小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

春が一歩すすんで

2013-04-23 | ガーデニング



4月20日から23日ごろは二十四節気の一つ「穀雨」です。穀物を育てる雨を意味しますがいよいよ初夏に近づいてきたことにも
なります。
ところが、4月も半ばになっても、真冬並みの寒さに、片づけたダウンコートを引っぱり出したりしてあたふたしています。

思えば今年の春のスタートは、あの例年にない桜の早い開花宣言からはじまったように思います。3月の中旬には咲き始め、
満開を迎えた頃から冷たい雨が降り、10日間も散ることもなく留まり、赤い愕だけを残した桜の木に、桜の花の潔さを今年だけは
不思議な思いで眺めたりしました。

ただ、植物たちはその寒さに留まることなく、花を咲かせ、芽をだしています。また、春が一歩すすみ、初夏が近づいたように思い
ます。
庭も日毎にいろいろな花が咲き出しています。

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大山街道ウォーク第4回(溝口 ~ 荏田)

2013-04-16 | 街道歩き

たっぷりな陽射しに、横浜でも汗ばむほど気温が上昇した昨日、4回目の大山街道ウォークを決行しました。
今回のスタートは武蔵溝ノ口駅から田園都市線の荏田駅まで、およそ10キロのコースでした。

大山街道のスタート地点「赤坂御門」を出発して、今回で4回目のウォーキングになるのですが、実は荏田宿は江戸を発った
旅人の1日目の宿場だったというのですから、昔の人の健脚ぶりに驚かされます。

川崎市宮前区から横浜市青葉区にかけての多摩丘陵地帯は、林立するマンション群や大規模な住宅分譲地が開発され、
その中を、旧道を探しながら右折、左折を繰り返しながら歩きました。
当時はアップダウンの続く厳しい山道の中に街道が続いていたのでしょう。今でもその名残の坂の名前が残っていました。

ねもじり坂は急坂で、別名「はらへり坂」と呼ばれるほど難所だったようです。
写真は左側から「庚申坂」、「八幡坂」下段は「うとう坂」、処刑場跡も残ると言う「血流れ坂」


街道沿いには、地蔵堂、供養塔、庚申塔などが残り、当時は大山参りの人たちが道中の安全を祈ったのでしょう。
そして今も地域の人に大切に保存され、花がいけられお掃除も行き届いていました。

民家の敷地内に残る秋葉常夜灯

爽やかな気持ちのいい風が頬を撫で、いい季節になりました。
溢れるような若葉が目に沁みて、建物も道路も洗われたようにくっきり美しく見えます。
日陰が恋しいほどのお天気でした。


街道沿いには大山街道という赤いステッカーの貼っている場所もあり、この道しるべを見付けると、少し大山に近づいていた
ようで、ほっと安心もしました。

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若葉も震える「若葉冷え」

2013-04-12 | ガーデニング

桜もすっかり葉桜になってしまった関東地方ですが、今日は新潟で桜が満開になったそうです。
北国もまもなく桜一色となることでしょう。

こちらでは桜が散って、一斉に若葉が吹き、眩しいほどに光が降りそそぐ新緑の季節になりましたが、この2,3日は、上空に
真冬並みの寒気が居座り、未だ冬ものも手放せないでいます。
この寒さを花冷えならぬ、若葉も震えあがる「若葉冷え」とは、なにか身も心もも隙を突かれたような、気がします。


今年は、ハナミズキの花が例年よりたくさん咲きました。心なしか冷たい空気に、ハナミズキの花も凛として見えます。
このハナミズキの新緑の春もみごとですが、細い幹に覆いかぶさるように豊かな深緑となる夏、そして、真っ赤に紅葉する秋、
この木の楽しみはそんな葉の色へんげでしょうか。


ベランダのスナックエンドウが、実をつけだしました。毎朝、味噌汁の実にしたり、ソテーにしたり、ままごとのようですが、
それでもこの貴重な収獲に感謝せずにはいられません。

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今年のフラワーフェスティバルは・・・

2013-04-06 | ガーデニング

今年の春はお天気が不安定で、桜をはじめ開花時期が早まったり、他の植物たちも膨らんだり縮まったり、この天候に
翻弄されているようにみえます。
春のフラワーフェスティバルも、どこも期間が大きく外れてしまったように思います。

週末にはまた猛烈低気圧が暴れるとの予報に、昨日、すでに陽も傾き始めた午後4時ごろになってしまったのですが、
出かけたついでに、思い切って横浜赤レンガ倉庫の花壇と横浜公園のチューリップを見てきました。

赤レンガ倉庫のフラワーガーデンは、赤、オレンジ、黄色のマリーゴールドが彩りよく植えられ見事なコントラストを描き出し
ていました。



赤レンガ倉庫中庭の「花畑エリア」

また、鉄砲ユリや春の花々が寄せ植えされたエリアは、香りもよく、しばらくの間楽しめそうでした。

赤レンガ倉庫中庭の「群生エリア」

日が暮れないうちにと、横浜公園に急ぎます。こちらはちょうど見頃を迎えていました。遅咲きのチューリップは蕾でしたが、
ほぼ満開でしょうか。チューリップまつりは4月20日からと言うことですから、チューリップも例にもれず、例年より10日ほど
早く満開を迎えてしまったようです。


今日の風雨で花が痛まなければいいのですが、我家のチューリップは、この嵐の前にほとんど切り花にしてしまいました。

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花散らしの雨

2013-04-02 | ガーデニング

冬に逆戻りしたような冷たい雨に、本格的な春を目の当たりにしながら、うららかな春はどこへ行ってしまったのでしょう。
庭の花たちは春の装いで出番を待っているのですが・・・

2年前に友人から分けてもらった冬アヤメの苗が、3月に入ってから4輪ほど咲きました。
近所のお宅ではお正月ごろから咲いているので、我家の冬アヤメは、少しおくてでしょうか。20センチほどの小柄な背丈で
群生すると冬の間絶え間なく咲いているのをよく見かけます。来年を期待して大切に育てたいと思います。

一昨日、いつもコメントを頂いているkurakさんから情報をいただいた、横浜野毛のミニシアター「ジャック&ベッティ」にやっと
行くことができました。客席100人ほどの2つの劇場には、それぞれジャックとベティと名前が付いていて、ジャック館は旧作の
上映や監督・俳優特集の上映が行われ、ベティ館は個性豊かな単館系の新作ロードショー館となっています。
何れも選りすぐりのいい映画が上映されています。今回、以前観そこなっていた若松孝二監督の「千年の愉楽」を観ました。
主演の寺島しのぶが慈愛満ちたいい演技をしていました。

ミニシアター近くの大岡川の桜も満開でした。今日の冷たい「花散らしの雨」で、今年の桜は儚く花弁を落としてしまうのでしょう。

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