小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

多摩川を歩く(二子玉川から矢野口)

2011-11-27 | 小さな旅

この秋は、冬型の気圧配置になって冷たい風が吹いたかと思うと、緩んで20度近い日が続いたりと、気温の急上昇と急降下を繰り返しています。

そんな空気は冷たいけれども真っ青な空に恵まれた一昨日、近所のウォーキング仲間5人と、「多摩川を河口から源流に向かって歩く138キロ」を決行しました。

この日は、東急線の二子玉川駅がウォーキングのスタート地点です。多摩川の土手沿いに桜並木が続き、サイクリングロードも整備されているのでしばらくは、このサイクリングロード沿いに歩くことができます。

 丸子橋付近

 対岸の川崎側に、堤防際までマンションが林立した風景は昔、合成洗剤の泡が飛び、水質が汚染されて、公害が大きな問題になっていた私の知っている多摩川と違い、とても豊かな自然に恵まれた川に生まれ変わっていました。

 川には手に触ることができるほど鯉が近くを泳ぎ、人慣れたかもめは、えさでもねだってでもいるのでしょうか、低空を飛び交い、鴨ものんびり泳いでいました。

 平日ということもあって、川原のグラウンドには人の気配もなく、のんびり竿を下ろしている釣り人、ボート乗り場にはボートも休み、川はゆっくりと蛇行をしていました。

 

登戸ポンプ場近く

二ヶ領上河原堰

鶴川街道にかかる多摩川原橋から

この日の行程は、南武線「矢野口駅」までおよそ12キロを歩きました。

次回は、多摩川の上流をどこまで行くことができるのでしょうか。四季折々の多摩川を楽しむことができそうです。

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晩秋の体感温度は

2011-11-23 | 野の草花

日本気象協会で発表しているお鍋が食べたくなる指数「鍋物指数」というのがあるのをご存知ですか。

これは気温と風速による体感温度に加えて、湿度を含めた独自の計算式で発表しているものだそうです。

たしかに暖かい湯気が上がる鍋物は冬の風物詩のようなもので、一方体感温度が高くなると、不思議に鍋物から遠ざかるものです。

このところ、わが家でも鍋物の出番は多くなってきました。

しかし、時に「えっ、今夜もお鍋」ということもあり、「時間がない、買い物ができなかった、簡単にすませたい」この3拍子がそろうと、「今夜はお鍋」となり、鍋物指数は、主婦の都合指数によるところが多いのも事実なのですが。

一方、野の草花は、晩秋の体感温度を微妙に感じ取り、あるものはすでに花を落とし、名残りの花をわずかに残しているノコンギクが野道に咲き、小さな体で最後の一仕事といわんばかりに針山の針のように付きだしたアメリカセンダングサの種が賑わい、朝の散歩道の風景もすっかり晩秋の装いに変わってきました。

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小菊の賑わい

2011-11-17 | ガーデニング

天候不順が続く中、それでも秋は深まり、山は赤・黄に染まり、足元の落ち葉も多くなり、午後の陽がまるでストンと落ちたかのように日没は速く、冬の足音はどこからともなく、確実に近づいてきた感じがします。

わが家にりっぱな菊はありませんが、何種類かの小菊が今盛んに咲いています。命の短い花が多い中、菊ほど何カ月にもわたって香りも姿も変わることなく咲き続けている花は少ないのではと思います。「残菊」「晩菊」とも言われているように・・・。

今秋、「ハマギク」を新しく仲間に迎えました。広く太平洋沿岸に生育する野菊で、葉は光沢があって厚く、花は純白で、他の野菊から比べると一回り大きく見えます。

一方「イソギク」は、房総半島や伊豆半島以西の太平洋岸に自生する野菊ですが、こちらは花弁が、強風吹き荒れる海岸で自生するうちに退化してしまったのではと思われるほど、花弁は小さく、同じ海岸育ちとは思えないほど個性に開きがあります。いずれの小菊も、花の少ない季節に、庭を賑わせています。

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立冬過ぎて・・・

2011-11-10 | ガーデニング

二十四節気の一つ「立冬」は、一昨日118日でした。10月並みの暖かさが続き、冬支度の準備には、少し間がある感じがし、残り少ないカレンダーを見ても年末の慌ただしさをまだ実感することもなく、いつまでこんな季節が続くのかと思っていたのですが、やっと昨日辺りから、朝晩の冷え込みに、晩秋の気配と年の瀬を迎える慌ただしさを意識し始めました。

庭のツワブキの黄色が秋の陽射しを受けて暖かく感じたり、野ボタンの紫色が冷たい空気に一層冴えて見えたり、長い間咲いていた藤袴の花穂が霜が降りたように見えるのは、やはり晩秋らしい気温と空気のせいでしょうか。

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辛抱強い菊たち

2011-11-04 | ガーデニング

 11月とは思えない暖かさが続いていますが、どんなに昼間が夏日であったとしても、夜はさすがに冷え込むようになってきました。

秋たけなわ、菊の季節です。

昨日、出かけた都内ではあちこちで「菊祭り」「菊花展」が開かれ、日本の秋を感じることができました。

赤ちゃんの頭ほどもある菊の花、背の高さをゆうに超えるほどに仕立てられた菊、細工物のように揃った菊の花!どれを見ても甲乙つけがたい菊たちにみえるのですが、それでも品評会では、特賞あり奨励賞や大賞など入賞した菊には、金色や銀色の短冊がかかっていました。

栽培をされた方々の努力もさることながら、この菊たちを見ていると、どれもまっすぐ伸びて、姿を崩さず、わき目も振らず、一糸乱れることなく花弁をまとめ、色香を漂わせ、その立ち姿に「忍耐賞」をあげたくなりました。

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