小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

円錐形のイチョウ並木

2017-11-26 | ガーデニング

今年は一足早く冬が訪れ、すでにダウンのコートが手放せない寒さが続いていましたが、
今日は寒さも和らぎ、紅葉した木々から舞う枯れ葉にも寒さをあまり感じませんでした
が、朝晩の冷え込みはやはり厳しい寒さの到来を告げているのでしょう。

親しい友人を亡くしてすでに4年が過ぎ、その友人が眠る青山墓地へ会いに行くのは、い
つの間にか桜の咲く4月と外苑前のイチョウ並木が色づく今の季節になりました。
一昨日は、見事な青空が広がりました。
桜が満開の頃は人出も多い青山墓地周辺、ひときわ大きな桜の樹の近くに友人は眠り、
この桜の樹を目当てに彼女の居場所を探すのですが、落葉して裸の枝を伸ばした桜の樹々
はどれも同じような大きさに見えてしまい、なかなか探すのに苦労してしまいました。

一歩道路を隔てた青山通りの神宮外苑前のイチョウ並木の黄葉は今がちょうど見頃でした。


絵画館に向かって道路の両側に2列ずつ4列が端正な円錐形の樹形に整えられ、尖った姿が青空に
映えて、とても美しいイチョウ並木だと思いました。

 ただ、あまりの人の多さに、絵画館前の広場ではイチョウ祭りも行われているようでしたが、
人の多さにも圧倒されて早々と引き上げてしまいました。

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銀杏の黄葉

2017-11-16 | ウォーキング

ツワブキは、深まった秋に陽の暖かさを閉じ込めているような、そんな温かみのある色だと思いま
す。この花の花期が終わると、いよいよ本格的な寒さがやってきます。

紅葉も一気に進み、北の国からは雪の便りも聞かれるようになりました。
どこも、今秋の紅葉はとても鮮やかに思います。この1週間、山を歩いても街を歩いても見事な
銀杏の黄葉を目にすることができました。

春の青葉の中では銀杏も目立たなかったのに、まるで花が咲いたように一斉に鮮やかに黄葉し、
ハッとさせられます。はらはらと落葉するさまも趣がありますが、地面に敷き詰められた銀杏の
絨毯は圧巻です。こんな銀杏の一時をこれからの季節楽しみたいと思います。


隣同士に並んでも、黄葉の違いが


陽だまりの黄葉

あるお宅の生垣に紙袋がぶら下がっていました。近づいてみると「朝顔の種です。もし、よろしか
ったら自由にお持ち帰りください」と書かれていて、紙袋の中には朝顔がそれぞれ花の色別と種類
別に小分けされていました。私にはとても思いつかないことで、たくさん種がついてしまった植物
などは来年撒く分だけを取って、花友達に分けることはあっても、植物ごと抜いてしまうことが多
いのに、花を大切に育て咲かせた持ち主の方のやさしさに触れた感じがしました。

今夏朝顔が咲かなかったこともあって、白色とメリーゴーランドの朝顔の種をいただいてきました。
来年、大切に育てようと思います。

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一気に秋は深まり

2017-11-07 | 小さな旅

今までの悪天候を取り戻すかのように、見事に晴れた連休でした。庭の菊が香り、葉が色づき、
秋の陽を惜しむかのように小さな庭も輝いて見えます。

連休はどこも紅葉狩りで道路も渋滞が予想されたので、なんとか渋滞にハマらない行先はと考え
て千葉方面に目を向けました。
久里浜からフェリーで金谷港に渡り、美味しいお寿司を食べるというのが大きな目的!
ただ鋸山は、金谷港から目と鼻の先なので、以前ロープウェーを使って鋸山の展望台に行ったこ
とはあるので、今回はお天気もいいので歩いて鋸山に登ってみようということになりました。

久里浜のフェリー乗り場の駐車場に車を置いて、8時20分久里浜発千葉の金谷港まで40分の船旅。
カモメが人にもよく慣れているのでしょう。デッキに出るとよく頭上を飛んでいきます。


鋸山山頂へのアクセスは、いくつかコースがあり、難易度の高い沢コースは以前、このブログの
コメント欄に書いてくださるkurakさんが登り大変だったことを思い出し、このコースは避けて、
昔房州石を切り出し、石切り場から麓までの運搬に使われた車力道コースを選ぶことにしました。

鋸山は標高329メートルですが、ほぼ海抜0メートルから登るので、それなりの厳しい登り道が
続きます。
この車力道は、車力と呼ばれる女性たちによって、1本80Kgの房総石3本を「ねこ車」と呼ばれる
荷車に乗せてこの急坂を引きずり下ろし、麓や港に石を下ろした後は、ねこ車を背負って石切り場
まで坂を上り、一日三往復もの重労働であったと石切り場の歴史板に書かれていました。
産業遺産として当時の繁栄を物語ることもできますが、一方でその労働はどんなに過酷なものであ
ったかと、車力道に刻み込まれたねこ車の車輪の跡を歩きながら思いました。

切り立った石切り場の跡と洞窟


鋸山の頂上は、名の通り鋸の刃のようなアップダウンが続くので、山頂は視界もあまり開けていま
せんでした。
展望台からは、保田方面がよく見えました。

伊豆箱根方面も開け、かすかですが正面に富士山も捉えることができました。

おっとノコンギクと見間違いそうに、ダイモンジソウが岩肌に咲いていました。


午後1時半、金谷港に着きました。なかなか変化に富んだ楽しいハイキングでした。
この日の目的、美味しい地魚のお寿司にもありつけて大満足でしたが、写真を撮り忘れてしまい
ました。

晴天に恵まれ、この日の秋の空は格別でした。

山の木々の合間から見た秋の雲


海から見た秋の空は広く、高く


夕日と雲が織りなす秋の空

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