小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

秋風が吹いて、酷暑と決別

2020-09-24 | ガーデニング

この数日の涼しさに「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、さすがにもうあの暑さのぶり返しはないものと思いますが・・・。40度に迫る暑さに決別できて秋を迎えることに安らぎを覚えます。明日は彼岸明け、日一日と日の入りは速くなり、あっという間に秋も深まっていくのでしょうか。

夏の名残のサルスベリ

百日紅と書かれるように、ほぼ夏の間3か月間ぐらい咲き続けます。
細かい花が咲いては散り、また新しい小花を咲かせて
灼熱の太陽の元でも元気に咲き続けていましたが
さすがに秋風と共に花の終焉を迎えています。

冷蔵庫の麦茶のボトルの減りが少なくなったり、エアコンに頼らなくても睡眠が快適になったり、日常生活もぐっと楽になりました。


グリーンカーテンとして大活躍だったゴーヤの最後を収穫しました。
寸詰まりや曲がったりと個性的な姿でしたが
ひと夏ゴーヤを買わずじまい、ご苦労様と頭を下げたい思いです。

庭には初秋の花、玉スダレやヤブランが咲き始めました。

玉スダレは彼岸花科なので、ほぼ彼岸花と同時期に咲き出します。
鎌倉の寿福寺の参道に
この玉スダレがビッシリ列に並んで咲いているのを思いだしました。
コロナ感染以来、しばらく鎌倉ともご無沙汰しています。
ヤブランは、どんな暑さにもへこたれない植物で
今秋も例年通り青紫色の花が鮮やかに咲き出しました。


本格的な台風シーズン
稲穂が黄金色に色づき、無事に稲刈りが終えることを祈るばかりです。

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箱根の秋を探しに

2020-09-14 | ウォーキング

未曾有の・・・なんていう言葉を簡単には使ってはいけないと思いながら、世界中に甚大な影響をもたらした新型コロナウィルスの感染、この6か月間で私たちの暮らしが大きく変わったこと、今夏の40度に迫る記録的な猛暑などを考えると、やはり今まで体験したことのなかった日々だったと思わざるを得ません。

と言っても、自然界では季節は秋へと進み、近所の草むらも秋の装いへと移り始めています。

仙石原のススキの穂は出揃っているのかなと、お天気にも恵まれた先週箱根まで出かけてみることにしました。

行きに大涌谷にも寄ってみたのですが、相変わらず大涌谷周辺のハイキングコースは
火山活動の活性化による立ち入り禁止

展望台からは富士山が姿を出し、観光客の出足も少なく
黒卵も心なしか寂しそう

そこで桃源台湖尻に車を駐車して、湖尻周辺を散策してみました。

芦ノ湖に待機している海賊船


真っ赤なガマズミ
ゲンノショウコとイワシャジン

箱根湿性花園にも秋の七草を期待して寄ってみました。

リンドウとネバリノギク
アキノキリンソウとオミナエシ


湖沼のあたりが色づく季節も間もなく

仙石原湿原に群生するサワギキョウ

秋を代表する吾亦紅
下はナガボノシロ吾亦紅
同じ吾亦紅の仲間で、穂が長く白いところから


前方の仙石原のススキ原にも若い穂が出揃った感じがします

たくさんの秋の草花にも出合うことができました。
どんなに大変な時代でも季節は忘れずに巡って、その移ろいにホッとします。

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ほんものの秋はすぐそこまで

2020-09-07 | ウォーキング

新聞紙上では総裁選のニュース、TVでは猛烈な台風10号の進路と避難指示・勧告など、大きなニュースに事欠かない昨今ですが、一方でコロナウィルスの感染関連のニュースは陰に隠れてしまっているのでしょうか。実際、感染者数が減少してきているのか、緊迫した状況でないように思え少し安堵感が・・・
確かに私もだいぶコロナに関しては緩んできたような気がします。

先週、コロナで自粛以来始めて展覧会に行ってきました。と言っても都内まで出かけるにはまだちょっとためらいが、横浜で開催されている「バンクシー展」を観てきました。
チケットは事前オンラインによる日時指定チケットを購入し、マスク着用と手指の消毒を済ませて入館です。
バンクシーは社会問題に根ざした批評的な作品を、世界中のストリート、壁や建物などにゲリラ的なスタイルで作品を残していく匿名のストリートアーティストです。

これらの作品にはその背景に鋭い社会風刺や政治的なメッセージが込められています。


①背中に天使の羽をつけ、微笑みを浮かべているけど手にはマンガンを抱えている警官
②現代人は自給自足を望むことなく、望んだとしても実行することはできない
③遊び場のない現実の子供たちが「球技禁止」と書かれた標識で遊んでいる
④火炎瓶を投げる代わりに花束!どんな変革も平和的な手段で達成されなければならない
久しぶりに刺激的な展覧会でした。

猛暑も陰りの見えたと思った先週(とっても厳しい残暑の一日でしたが)、7月に行ったイタチ川の後半をウォーキング仲間と源流まで歩いてきました。


イタチ川は、横浜自然観察の森の中
細い流れとなって源流に到達します


源流近くのミズキの谷


葛の花、ヤブミョウガ、パンパスグラス
本物の秋もすぐそこまで


夕暮れの雲は自然が織りなす芸術作品のよう

 

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