小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

マザーリーフ

2012-07-25 | ガーデニング



オリンピックの開幕まであと2日、しばらく続く猛暑のなか、熱い観戦になりそうですね。

マザーリーフ(別名 子宝ベンケイソウ)、また「幸福の葉っぱ」、さらに「ハカラメ(葉から芽)」とも呼びます。
その名前のとおり、この植物は水を張ったお皿に、葉っぱを載せておくと、しばらくして葉脈の先から小さな
芽がたくさんでてきます。
数年前に石垣島のお土産にいただいたことがありました。少しずつ大きくなり、数センチになったところで、
お母さん葉っぱから切り離し、土に植え替えてあげると、膝ほどの高さに成長し、秋に蕾がつきました。
ところが、ここまで見届けたのですが、寒さに弱く、あっという間に枯らしてしまいました。
もういちど育ててみたいと思っていたところ、「園芸センターで不思議な植物をみつけました」と言って、
ブログを読んでいただいている方から、封筒に入れたマザーリーフの葉っぱを、送っていただきました。

そろそろ、お母さん葉っぱから離すときがやってきたようです。もともと南の植物なので成長も速いぶん、
寒さには弱いようです。今度はなんとか花まで観賞したいと思っているところです。

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多摩川を歩く 第7回(古里~奥多摩(JR青梅線))

2012-07-17 | 日常

第7回目の「多摩川を源流に向かって行くウォーキング」は、梅雨のシーズンとぶつかり、予定していた決行日は
雨で行けず、予備日は私の都合がつかなくて、結局仲間とは行けずに7月15日に、青梅線の古里から奥多摩までを単独で繋ぎました。
(単独といっても、いつものグループではなく、連れを夫に頼みましたが・・・)

今回のコースは、今まで歩いてきた中で一番のハイライトでしょうか。
多摩川の景観随一を誇る鳩ノ巣渓谷は、大多摩ウォーキング・トレイルとして遊歩道も整備されて、
渓谷美を楽しみながら歩くことができます。
沢沿いの山道に入ると、山アジサイが咲き、鮮やかに深緑の中、一層際立って見えました。

今回はアップダウンも多く、急な上りもあり変化のある山道を歩くことができます。
崖上からの眺望はすばらしく、山の懐に抱かれた集落が小さくみえるほどでした。

橋から見る多摩川もぐっと眼下に展望が開け、その深い渓谷に引きこまれそうです。

川の流れが穏やかになり、少し乳白がかったエメラルド色になる頃、白丸ダム湖が現れます。
ここは東京都交通局の発電用として活躍しています。
また、今までの渓谷とちがって、周りの山を映すとても静かな水面でした。

森に射す木漏れ日の中を水の流れを近くに感じながら、この日の行程、青梅線の終点奥多摩駅に到着しました。
次回は秋風がたつ頃、いよいよ奥多摩湖にむかって歩きます。

今回、出合った花たち

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虫媒花「マタタビ」

2012-07-13 | ガーデニング

「猫にマタタビ」はよく聞くところですが、今週の始めに奥多摩に出かけた時、山道でマタタビの木に出合いました。



多分この季節でないと、見過ごしてしまいそうです。
マタタビは花が咲く頃、葉っぱが半夏生のように、半分白いのでよく目立ちます。
山が深緑で覆われた頃、この蔓性の半分白い葉っぱが陽を受けてキラキラ光っているのは、どこからでもわかります。
虫媒花であるマタタビが、その目印に虫たちを誘引するためらしいのですが、その生物界の知恵には感心しまいます。



しかも葉が一部白くなるのは、すべての葉ではなく一部の葉っぱだけだというのですから、
まるで葉っぱ同士で相談しあったよう、昆虫たちの訪問にあれこれ考えたのでしょうか。
確かに花は、葉に隠れるように咲いているので、これでは目立ちません。
そして、花が咲き終えて、果実になる頃には、葉は深緑に戻ってしまうそうです。

久々に山を訪れましたが、マタタビに出合って、とても楽しい山歩きとなりました。

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この花にして、この実は不釣り合い

2012-07-05 | ガーデニング

赤い実がつくころには、だいたい小鳥の餌食となってしまう、千両や万両、南天の花が今たくさん花を
つけています。
晩秋から冬にかけて、小鳥たちの餌が少なくなったころを見計らうように、赤い実が庭にも公園にも
目立ちはじめ、それはまるで小鳥たちへの目印のように見えます。

ところが、花は地味です。この花は赤い実を結実するためにのみあるのかとさえ思えます。

一方、だいぶ膨らんできた「フウセントウワタ(風船唐綿)」の実ですが、針状のものが袋いっぱいに
突き出て、これは何者も寄ってこないだろうと思ってしまうほど無骨な姿。

でも、花はとても可憐でおしゃれな姿です。ハチもたくさんやってきます。

この花にして、この実は不釣り合いか?
植物たちの花と実の関係、なかなか興味深いです。

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