドウ園の脇に小さな建物があり、ここで
ぶどうの生産からワインの製造まで行っているようでした。中ではたくさんのお客が試飲しながら、
お気に入りのワインを求めていました。

カルフォルニアワインはブドウの収穫時に雨が降らず、そのために糖度も高く美味しいのだそうです。

カルフォルニア大学バークレー校
車でサニーベイルから北へ1時間ほどカルフォルニア州バークレーに、カルフォルニア大学バークレー
校があり、ここはカルフォルニア大学の発祥の地で古い歴史を持っています。

現在までに70人以上のノーベル賞受賞者を輩出している名門校のキャンパスを訪れてみました。


秀才揃いの畏れ多きと思いきや、カルフォルニアの明るいキャンパスは自然豊かな森の中に校舎が点
在し、学生に混じって私たちも自由に構内を散歩することができます。

ライブラリー(図書館)も覗き、ドアの向こうでは熱心に討論している姿も垣間見ることができまし
た。アカデミックな中にも開放的な、いかにもアメリカらしい自由さを感じることができました。
また、学生はアジア系の若者が多い印象でした。

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