小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

秋の空に思わず進路を・・・箱根仙石原へ

2011-10-29 | 野の草花

ほとんど雲のない秋の空がよく続きました。

思ったより用事が早く済んだ一昨日、思い切ってそのまま行き先を箱根方面にとりました。

ちょうど今、見頃の仙石原のススキを見に行こうと思い立ったからでした。

さすが平日、車はとても順調でお昼前には仙石原に着きました。

広大な草原は一面ススキの原が続き、秋の陽にススキの穂は輝き、銀色の絨毯のようでした。

一歩ススキの原に足を踏み入れると、すでに取り残されたような虫の音が、かすかに足もとで聞こえていました。

わずかな風にも、ススキの波はしなやかに揺れ、時に高原の風にさざ波のように押し寄せてくる様でした。

 

この台ケ岳の山裾にある、近くの箱根湿生花園にも寄ってみました。夏や秋にあんなに賑やかだった花たちもすでに姿を消し、もみじや楓が少し色づき、りんどうや野菊がひっそりと咲いて、園内は冬支度がすすんでいるようにみえました。

 

湿生花園からは、仙石原のススキの原もみえます。

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日比谷公園ガーデニングショー

2011-10-25 | ガーデニング

もう10月も末だというのに、まだ夏日もあり、深まりゆく秋を感じるのには少し先のような気がします。そんなTシャツ姿もまだ多い一昨日、日比谷公園にガーデニングショーを見に行ってきました。

 

ガーデン部門に分かれたコンテスト作品が広い公園内にたくさん出品され、花と緑をテーマにしたイベントも開催され、日比谷公園はたくさんの人で賑わっていました。

 

「園芸療法」と言って、心身を病んだ人たちのリハビリの一環として草花を育てることをセラピーの手段として活動している友人も、ブースにたくさんの作品を展示していました。

 

出品されているハンギングバスケットやコンテナガーデンの作品はそれぞれにテーマ性をもって、たくさんの草花が寄せ植えされ、それはまるでキャンバスに描かれた絵画のようでした。暖かい陽射しも手伝ってか、どれも賑やかに明るい作品でした。

 

ガーデニングショーは、有楽町から東京駅まで続く丸の内のメインストリートでも開催されていました。

ここのハンギングバスケットは通りの雰囲気に合って、シックで、おしゃれで、道行く人の目を十分に楽しませているようでした。

 

都心で、秋の日差しを浴びながら楽しんだ一日でした。

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シュウメイギクの白さ

2011-10-22 | ガーデニング

シュウメイギク(秋明菊)については、ほぼ毎年ブログで書いますが、この花は私の大好きな花の一つです。特に白くて一重のシュウメイギク。

キクとつくので菊の仲間かと思えば、キンポウゲ科で、コスモスにも似て、実はアネモネに近い種類なのだそうです。

名前もたくさん持っていて英名では「ジャパニーズ・アネモネ」、別名「貴船菊」、「秋牡丹」とも呼ばれています。

9月の台風15号で南に面した庭のシュウメイギクは、全滅しましたが、家の北西側にあるシュウメイギクが傷つかず咲いてくれました。

日増しに秋の空が深まり、陽が和らぎはじめたころ、この秋の空気に添うように咲き出すシュウメイギク。また、秋を惜しむように長く咲き、その白さをいつまでも際立たせながら、秋が深まるまで咲き続けます。

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お気に入りの公園

2011-10-16 | 野の草花

夜中から明け方の強い風雨に、朝のウォーキングは無理かなと思い朝寝坊を決め込みました。案の定、午前中は雨もまだ残るような天候でしたが、午後は強い風と雨に洗われたようなすっきりとした秋空が広がりました。ただ、気温は上昇し少し汗ばむぐらいの陽気でしたが。

午後3時ごろ、歩いて40分ほどの自然公園に夫とウォーキングがてら、でかけてみました。ここは、里山の中に、沼が点在し、この季節カヤトが黄色く紅葉し、また季節折々に生きものも豊富に生息する、私のお気に入りの公園です。

コスモスが見事に咲き、陽がだいぶ低く射しこみ、見事に陰影を伸ばしていました。

  

「カントウヨメナ」、ヒガンバナとその場所を交代するように、咲き出す野菊。この「野菊」という言葉の響きは、大人になっても郷愁に誘われます。

 

私たちが、いつか初日の出をここで拝もうと思っていて(いまだ実現していなかったのですが)、最高にいい富士山を見ることができる、ビューポイントが近くにあります。

帰りに、陽が落ちるこの富士山の姿をみようと思い立ち、帰路を急ぎました。日没になんとか間に合い、空が茜色のグラデーションに染まったかと思うと、太陽は時を刻むように刻々と沈んでいきます。

  

        

            

ハタと気がつきました。目の当たりにした富士山からは、陽は昇らないんだと・・・、初日の出の位置をすっかり間違えていることに今頃気がつくなんて・・・。

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10月連休の新宿御苑

2011-10-10 | 日常

9月、10月と3連休が続きました。特にこの3日間は秋空にも恵まれて、文句なしの運動会日和でした。私は孫の幼稚園の運動会と仕事日が重なって参加できなかったのですが、残り2日間は洗濯物を片づけたり、園芸店に足を運んだり、久々に夫と新国立劇場にオペラ「サロメ」を観に行ったり、友人夫妻と4人で食事をしながらおしゃべりを楽しんだりと、そんな連休を過ごしました。

また、少し早めに家を出て、新宿御苑にも足をのばしてみました。

秋真っ盛り、庭園としては華やかな花の季節は過ぎ、紅葉には少し早く、一年のうちで一番しっとりとした落ち着いた佇まいを見せていました。

菊花壇展の準備も進んで、まもなく日本の秋を彩ることでしょう。

 

 

都会のオアシス のっぼビル「ドコモタワー」が新宿御苑の借景となっています。

 

プラタナスの並木

 

 

     

 

フランス式庭園に咲く四季バラは秋の日差しに色濃く引き締まった感じがします。

 

10月桜」この楚々とした姿は、妖艶な春の桜と違ってあくまでも控えめ

 

ウメモドキが、秋の日差しを受けてたわわに赤い実を輝かせていました。

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