小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

甲州街道第3回(府中宿~八王子宿)

2023-03-31 | 街道歩き

桜は満開になったものの、花冷えのする雨模様の日が続いていました。
予定していた日も、また翌日も雨で、桜も満開を過ぎるのではと心配していましたが、先週3月27日にやっと決行することができました。
家を出たのが、8時25分、先回の到着駅京王線東府中に下りたのが10時20分でした。
旧甲州街道は駅前の国道229号線よりスタートです。

道路をはさんで北側が新宿、南側が八幡宿内の地区となります


10:45 大國魂神社
交通量の多い国道の南側には、武蔵国総社である大國魂神社が鬱蒼とした
欅の森のなかに鎮座しています

武蔵国の一宮から六之宮までを合わせ祀っています
平日に関わらずたくさんの参拝客で賑わっていました


11:10 現存している高札場
甲州道中と鎌倉街道が交叉する、府中宿の中でもっとも賑わったところで
昔は札の辻とも呼ばれていました。高札場が当時のまま残されています

北側には、蔵造の酒屋も残り、隣には問屋場跡もありました

11:20 高安寺
大きなお寺が続きます

足利尊氏が安国寺として建てたもので
境内には藤原秀郷の秀郷稲荷がありました


11:40 旧本宿村の名主を務めた内藤家の冠木門

11:50 秋葉大権現の常夜灯
本宿村は台地に位置していたため、度重なる火災に苦しみ
この地に寛政4年、火防の秋葉大権現の常夜灯を祀ったということです

12:15 野保天満宮
湯島天神、亀戸天神と並び、関東三天神のひとつ
藤原道真の三男道武が父の死後父の像を彫り、この地に祀ったと言われています

                撫で牛
神の使いとして信仰の対象である御神牛、撫でるとご利益があるとか
社殿は、鳥居をくぐって石段を下った右に回り込むようにあります

しばらく街道を進みJR矢川駅近くで、やっとランチの場所をみつけ遅いお昼にありつけました。

14:00
日野橋の交差点を過ぎて、旧甲州街道標識に沿って進むと多摩川の土手にでます
このあたりはみごとな桜並木が続いていました。


14:20 多摩川にかかる立日橋を渡ります

日野の渡し場跡を伝える石碑があり、多摩川もだいぶ川幅が狭くなってきました
江戸の中期から大正時代までは渡しが使われていたということです
多摩都市モノレールも川を渡ります

14:30
日野宿に入ります。宿場へは、敵の軍が攻め込まないように鍵型に作られていたようです。
現在でも奥多摩街道入口の交差点は直角に曲がっていました
右側には大きなスポーツ公園があり、ここの桜もみごとでした


14:50 日野宿場の中心
風格ある蔵造の洋風建築は、日野宿の名主を務めた有川家

日野宿は東西9町で、都内で現存する唯一の本陣があり
名主と問屋場を兼ねた上佐藤家と下佐藤家が務めていました


15:00
日野街中を通り、八坂神社の向かい側にわずかに旧道が残っています
鍵型の道を左折して日野駅の線路をくぐります

ここから、大阪上通りと呼ばれている長い急坂がつづきます
坂を上がりきると、日野自動車本社・日野工場の大きな敷地が続きます
江戸日本橋より十里目の「日野台の一里塚」があったようですが確認できませんでした

15:55 高倉稲荷神社
浅川は将軍家に献上された鮎が名物だったとか

国道16号線を横断します。浅川に架かる大和田橋を渡るとまもなく八王子宿に入ります

17:15 竹の鼻の一里塚跡と永福稲荷
竹の鼻公園内に「史跡一里塚跡」という碑があり、江戸日本橋より十一里目になります

この碑のとなりに永福稲荷があり、この地の鎮守として境内には芭蕉の碑もありました

 

17:30
この先のJR八王子駅で、この日の行程を終えました。薄曇りの暑くも寒くもないウォーキングでいい日和でしたが、家に帰ってから疲れがどっと出てきました。
歩いている時はあまり疲労を感じなかったのですが、年々、体力的には疲労が溜まりやすくなっているのでしょうか。この先の甲州街道、気を付けなければと思いました。
歩数:36099歩 歩行距離:15.8Km

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桜前線、特急並み

2023-03-25 | ウォーキング

桜も満開になって、もう春本番と思っていた矢先の天気予報は、連日の雨マーク!
今日はまた、季節は一気に冬に後戻りかと思うほどでした。この寒さに震えあがったのは人間だけではなく、満開を迎えた桜もではないでしょうか。

それにしても、今年の桜はあちこちで一気に満開を迎えたように思います。
例年ですと都内の桜が満開になったと聞いてから、そろそろ横浜かなと思い近くの公園の桜の様子を見にいくのですが、まだ三分咲き五分咲きだったように思います。
ところが今年は 関東以西でも、すでに開花・満開になっているようです。東北地方にも観測史上最早の開花予想だということですので、桜前線は特急並みに北上ということでしょうか。

運よく、今週は出かけることが多く
満開の桜に出合いました

鎌倉鶴岡八幡宮 源平池の桜


雨模様でしたが、友人のお墓参りで青山墓地へ

満開の桜はあふれんばかりのボリューム


我が街の桜まつりは、たしか3月25日 あいにくの雨!



