小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

芽ぶきの頃と花粉症

2015-02-28 | ガーデニング

天気の移り変わりの早さに春遠からじの感はありますが、
私の場合、春の気配は喉や目の痒みと大きなクシャミから・・・。
街にマスク姿の人が多くなり、テレビの天気予報に花粉飛散量マップが映し出される
ようになると、なるべく外出は避けたいところです。
が、そうもいかず口の中にはのど飴を、点眼薬と点鼻薬をつけ、マスク着用で外出します。


                         どこからともなく咲き出したクロッカスの花

そろそろ庭の手入れもしたいと思い、完全装備で庭に出て見れば、チューリップの芽が揃い、福寿草の芽も
土の中から三角頭を持ち上げ、木の芽も随分膨らんでいました。

白梅も咲きだして

  
                                     咲きだした 寒あやめ 蕾をたくさん持っています

きっと植物たちは、冬の寒さを糧として、じっと時計の針をすすめながら春を待ち、芽を出してきたのでしょう。
だから、冬に戻るような寒い日があっても、一度出した芽は容易に土中に戻ることはせず、
それは植物の営みの確かさを感じ、力強ささえ感じます。

            パンジーは冬から咲き続ける、庭の主役

それに引き替え、花粉症に翻弄されて、芽ぶきのいい季節、ほんとにもったいないことと思います。

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梅の花に魅かれて

2015-02-23 | ガーデニング

桜の開花を追って北上する桜前線、または南下する紅葉前線などはよく聞くところですが、立春の声と共に、
あちこちで咲き出す梅の花。ただ、この梅の花を追って梅前線とはあまり聞かないような気がします。
桜の開花のように追われないのは、まだまだ冷え込みの厳しい時期だけに咲く期間が長いのと、
種類が豊富なせいでしょうか。


三渓園の紅梅

満開の桜の花は、周りの景色がピンク色に染まるほど勢いがあり、一方梅の花の一輪二輪と
咲き出す風情は、満開の桜にもひけをとらないほど魅かれます。

見頃を迎えた名勝「三渓園」の梅



黄門さまの庭「小石川後楽園」の梅林


梅林の合間から見え隠れする都会のビル群

おかげでこの2週間の間に、我家の紅梅は満開になり、
三渓園、小石川後楽園と足を伸ばして、梅の花を楽しみました。


甘味処にも梅の一枝が添えられて


白梅より先がけて満開を迎えた我が家の紅梅


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八幡宮の冬牡丹

2015-02-13 | ガーデニング

1月は行って2月は逃げて3月は去ってとよく言われますが、ほんとに年が明けてからの日にちの経つことの
早いこと、2月は特に日数も少ないので、あっという間に下旬になってしまいそうです。
寒さの厳しい冬は少しでも短く、春になるのも待ち遠しいものですが、それだけ暦がすすんでしまうのも複雑
な心境です。

今日は冷たい北風の一日でしたが、この2,3日は暖かい日が続きました。春の気配がすると目鼻喉の
センサーが振れ出し、いよいよクシャミと喉の痒みもはじまりました。花粉が飛散はじめたようです。

昨日は、友人たちと鎌倉鶴岡八幡宮のボタン園に行ってきました。

ボタンは晩秋から初夏にかけて咲く代表格の花とばかり思っていたのですが、この庭園では春と冬に
ボタンを楽しむことができ、この季節に咲く冬ボタンを正月ボタンとも呼んで、藁囲いの中で大輪の花を
咲かせていました。

冬に咲くボタンは、春にできる蕾を摘み取って、秋にできる蕾のみを残して寒中に咲くようにしたものだそうです。
薄い花弁を幾重にも開き、また、花びらを落とすきっかけを忘れたように静かに咲き続けている様は、
生きものというより陶器のようにもみえました。

冬ボタンは、花の少ない季節だからこそ、いっそう華やかにみえるのでしょう。足元にはすでに春ボタンの花芽が
膨らんでいました。

藁の囲いから少し顔を出した冬牡丹

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立春過ぎて

2015-02-05 | ガーデニング

心痛む事件が遠い国のことと思っていたところ、寝ても覚めてもなんとか救出をと祈りながら過ごした2週間、
怒りと落胆、無念でなりませんでした。気が付けば暦も2月立春を過ぎていました。

年が明けて、梅の花がほころび桜の花には少し間のある頃、陽射しは柔らかいけれど冷たいこの空気を
久しぶりに思い出したのは、
仕事を持っている娘に変わって孫の入試に付き添うことになったことからかもしれません。

遠い昔は自分の受験、そして子供達の受験。あの緊張した朝と、いつ終わるのか分からない道のり、
発表までの淡い期待などが思い出されます。

希望した学校への合格通知を受け取った孫にほっとすると同時に、今朝は春の雪が・・・積もることもなく
ボタン雪は融け、庭の紅梅はすっかり濡れて、1輪、梅の花が咲きだしていました。

受験生に春がやってくるのももうすぐ!

コメント (10)
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