小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

てんさぐの花 (鳳仙花)

2008-07-31 | ガーデニング
鳳仙花の花が咲きだして、庭では懐かしい赤色が揃いました。
「明治・大正・昭和に凛々しく生きた日本の女性作曲家を歌う」と題して、フランス在住のソプラノ歌手奈良ゆみさんのコンサートを聴く機会を得ました。その中で、沖縄出身の作曲家である金井喜久子さんの民謡「てんさぐの歌」を聴いて、それぞれの時代に強く生きた女性のメッセージを聴く思いがしました。そして、真夏の太陽の下で、今も昔と変わぬ咲く鳳仙花にもまた、その花の強さを感じました。
てんさくの花は つめさきに染めよ
親のみおしえは胸に染めよ
天に輝く星は よめばむねをたかめ
親の真心はそれにまさる
夜走る 舟はにぬは星めあて(にぬは星・・北斗七星)
私の父さま母さま 私 めあて
 ○鳳仙花の花は爪先に染めて 親の説教は心に染めなさい
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真夏の夜に・・・月下美人

2008-07-25 | ガーデニング
毎日焦げるような猛烈な暑さです。昼間、庭の草花はこの暑さにじっと耐え忍んでいるように見えます。
例年ですと、6月に咲く月下美人が今年は、7月に2度も咲きました。昼間確認したつぼみの数は6個、これは今夜期待できそうと、待つこと午後9時過ぎ、一斉に芳しい香りを辺りに漂わせて、花開きました。赤いガクを花弁から反り返るように外し、昼間の暑さを忘れさせるかのように、力強く純白の花が咲きだしました。そして数時間後には、花を閉じ、翌朝には風船を萎ませたような無残な姿になってしまうなんて、なんと潔いのでしょう。
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シモツケソウ

2008-07-21 | 野の草花
先週末、富士五湖方面にドライブを楽しんできました。この時期、山道を少し逸れて、林の中で出会えるのがシモツケソウ。これは私が子供の頃から慣れ親しんだ花のひとつです。最近では、園芸種としてもでていますが、もともとは山野草。
深い緑の中の柔らかい薄いピンクの小花は、少し頼りなげにも見えますが、小花が房となった花姿を「霜の降りたような」と例えられるように、群生している様はあたりが淡いピンク色に染まっているようにも見えます。
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フランネル草

2008-07-14 | ガーデニング
この2,3日のかんかん照りは、梅雨の最後の気配を感じる事もなく暑い夏に突入しようとしています。アジサイもアガパンサスもすでに、色褪せて、すでに梅雨の季節が通り過ぎたような感じさえします。やはり、アジサイの紫色、アガパンサスの水色は梅雨の色だったのでしょう。
今、照りつける太陽をものともせず咲いているフランネル草。灼熱の太陽をしっかり見据えているようです。こんな原色に近い色の似合う夏の季節を今迎えようとしています。
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はるじょおん ひめじょおん

2008-07-09 | 野の草花
春から夏にかけて、野辺に楚々と咲く白い小花。この時期に咲くのは、はるじょおんではなくひめじょおんでしょうか。このふたつの花はよく似ているけれど、春に少しこうべを垂れて咲き、葉が茎を抱くようにして伸びるのがはるじょおん、初夏の頃、花は上をむいて、はるじょおんより小さい花をつけるのがひめじょおん、もともとは北アメリカからの帰化植物で、野原などでよく見かけます。うっかりすると空き地などにも群生するところから貧乏草などと呼ばれますが、わたしはこのはるじょおんが大好きです。
自分を花にたとえるのはおこがましいのですが、はるじょおんであれば許されそうな・・・そんな親近感をもってしまいます。「可憐でいて、たくましい!」いくつになってもこんな女性でありたいものです。
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梅雨を代表するもう一つの花 アガパンサス

2008-07-04 | ガーデニング
日がすっかり伸びて、この時期に咲く花は、長い一日の中でいろいろな表情を見せてくれるようになりました。夕方、陽が傾き始めたころ見るアガパンサスの花は、ほんとにすがすがしく、涼感にあふれています。スーと長く伸びた花茎の先に小花を散りばめたように咲き、同じ時期に咲くあじさいが、ぎっしり詰まった花弁で、重い手まりのように見えるのに比べ、アガパンサスは薄い水色の透かし模様の手まりのように見えます。いずれも梅雨を代表する花です。
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渦アジサイ

2008-07-01 | ガーデニング
7月1日は1年の折り返し、梅雨も終盤に向けて今日は中休みと言ったところでしょうか。
今を旬としているアジサイの花はほんとに息の長い花です。雨の日のアジサイは格別ですが、雨が上がった後のアジサイも梅雨の晴れ間にほっと一息といった感じで、弾んでいるように見えます。
テマリ咲きのアジサイの中で、わが家にあるのは、鑞細工のような厚い花弁をもった「渦アジサイ」。ガクのひとつ一つがお皿のようにまぁるく縁取りされているところから渦アジサイと呼ばれているのでしょう。少し地味ですが、なかなか風情があります。その渦アジサイの中に、渦を巻くのをやめてしまった花弁を、見ぃーつけ。きっとほかのアジサイを真似して冒険をしてみたくなったのでしょうか。
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