小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

クリスマスローズの花

2007-02-28 | ガーデニング

節分を過ぎる頃から咲き出す「クリスマスローズ」。我が家でも、あまり陽の届かない庭の片隅で咲きだしました。原産はヨーロッパで、クリスマスの頃から咲き、バラ(ローズ)に似た花というところから命名されたそうです。日本の風土にもよく合うのでしょうか。この時期に鎌倉の寺院などを訪れると庭園によく咲いているのを見かけます。品種も非常に多くあるそうですが、花の色はオフホワイト、クリーム色、薄いピンク、濃いパープルと、シックな色合いが多いようです。その俯き加減で咲く様子は、多くの早春の花が、柔らかい春の陽を心待ちにしていたような表情で咲くのに比べ、クリスマスローズの花は、まだ厳しい寒さに身を守るように咲いているように見えます。鉢植えのクリスマスローズは、鉢の場所を少し高いところに移してカメラに収めましたが、地植えのものは、花の顔を撮るのに苦戦しました。
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春咲き球根の芽

2007-02-26 | ガーデニング
チューリップやフリージア、ヒヤシンスや百合などの球根が、この暖かさに芽をだし、どんどん成長しています。
先日のテレビのニュースでは、新潟では、チューリップ祭りに合わせて植えた球根が例年より早く成長してしまい、肝心のチューリップ祭りに花の最盛期がずれてしまうのではと危惧されているそうです。植物の開花には、日々の温度の総和「積算温度」が大きく影響するそうです。暖冬による温度の高さが発芽を促し、さらに日々の温度が足し算されて、植物の生育が早まってしまっているのでしょう。本格的な春に向けて、花の開花予報が大幅に修正されそうですね。
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沈丁花の香り

2007-02-21 | ガーデニング
沈丁花は、庭が冬枯れ始める頃にはすでに固い蕾をもち、空気が春めいて来たと感じる頃に、植え込みからほのかな香りを漂わせて咲き始めます。春の訪れをその香りで確かめることのできる沈丁花ですが、やっぱり今年は、例年になく早く咲きだしました。花は、花かんざしが薄い磁器のようであるなら、沈丁花は土ものの陶器のような質感があり、花の華やかさというより、花木の放つ香りに華やかさを感じます。香りは沈香(じんこう)という香りに似て、葉の形が丁子という植物に似ているところから「沈丁花」と命名されたそうです。少しオリエンタルな甘い香りだと思います。
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花かんざし

2007-02-19 | ガーデニング
早春の花は概して、小粒で色も少し控えめなものが多いようですが。
「花かんざし」がまるい蕾から、外側に向けて光沢のある花びらを開きはじめました。基部から枝分かれし、そのてっぺんに、まぁるい純白の花をつけます。それは、まだあどけさの残る少女の髪に似合う髪飾りのよう。花はその季節にあった咲き方をするのでしょう。薄い陶器のような花びらを持つ「花かんざし」、あの灼熱の太陽のもとに咲かなくてよかったと思えてくるのでした。
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梅満開

2007-02-14 | ガーデニング


陽射しの柔らかさといい、背中を包み込む暖かさといい、冬を一気に通り越してしまったような陽気に、庭の梅が一斉に満開を迎えました。本来なら、厳しい寒さの中でひとつふたつと咲き出すのに、まるで桜のような咲き方です。しかも例年ですと、白梅が先に咲き、一足遅れて紅梅が咲くのですが、今年は同時に開花したので、庭は一気に華やかになりました。
「梅に鶯」の取り合わせはよく聞くところですが、残念なことに鶯がとまっているところは見たことがありません。メジロはよくやってきます。首を傾げながら花をつついている様子はなんとも愛らしい姿です。梅の香りに誘われて、小鳥や虫たちが寄ってきて、春の訪れをいち早く告げてくれます。今日の春一番の強風で散らないといいのですが・・・
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街道筋の小さな庭

2007-02-08 | 旧東海道歩き

古い佇まいをのこす東海街道筋の家並みは、時間がゆっくり流れ、長い時代を積み重ねた暮らしを垣間見ることができます。プランタの花もよく手入れがされていました。


垣根越しの蝋梅が、ほのかな香りを放って静かに咲いていました。


菜の花が、私が住んでいる横浜よりひと足先に、満開を迎えています。


陽だまりに、少し早過ぎたといったような表情で申し訳なさそうに、この地(知立市)の花であるカキツバタが咲いていました。
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赤坂宿~藤川宿~岡崎宿~知立まで

2007-02-06 | 旧東海道歩き
2月3日から2日間かけて、赤坂宿(日本橋から77里地点)から、旧東海道を知立まで歩きました。だんだんスタート地点が遠くなり、小田原を朝8時8分の新幹線に乗り豊橋から、名鉄名古屋線に乗り換え赤坂駅に降り立ったのが10時30分、随分遠くに来たものだと改めて思いますが、それだけ京都に近づいたわけで、到達点三条大橋も現実おびて来たようです。
2月3日 
午前10時30分 赤坂 大橋屋
赤坂宿のたたずまいを今に残すのが旅籠大橋屋で、現在でも旅館として現役で、風情のある建物が往時のまま残っていました。

午後1時 法蔵寺
徳川家康が幼少時代に過ごしたという家康ゆかりのお寺で、本堂の墓地には新撰組隊長の近藤勇の首塚がひっそりと木漏れ日の中にありました。

午後2時30分 藤川宿
家康伝説を色濃く残している藤川宿。安藤広重も描いた宿場入り口「東棒鼻跡」の柳の木は、今もまっすぐに伸びたしなやかな枝ぶりでした。

午後4時 天然記念物 岡崎源氏蛍発生地
旧東海道を歩いていると、各地で芭蕉の句碑を見ることができるのは、芭蕉がいかにきめ細かく歌を残したかがよくわかります。「草の葉を落ちるより飛ぶ蛍かな」乙川に西に傾いた太陽が長く射していました。

2月4日
午前9時 岡崎二十七曲がり
岡崎城の防衛上、外敵に城までの距離を長くするために設けられた「二十七曲」の屈折、これも旧東海道。まるでクイズを解くように歩きました。

午前11時 知立市松並木
大気汚染に逃れたのでしょう、きれいな松並木が続いていました。冬の間の養生でしょうか。まるで腹巻を巻いているようにも見えました。

午後2時 無量寿寺
在原業平が東下りの途中に立ち寄って歌を読み、「伊勢物語」の「八橋の杜若」でも有名なお寺。そういえば、あの京都の銘菓八橋にもカキツバタのイラストがあったような・・・。

午後3時 名鉄名古屋本線・知立駅
名鉄を乗り継いで、新幹線三河安城駅から帰路へ。お天気に恵まれ、なんとか2日間を歩き通すことができました。
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雲間草の響き

2007-02-02 | ガーデニング
早春の花はどれも小粒でほんとに可憐だと思います。なかでも雲間草はごく小さな5弁のピンクの花びらを持ち、密集した枝葉からかわいい花を咲かせます。雲がゆきかう高山に生えるところから「雲の間の草」と呼ばれている植物ですが、もともと高山に自生する山野草なので、花後を上手に育てるのはなかなか難しそうです。この「雲間草」という言葉の響きに、昔アルプスを歩いていて、目の前の雲の切れ間から覗いたお花畑を思い出します。例えばチューリップやひまわりは、単なる音であっても、あのチューリップやひまわりに変わりはないのですが、同じ音でも、雲間草のように漢字で表記されることによって、その言葉の持つイメージが広がっていくのは漢字の魔力でしょうか。と、雲間草を前にいろいろ思いを膨らませました。
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