小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

箱根の夏

2017-07-29 | 小さな旅

冷蔵庫のトラブルでブログの記事が後先になってしまいましたが、先週末に箱根に
行ってきました。

森の中に建つポーラ美術館

目的はポーラ美術館の企画展「ピカソとシャガール」。
20世紀の芸術を牽引した全く作風の違う2人の作品を同時に観ることのできるこの企画は、
とても興味深く面白いものでした。革新的で奇抜な絵を描くピカソと柔らかな色彩と表現
のシャガール。2度にわたる世界大戦を経験した二人の作品は、愛と平和という不変のテー
マの中に独自の世界観を観ることができました。

常設展では、西洋絵画を中心に観て回りましたが、こちらはほとんどの作品がカメラでの
撮影がOKでした。(ピカソとシャガール展は撮影禁止でしたが)

クロード・モネ「睡蓮の池」


ルノアール「レースの帽子の少女」


マティス「リュート」


都内の美術館と違い、人も少なく、好きな絵の前では急がされることもなくゆっくり観るこ
とができ、とてもよかったと思いました。
園内の広い敷地内は遊歩道となっていて、小鳥のさえずりなど聞きながら気持ちのいい森林浴
ができるようになっていました。
まさか自宅では冷蔵庫の中の氷が溶けだしているとはつゆしらず、ひさしぶりにゆっくりと過
ごしました。

帰りに、箱根湿性花園にも寄ってみました。さすが高原の植物園、こちらはすでに初秋の
趣さえ感じ、これからの厳しい暑さを忘れさせる風が吹いていました。

ミソハギ、ギボウシ、オカトラノオ、桔梗、シモツケ、カンゾウ、カワラナデシコ


ミズカンナ


コオニユリ


仙石原のススキも若葉色

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

突然に・・・冷蔵庫のトラブル

2017-07-23 | 日常

梅雨があけて、長い長い暑い夏が始まりました。
玄関のポスト前に陣取っているカサブランカの花が今夏は1本の茎に5輪の花を付けました。
毎年一輪ずつ花は増えていくそうです。

この暑いさなか、冷蔵庫が悲鳴を上げて突然、冷凍庫も冷蔵庫も運転しなくなりました。
少し様子がおかしいなと気が付いたのが2,3日前。冷凍庫に入れておいたアイスクリーム
がなぜか柔らかいと思っていたら、昨夜気が付いたら製氷室の氷がすべて溶けていました。

購入してちょうど10年目、修理センターへ今朝電話をしたら、最短で1週間後。
修理には数万円。この暑い夏に冷蔵庫なしの生活が1週間も続いたら・・・汗・汗・汗。

修理か買い替えか、その選択肢はこの連日の暑さから買い替えしか考えが及ばず、取り敢え
ず冷凍庫の中身をすべて煮たり焼いたり、蒸したりと加工して、家電量販店へ直行しました。
さすが冷蔵庫は即日配達に対応していました。気に入った製品は在庫なしで1か月待ちでし
たが、なんとか使い勝手のよさそうな冷蔵庫を購入することができました。
嵐が去って気が付けば、財布と相談する間もない予想外の買い物となってしまいました。

昨日は涼しい箱根で過ごしてきただけに、今日は一気に現実に引き戻された汗だくの一日でした。

箱根甘酒茶屋にもかき氷

コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の始まり

2017-07-12 | ガーデニング

梅雨前線による九州の豪雨は甚大な被害をもたらし、大きな災害となりました。
心よりお見舞い申し上げます。そして、一日も早い復興をお祈りいたします。

梅雨前線がまだ九州地方に停滞し、それに引き換え関東は梅雨明けを思わせるような
暑い日が続いています。
各地で朝顔市、ホオズキ市が開かれているニュースを聞くと、いよいよ夏の始まりを
実感します。
日本最大の朝顔市、台東区入谷の朝顔市の最終日は、先週土曜日でした。
用事が済んでからすでに夕方近くになっていたのですが、どんな大輪の朝顔が、そして
二代目市川団十郎が愛したという海老茶色の朝顔「團十郎」も観てみたい、もし手に入
るのなら買ってもみたいと思い出かけてみました。
JR鶯谷の駅に降り立って、はたと重大なことに気が付きました。
朝顔が夕方に咲いているだろうかということ!ひとまず120件あまりの露店が軒を連ね
るという入谷鬼子母神に向かいます。
朝顔市は始めてだったのですが、駅から人の波が会場までずっと続いているので迷うこ
となく到着しましたが、肝心の朝顔はほとんど見当たりません。
すでに完売した札があちこちの露店の前にぶら下がっています。(最終日ですから)

わずかな朝顔を求めて、たくさんの人が群がっています。もちろん朝顔は咲いていません。
私もなんとか残り物の行灯仕立ての宿根朝顔を求めました。
「朝、青色の大輪が咲いてピンク色に色変わりする品種だよ」とお店の人の注釈付きで、
でも残り物には福がある!2500円の鉢を2000円でゲットしました。

でも、来年は是非朝顔の咲いている朝に(開催時間は朝5時から)、もう一度朝顔市に
リベンジしてみたいと思いました。
鬼子母神界隈は下町風情の残るなかなか魅力的な街だと思いました。

真源寺(通称:入谷鬼子母神)              お守りにも朝顔

行きかう人の手にも朝顔    屋台も人、人、人、こちらはいよいよ人出が多くなっていきます。

コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上野を歩く 観て食べて

2017-07-03 | ウォーキング

前回、上野に出かけたのは春でした。
その時にランチをとった上野黒船亭で創業感謝サービスいうことで、食事券1000円分を
2枚もらっていたのですが、期限が9月。
ちょうど東京都美術館で、旧約聖書「バベルの塔」の話をブリューゲルが描いた「バベルの
塔」展が開催されていることもあって、観たい食べたいの相乗効果で先日上野まで出かけて
きました。

人気の展覧会だけに混雑しているという情報に、ちょっと足踏みしていたのですが・・・。
会場はイヤフォンーガイドがある作品や人気のある作品の前は人垣ができている程度でした
が、さすが「バベルの塔」の前は、列をつくるように指示されて止まって鑑賞することはで
きませんでした。ただ、正確な描写や背景となる情景を感じ取ることはできました。
また、関連のボードやビデオも充実して、やはり観てよかったと思いました。


同展覧会期間中に美術館近くの東京芸大ギャラリーで「もうひとつのバベルの塔」展を
やっていたので、寄ってみました。
ここではべベルの塔内で働く1400人の人物を平均170センチと仮定して、算出した
塔の高さ510メートルの150分の一の模型が精巧に作られていました。
細部にわたってリアルな表現を見ることができました。

ブリューゲルの作品は、今から40数年前にも鎌倉の県立近代美術館にも来たことがあ
りました。もっとも代表的な「大きな魚は小さな魚を食う」の作品は、衝撃的でした。

この作品を今回も観ることができ、作品そのものが思ったより小さかったのは、ひとつひと
つの細かな描写が私の中ですっかり大きく印象付けられていたことに気が付きました。

お昼もだいぶ過ぎてから、1000円オフのチケットを使って、ちょっと贅沢なランチを食
べました。その味はさすが洋食の老舗だけに、シンプルで懐かしい味がかえって新鮮でした。
美味しかった!

忍ばすの池のハスは、すっかり池を覆っていました。今まで四季折々、いろいろな忍ばすの池
を観てきたと思いましたが、この季節は水面がすっかり隠れてしまうのですね。少し季節が早
かったのでしょう。ハスの花は、大きな蓮の葉に隠れるようにわずかに咲いていました。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする