小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

秋の風に揺れる ノコンギク

2008-10-26 | 野の草花
窓辺まで届いていた虫の音がいつの間にか静かになり、忙しがって少しブログから離れている間に、木々は秋の色に染まり、秋がぐっと深まってきたことを感じるようになりました。
久しぶりに歩いた野のあぜ道に、もう花の盛りを過ぎたノコンギクがひっそりと咲いていました。
野菊の仲間で私のわかるのは、この薄紫色のノコンギクと、もう少し色濃く咲くヨメナでしょうか。
 「遠い山から吹いてくる こさむい風にゆれながら 気高く清く におう花 
          きれいな野菊 うすむらさきよ」
と、この懐かしい野菊の歌は、やはりヨメナではなく、ノコンギクではないかと、秋の風に静かに揺れて咲くノコンギクを見て思いました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハナツルソバのたくましさ

2008-10-15 | ガーデニング
いつしか秋も深まり、庭の菊の蕾もだいぶ膨らんできました。秋の日はつるべ落とし・・・、花は咲き急いでいるかのように、あっという間にシュウメイギクは花を落とし、金木犀の花の香りもいつか通り過ぎ、道端は黄色い絨毯となりました。
そんな秋の日に、飽くこともなく根を張り続け、小さな花を次から次へと咲かしているのがハナツルソバ、花の色も一層鮮やかになってきました。コンクリートの地面のひび割れに落とした種が芽をだして、せっせと陣地を広げています。夕陽に花も葉も輝き、この花には「花のはかない命」より「たくましい命」を感じます。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

数珠玉の想いで

2008-10-06 | 野の草花
秋の野道で、この数珠玉に出合うと「あっ、数珠玉!」とつい手が出てしまうのは、子供の頃の遠い記憶が蘇るからでしょうか。黒くつやつやと熟した玉になるのを待ちきれずにまだ青い玉も取ってしまった子供の頃。一粒一粒割れないように繋いで作った首飾り、母から余り切れをもらって作ったお手玉、どれも女の子の宝物だったように思います。
それにしても、私はこのお手玉遊びがとっても苦手でした。宙にお手玉を投げた瞬間に次のお手玉を握って、それも宙へと。私の場合は、投げたお手玉はいつも手元に戻らず、あっちこっち落下して、いつも悲惨な結果でした。それでもいつも手元にあった数珠玉のお手玉。懐かしくもあり、それでいて、またちょっと可哀想なあの頃を想いだしてしまいました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする