小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

カラスの学校

2021-08-27 | ウォーキング

日中の残暑の厳しさに、ウォーキングも日差しが落ち着いてからと思うと、最近ではあっという間に日暮れが早くなってしまいました。ウォーキングから戻るころはもうあたりは夕闇が迫ることもあり、足早に急ぐことになります。

カラスもねぐらに急いでいるのでしょうか。大きく空を旋回しながらねぐらに消えていきます。まるで声を掛け合って家路に急いでいるといった感じがします。日中は三々五々散っていたカラスたちが、いったんは近くの中学校の屋上の手すりやグランドのネットの上に集まり、並んで仲間が戻ってくるのを待っているように見えます。

私はこの様子を「カラスの学校」と呼んでいるのですが、このカラスの生態はとても面白いと思います。住宅街の鳥たちにとって、止まり木となる木は少なく、それは電線であったり、電柱のてっぺんだったり、ちゃんと見晴らしを考えているんだなぁと感心してしまいます。
ほとんどの鳥たちが同方向を見て止まっているのも興味深いです。安全確認のためにわざわざ見晴らしのいいところを選んでいるのだろうに、後ろから敵に襲われたら、などという心配は人間が考えるところで、鳥たちには鳥たちの訳があるのでしょう、きっと。


川に架かる電線の上で カワウたち

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鈴虫のこと

2021-08-22 | 日常

長く続くコロナ禍の中では、さすがに気分が晴れやかという訳にはいかず、これがコロナ鬱なのかと思うこともしばしばですが、長雨のあとの残暑のぶり返しに夏の疲れが出てきていることも確かです。

庭も雑草が占拠し
ほとんど花も咲いていませんが

リースに茎挿ししたベゴニアがまぁるく根付いてくれました
真夏の救世主「ルドベキアタカオ」

でも夕方散歩をすれば、空に浮かぶ雲は秋を感じ、出会う植物にも夏の終わりを感じることがあります。
鈴虫の音はいっそう大きく、先日我が家にやってきた息子はその鳴き声を聞いて「うるさくないの?」と余計なことを言っていました。私は鈴虫の保護者で世話係でもあるので、そのように感じたことはありません。
ところが、最近面白い記事を目にしました。「日本人は虫の音を聴くと季節を感じるが欧米人はただの「ノイズ」としてしか聞こえない」というのです。これは日本語が大きく関係していて、音を直感的にとらえる欧米人と比べて、日本人は言葉と同じように捉えるのだそうです。そういえば、童謡の「虫の声」ではまつむしがチンチロチンチロチンチロリンだし、鈴虫はリンリンで、キリギリスはガチャガチャと、虫の声を文字で表記する国も日本以外はほとんどないそうです。
この違いがとても面白かったので、パリ在住歴の長い友人にラインで聞いてみると「フランスでは虫の声にはほとんど無関心に見受けられます。詩の中にもあまりでてきません。小鳥はよくでてきますが」という返事でした。
夏から秋にかけて鳴く虫の声を聴いて季節を思い浮かべることができる日本人はなんと風流なことかと思います。

虫の苦手な人には申し訳ないのですが

羽をこすり合わせて鳴くオス(上)とメス(下)

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私の夏休みは

2021-08-17 | 日常

鈴虫がよく鳴いてくれます
あんな小さな体で力強い鈴の音が
休息時間は午前10時頃から午後4時頃まで。あとは鳴き通しです

コロナ禍と大雨に祟られた夏休み(お盆休み)でしたが、私もやっと生還しました。いえ、コロナだったというわけではなくて、この緊急事態宣言下のステイホーム中に気になっていた貯めに貯めたアナログ写真から始まったデジカメ写真の整理をすべてやっつけていたという訳です。

勝手にこの1か月を自分の夏休みと決めて一日中写真を整理していました。と、思いついたのもこの7月で私たち夫婦の結婚50年にあたり(世にいう金婚式です)、この50年を写真で綴ってみようと簡単に思いついたのですが、これがなかなかたいへんな作業でした。
アナログ写真はすべてデジタルに変換し、膨大な中から残す写真を選び出し、なんとか版下までこぎつけました。あとは印刷と製本をお願いするだけとなりました。

まぁ、50年を振り返るよい機会だったのかも知れません。内輪だけ(当たり前ですが)の祝いの席で、まだ版下ですが懐かしい写真に子供たちもとても喜んでくれました。

集まったワクチン接種済みの大人と孫たち

そんなこんなでブログもしばらくお休みしましたが、復活です!これからも不規則ですが、どうぞよろしく!

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