小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

東海道五十三次  鈴鹿の関宿の街並み

2007-11-28 | 旧東海道歩き
鈴鹿の関があった関の街に足を踏み入れると、当時にタイムスリップしたような連子格子の古い家並みが続きます。しかも、この街並みは電柱を取り払い、当時の宿場の街並みが見事に再現されています。すでに国の伝統的建造物群保存地区に指定され、ここに住んでいる人々の歴史景観保存への努力を街の随所に感じることができます。


銀行もポストも街にしっくりなじんでいます。



鉄の馬繋ぎが残っている軒先


旅人のお茶請けとしても、当時からあった餡入りの白玉団子のお店。


関の地蔵院、その中に安置されているお地蔵さんは「振袖着せて奈良の大仏さん婿にとろ」と鈴鹿馬子唄にも歌われるほど美しい木造のお地蔵さんだということですが、お堂の深いところでは姿をみることは出来ませんでした。


この歴史的な家々が残る街を歩いていると、今も昔と変わらない人々の暮らしの営みを垣間見ることができます。


来年、雪が解ける頃に、鈴鹿の峠を越え、近江の国に入る予定です。
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東海道五十三次 亀山宿~関宿(前編)

2007-11-27 | 旧東海道歩き
先週の連休を利用して、日本橋から104里半、46番目の宿「亀山宿」から「関の宿」まで歩いてきました。旧東海道ウォークも後半になると往復に時間がかかるので、できれば何泊かしたいところを、ちょっと介護の始まった三四郎(小さな庭の管理犬)を置いて家を空けることができなくなったこともあって、今年最後の旧東海道は日帰りとなりました。
JR関西本線亀山駅に降り立ったのは、すでにお昼近く、空は曇天、時々冷たい雨が降り出していました。
亀山の古い城下町を過ぎたあたりに、亀山城址の石垣が見えてきました。残っているのは石垣と多聞櫓だけですが、「胡蝶城」とも呼ばれるほど美しく風格のある姿でした。


亀山城近くに亀山藩家老職の加藤家の長屋門と土蔵の古い佇まいが残っていました。


亀山宿のはずれにある野村の一里塚は、当時は道の両側に対で植えられたもので、現存は片方だけですが、当時よりもひとまわりもふたまわりも大きくなったりっぱな椋の古木でした。


東海道は鈴鹿川岸に沿って続き、思ったより交通量の多い土手からは、遠くに鈴鹿の山並みが灰色に煙っていました。


街道沿いの古屋には、時の流れを感じるレトロな看板がまるでスクラップのように貼られ、中にはこの秋、政権交代したばかりの前総理のものも一緒に並んでいました。


どこも色とりどりの菊が花盛り!その中に元気なダリアが咲いていました。


関の宿へと続きます。
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一輪のインパチェンスから・・・

2007-11-15 | ガーデニング
紅葉前線がだいぶ南下して、各地の紅葉スポットは赤や黄色に染まり、我家の庭にも色鮮やかとはいかないまでも、花ミズキの枯葉が舞い、秋がぐっと深まってきたことを実感します。朝晩の冷え込みは、また季節が冬に近づいてきたことも感じさせます。庭のインパチェンスが名残惜しそうに、最後の花を細々と伸ばした茎の先に咲かせ、夏が消えてしまったことを知らせます。あの厳しかった夏は遠い記憶となってしまいました。
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マリーゴールドのルーツは・・・

2007-11-08 | ガーデニング
インドのお正月と言われているディワリが近づいて、インドではどこもお祭りモードだとテレビで報じていました。家々では華やかに飾り付けが始まり、市場にはいろいろな花のレイが山積みされ、その中には、マリーゴールドのレイも映っていました。それは、紛れもなく我家に今咲いているマリーゴールドと同じ種類ではないかと思いました。昨年、友達からマリーゴールドの種を分けてもらい撒いたら、この夏の酷暑にも負けずグングンと背が高くなり私の腰の高さほどになりました。咲いた花は、今まで私が見たマリーゴールドよりひと回りもふた回りも大きく、香りも強く、とても大陸的な感じがします。マリーゴールドは、インドでは寺院の祭壇や神殿に飾られる「聖なる花」なのだそうです。一握りの種から、見事に咲いたマリーゴールドを見て、来年も是非、種からマリーゴールドを育て、たくさんの花を咲かせてみたいなと思いました。
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稲ワラに思うこと

2007-11-05 | Weblog
車で1時間も走ると、こんな懐かしい風景に出会いました。
すっかり稲刈りが終わって、肩を寄せ合って整然と並んでいる稲ワラたち!
スーパーで「新米」とパッケージされたお米を「もう、新米の季節なのか」と、さほど感慨もないまま口に運んでしまうけれど、刈り取られ、稲ワラだけが残された田んぼを見ると、改めて今年のお米の出来具合が気になりました。この夏の猛暑は稲作にどんな影響を与えたのでしょうか。昔は少なくとも田んぼが身近にあって、稲の生育とそこに働く人々が日常の一部であったのに・・・いつのまにかお米を作る現場と、食べることが切り離された生活になってしまっていることを思いました。稲ワラの束が、秋の陽に長い影を落していました。
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トウガラシをやめた?観賞用トウガラシ

2007-11-02 | ガーデニング
色が少なくなった夏の終わりの花壇に、彩りをと観賞用トウガラシを植えたのですが、もう数ヶ月間も変わらぬ真っ赤なかわいい実をつけて花壇を賑やかにしています。食用にするトウガラシは乾燥すると「鷹の爪」と呼ばれるように、あの辛さから、いかにも炎のような激しい色を連想しますが、観賞用のものはなんとも穏やかで、「もうトウガラシはやめたの?」なんて、問いかけたくもなります。下を向いて実を付ける植物が多いなかで、しっかり上を向いて童子の赤いほっぺのようにみえます。
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