小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

揺れるタイツリ草

2010-04-28 | ガーデニング
花径に律儀に一列に並んだ「タイツリ草」。その細い花径は、花房の重みに耐えるようにかすかに揺れ、絶妙なバランスを保っているように見えます。
いつか育ててみたいと思っていたところ、この冬、苗を園芸店でみつけて早速植えてみました。小さな苗だったので、この春は咲くのは無理かなと思っていたのですが、3つほど花房を付けてくれました。
大黒様が背負っている鯛に似ているのか、別名タイツリ草をケマン草と呼ぶのは仏殿の装飾の華鬘(けまん)に似ているのか。
このユニークな花房がやさしく微風に揺れるのは、やはりさわやかな季節であればこそ、と思います。
明日から始まる連休、なんとか春を取り戻したいものです。
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ヤマブキの花の思い出は・・・

2010-04-22 | ガーデニング
小さな庭に、春の花がやっと咲き揃ったかと思ったら、今日はまた冷たい雨でした。
先日、すっかり若葉が揃った公園で、久しぶりに人の丈ほどもある「ヤマブキ」の花に出合いました。
私にとって、思い出深い、春の花のひとつに「ヤマブキ」の花があります。しかもヤマブキと春祭りは遠い記憶の中で、セットとなって鮮明に残っています。
春の明るい陽射しの中で聴こえる、軽やかな笛や太鼓の音、参道を埋める人と目移りしてしまうほどの出店の数々、それだけで子供心に晴れやかで、お祭りは待ちに待った特別な一日でした。
ただ、出店の「イカの姿焼」だけは「あれは大人が食べるもの」と買ってもらえず、お醤油の香ばしい匂いだけで我慢しなければならなかった、それは楽しかったお祭りと一緒に、必ず思い出す少しほろ苦い思い出なのです。お祭りなのにと、子供心に少し心が沈んだのか、神社の緑深いところに鮮やかに咲いていたヤマブキの花が印象に残っています。まるで私の駄々っ子を諭すように、咲いていたヤマブキの花。
まぁ、ただの食いしん坊な私の郷愁に過ぎないのですが・・・
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並んで記念撮影

2010-04-18 | ガーデニング


一昨日の雪にはほんとにびっくり、都内は薄っすら雪化粧というニュースに、春はほんとにどこに行ってしまったのかと一抹の不安さえ感じたほどです。
やっと晴れました。ただ気温が思ったより上がらないので肌寒く感じます。
例年ですと、1年草の種を撒き終っている頃なのに、今年は土床の準備もできていません。久しぶりに庭に出てみました。雑草の伸びも寒さのせいでしょうか、あまり伸びていません。でも忘れかけていた芽や、オキザリスやフウロの花があちこちから顔を出していました。この調子だと、いっぺんに春の花で庭は賑やかになりそうです。
まず、この天候不順のなかで、健気に咲いていた庭の花たちに並んでもらって記念撮影をおこないました。春の陽射しにほっと、みんないい顔で写りました。

 

  
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サヤエンドウの初収獲

2010-04-14 | ガーデニング
この春は低い気温が続いたことで、桜の花は色も香りも褪せてもなお枝に留まり、今春ばかりは散り際の潔い桜の花も少し勝手が違うように見えました。
さて、今年は野菜の花を楽しもうと、サヤエンドウの苗を昨秋、ベランダのプランターに植えたところ、ぐんぐんと背を伸ばし、なかなか素敵な色の花を咲かせました。とてもみずみずしく力強く見えるのは、花だけに終わらせない結実するという大きな仕事が、野菜の花には残されているからでしょうか。
ジャガイモの種も、100均で買ってきたランドリーボックスに土を入れてひとつだけ植えてみました。こちらも芽がでてきて花が咲くのが楽しみです。
家庭菜園や本格的に野菜を育てている人にとって、なんとママゴトのように見えるのではと思いますが、ほんの少しでも収穫は大きな喜びです。
サヤエンドウは早速今朝のおみそ汁に入れました。
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早春賦の里へ

2010-04-08 | 旅行
2泊3日で、松本・安曇野方面に車で出かけてきました。
今春は、関東でも早春賦の歌のように「春は名のみの風の寒さや・・・」ごとく、春を心待ちにする日が続きましたが、松本では昨日(4月7日)、桜の開花が発表されたようです。
まだ、蕾の桜も多く、まもなく里は桜一色になるのでしょう。
久しぶりに、自転車で春霞の先にまだまだ真っ白いアルプスを望みながら、ゆっくり川辺を走りました。

松本城はソメイヨシノの開花より少し早く、しだれ桜などが彩りを添えていました。

 

石垣の積み石の間に休んでいるカワセミの姿を、土地の方が見つけ、お堀越しになんとかカメラに収めました。


アルプスの湧水の流れに沿って、安曇野のワサビ畑が続き、今たくさんの白い花を咲かせていました。

 

穂高川沿いに「早春賦歌碑」があり、この土手を歩きながら作詞されたという早春賦の歌は、今も昔と変らぬ風景なのでしょう。


萩原碌山の作品と資料が保存されている「碌山美術館」が、碌山の生地である安曇野の駅近くにあり、美術館の建物に惹かれて入りました。その碌山の人生に触れ深い感銘を受けました。

 
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桜の戸惑い

2010-04-01 | 小さな旅
4月1日、新年度が始まりました。
この日に合わせるように、気温も上がり、身を縮めていた桜もやっと咲き始めた感じです。
それにしても、桜の開花宣言から10日間あまり、咲きかけた桜もどんなに戸惑ったことでしょう。


2日前の3月30日、前より予定していたお花見を講座のメンバーと横須賀の「走水水源地」に桜を見に出かけました。この日は雲ひとつない快晴には恵まれたものの、冷たい風が強く吹くそれは寒い一日でした。
京急の「馬堀海岸」駅を下り、馬堀海岸から続く「うみかぜの路」プロムナードを観音崎まで歩きました。
潮風を感じながら、真っ青な空と紺碧色の海、振り返れば真っ白い富士山、大きな船が行き交い、思ったより近くに対岸の房総半島が見え、ほんとに気持ちのいいすばらしい景色の中を歩きました。

 
海岸の浅瀬では、アサリや天草を採っている漁師の姿もあり、春とはいえ、海の中はどんなに冷たいのではと思いました。

 
海岸に面して、現在も横須賀市内に地下水を供給している「走水水源地」があります。ここは桜のシーズンのみ浄水地内が一般開放されて、お花見をすることができます。桜は3分咲きといったところでしょうか。満開になると、この桜並木は桜色のトンネルと化すことでしょう。
私にとって、川沿いの桜は、春の原風景としてあるのですが、海辺の桜を今回見ることができ、ラッキーでした。

いよいよ、今週末にかけて各地の桜は満開を迎えることでしょう。楽しみです。
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