春を告げる花があちこちに
ミツバツツジ             ボケの花     

馬酔木              幹にも満開の桜

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甲州街道第2回(京王線明大前駅~京王線府中駅)

2023-03-12 | 街道歩き

甲州街道ウォーキングの2回目を2月下旬に歩きました。今までの街道歩きと違って、ただただ高速下の国道の車の行きかう中、昔の街並みの面影があるわけでなく、季節を感じることもなく歩きました。
甲州街道のブログを更新しようにも、ちょっと気が進まないのも確かでしたが、3週間前を思い起こし、なんとか記録しました。

10:00 明大駅前をスタートします
商店街スズラン通りを抜けて国道にでると国道上には首都高速が通り、この直下の側道を歩いていきます。
北側には玉川上水跡が暗渠となって遊歩道、公園になっていました。


10:50 宗源寺
境内の不動堂がかって高台にあったため「高井堂」と呼ばれ、これが高井戸の地名の由来となったと言われています

まもなく、高速道路は右手にルートを変えて、江戸から4里目の一里塚跡の案内板があります
「甲州道中一里塚跡」都心から初めて一里塚跡とは言え、その形跡だけでも確認できました


11:45  大橋場跡(親柱「武州千歳村大橋場の跡」
鳥山用水に架橋されていた金属製の親柱と石仏、すでに暗渠化された用水の跡


昔の街道筋を忍ばせる風景は残っていませんが、この道筋そのものが街道だったようです


12:40 里程跡
給田の交差点を過ぎた右手の民家の庭先に、明治3年建立の「新一里塚」あり、
内藤新宿を起点とし甲州街道に建てられた新しい一里塚だということです。

                  仙川をを渡ります
13:00
仙川駅入り口交差点近くに仙川一里塚の碑があり、江戸日本橋より五里目


まもなく、草に半分隠れるようにあるのが瀧坂旧道の石碑で
この瀧坂道は雨が降ると瀧のように流れる急坂の難所で唯一残る旧甲州街道、現在は穏やかな坂


13:40 野川


13:50旧甲州街道入口

旧甲州街道入口交差点で二叉となり、現在の調布駅を中心に国領、下布田、上布田、下石原、上石原のご宿場がつづきます。
ただ、五宿合わせて一宿の機能をもって「間の宿」のような宿場だったようです。

14:40 小島の一里塚跡 江戸日本橋より6里目

樹齢200年を越すエノキが塚木だったようだが、危険防止のために伐採されてしまったようです。

15:00 常夜燈と近藤勇の銅像

勇は天保5年多摩郡上石原村(現在の調布市)で生まれました

だいぶ午後の日差しも傾け始めたころ、この先の府中市に兄が住んでいるので、在宅か電話をしたところ「折角近くに来たのなら、是非会おう」ということになりました。
義姉とともに街道途中まででてきてもらい、4人で街道筋のレストランでおしゃべりと早めの夕飯を一緒にとり、この日の甲州街道中ウォーキングを終えました。
歩数:34102歩 歩行距離:15.3Km

 

 

 

 

 

 

 

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春到来の予感

2023-03-06 | ウォーキング

弥生三月、すでに6日目!「一月行って、二月逃げて、三月去って」ということわざ通り
新しい年が明けたと思ったら、あっという間に三月、ほんとに月日が経つのが早いです。
もう少しゆっくり過ごしたいと思っていたのですが・・・でもこのはやる気持ちは多分、春を待ち焦がれている期待の大きさなのかもしれません。

 先週末、友人たちと大船フラワーセンターに「そろそろ玉縄桜が満開の頃では」と思って出かけてみました。まさに満開、河津桜の後を追うように桜の季節が到来はじめました。


玉縄桜は大船フラワーセンターの近くにあった玉縄城から名付けられ
ソメイヨシノの早咲きのものの中から選ばれ、育成されたもので
大船フラワーセンターのオリジナル品種


菜の花を映す水面も水温む


コブシの蕾も膨らんできました


梅の花はサクラと違って息が長い
まだまだ楽しめそうです


温室で珍しい花に出合いました(画像左)
黄色い椿(キンカチャ)
中国・広西省南部で1965年に発見、当時中国の天然記念物にも指定されたそうです
その後、持ち出しが解除され日本に渡来したといわれています

                   バナナの花(画像右)

今日は啓蟄、虫たちが動き出し春めいてきました
スギ花粉も大量飛散、辛くもあり、楽しみもあり!

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