小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

朝顔の遊び

2009-08-31 | ガーデニング
最近の朝夕の涼しさに、夏の終わりを告げるかのように勢いづいた朝顔の花が、今朝は台風11号の接近で、柔らかな花弁を大きく揺らしていました。
確か、何種類かの朝顔の種を撒いたはずでしたが、一番元気に蔓をのばし、日毎に咲く数も増えているのが、赤紫の朝顔です。
赤紫に絞り染めた花は中心に白い芯を持ち、シンプルな大きな円を描いています。
この朝顔の花に、幼い頃、どんなに心を動かされたことか・・・夏休みの朝、朝顔の花を萎むのも待たずに摘んでは、せっせと手を染めながら赤い色水、青い色水と作ったことを・・・。今思えば、なんと無残な遊びかとも思いますが、誰も咎めず、こんな遊びに興じていた昔をなつかしく思い出します。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デュランダの花に・・・

2009-08-26 | ガーデニング
三四郎(犬)が亡くなって3ヶ月、主のいなくなったハウスは相変わらずそのままにしてあるのですが、毎年ハウスの近くに溢れるほど咲くデュランダの花が、今夏の天候不順で花の付きが少なく、ハウスの回りはなんとなく空虚な感じがします。ニュースでは、秋のコスモスがすでに満開を迎えているとも報じています。このまま秋になるのでしょうか。
そんな思いがあるなかで、今朝デュランダの花に蝶々がやってきました。近づいてカメラをかまえても飛び立とうとしません。蝶々にとっても、夏の花の蜜は大事な供給源なのでしょう。

何回かシャッターを押して、撮った写真を見たら、なんと片方の羽が傷ついた蝶々でした。もしや天国の三四郎が、傷ついた蝶を小さな庭に誘ってくれたのでしょうか。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宵待草? 待宵草? それとも月見草

2009-08-21 | Weblog
夏の強い日差しのもとでは、萎んでいて、なかなか咲いている時にはお目にかかれないけれど、夕方鳴くカナカナの鳴き声が、心なしかトーンが落ちてきたかなと思われる夏の夕暮れ、ふと咲いているのに気がつく花「宵待草」。
月の明るさに冴え、透き通るような黄色のこの花は、植物学的には「待宵草」と呼ばれているのだそうです。
ただ、子供の頃は「月見草」と呼んでいました。とてもシンプルな呼び名だと思います。大人になってからは、竹久夢二の「待てど暮らせど来ぬ人を宵待草のやるせなさ」で歌われた言葉の響きから、私の中ではいつしか「月見草」から「宵待草」に呼び名が変わっていったように思います。
その花の持つ情景が、時代とともに花の呼び名をも変えてしまうものかと、昔と変わらぬ花を見ながら思いました。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

留守の間に・・・

2009-08-17 | ガーデニング
あっ、ここにもそこにもと、気がつけばなんと月下美人の鉢に11個もの蕾がついていました。なにもご馳走はなくても「今夜、月下美人がたくさん咲きます。是非お出かけください」そんな招待状を出してみたくなるような、少し改まった気持ちで期待に胸が膨らんでいました。帰省した子供達と観ることになるかと思った夜に1輪咲き、翌日からは、家族で箱根芦ノ湖にキャンプの予定があり、なんとか1日待って欲しいと思いながら出かけました。

家族総勢11名、温泉にバーベキューに花火にと、お天気にも恵まれて楽しい2日間を過ごしました。


ところが、帰宅して見た月下美人の姿は、どれも風船が萎んだように無残な姿で、人目を避けるように、10輪の花のショーはすでに終えたあとでした。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不思議な花 ウバユリ

2009-08-12 | 小さな旅
今回の旅行で、不思議な花に出会いました。


山野や河川敷など、夏に群生しているということですが、私にとってはじめての対面でした。まっすぐに茎をのばし、百合に似ているけど百合のような開き方をせず少し中途半端に、ただ見事に左右対称に開き、葉も大きな楕円形をしていました。


このユバユリの命名でもある葉は花が咲き出すと茶色く枯れたように見えるところから、葉(歯)がない姥に例えて「ウバユリ」、なんか変に納得してしまう名前ですが、姿はどこまでもしゃんとして気骨のある堂々とした風情でもあります。



また、さらにこの花のすごいのは、種から発芽して開花までに7年も要するということです。この年開花したものは、咲き終えると枯死してしまうけど、母鱗茎には数個の娘鱗茎を形成して、親固体の枯死後は親株から分離して成長するのだそうです。次世代が種から7年かかるので、ちょうど繋ぎといったところでしょうか。だからこそ、毎年耐えることなく、この花を咲かすことができるのでしょう。


ウバユリは花の美しさというより、生き方のすばらしさといった感じの花でしょうか。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の夏休みは

2009-08-10 | 小さな旅

残暑お見舞い申し上げます
天候不順のまま、立秋を迎えてしまいました。
夏と言えば、あの灼熱の太陽が降り注ぐ山や海を連想し、夏休みのイメージを掻き立てるものですが・・・こんな夏休みも近年ないのではと思うほど、どこに行ってもお天気にはついていないようです。


先週訪れた八ヶ岳の高原も、ペンションのオーナーによれば、7月は雨続きだったとか。私たちが行った時も雨こそ降りませんでしたが、曇り空で少し湿気もある感じでした。八ヶ岳連峰も南アルプスも雲の中で見ることができませんでした。
ただ、宿泊したペンションは広大な森の中にあり、八ヶ岳山麓の懐深い森の中は、枝が、葉が息づき、静寂ななかにも、ふいにカナカナの鳴き声が降ってくるような、そんな大自然に抱かれた場所で、たっぷりと幸せな時間を過ごすことができました。


高原に咲く花は、どれも深い森にしっくり調和して、それぞれの花が、一番気に入った場所を陣とっているかのように、ひそやかに、でもこの場所になくてはならないかのように、咲き誇っているように見えました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏咲く花に・・・

2009-08-04 | ガーデニング
夏のあの射すような日差しが乏しかったここ数週間、なんとなく花数も少なく、蕾のまま地面に落ちてしてしまうことも多く、このまま立秋を迎えてしまうのかと心配していたのですが、なんとか夏の青い空と白い雲が戻ってくれました。(ただ、明日からまた雨ということですが)
今、真夏に咲く花が咲き急いでいるかのように、花をつけ、そしてその盛りも過ぎようとしているようです。その顕著なのが百日紅、百日どころか我家はもうほとんど咲き終えていまいました。少し寂しいですね。そんな庭で、我家で今元気なのが、ブルーサルビアとギニア。庭に夏を彩ってくれています。
明日から、八ヶ岳の麓に行ってきます。高原の花にたくさん出合えます様に
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする