小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

魚を呼び寄せる森 「真鶴半島」

2014-01-28 | 小さな旅

寒暖の差が激しい日が続いています、昨日は横浜でも零度近かったのではないでしょうか。
鉢の中の土に霜柱が・・・我家の庭では今冬初めてだったかも知れません。そして、今日は一転、
春を思わせるほどの暖かさ、この変化に人だけではなく、植物たちもびっくりしていることでしょう。

先週の金曜日もまた、春を思わせるような気温でした。仕事がやっとひと区切りついたので、
どこか歩いてみたくなり、ちょうど休日の合った夫と、真鶴半島をぐるりとウォーキングにでかけてみました。
スタートはJR真鶴駅です。1周すると、ほぼ3時間ということですので、ちょっと遅めのランチを魚市場あたりで、
新鮮な海鮮料理でも食べられるのではと、これを楽しみに歩きだしました。

反時計回りに半島を1周します。しばらくバス通りを歩くと、南側の海岸が眼下に見えてきます。
遠く霞み、海面はキラキラ光り、まるで春の海を思わせます。


中川一政美術館が深い森の中にあり、このあたりからこの半島をすっぽり覆う森林地帯が続きます。
照葉樹林帯で冬でもうっそうとしています。さらにつややかな葉もめだちます。遊歩道も完備されていて、
小鳥がさえずり、砂浜のない海岸線もまた、真鶴の海岸の特徴なのでしょう。
ここを、魚を呼び寄せる森「魚付き保安林」と言い、保護されて豊かな漁場となっています。
土壌が落葉などによって養われ、海にせり出した木々の枝からは虫が落ち、海面にはプランクトンが集まり、
それを求めて魚が寄ってくるなど、そのサイクルは森を育て、豊かな漁業をつくるなど、大切にされている
場所です。

そんな豊かな森も、県の名木にもなっているクロマツには駆除剤を撒くための長いホースが巻かれ、
すでに虫の被害で朽ちてしまった木も目立っていました。

岬先端の三石海岸。大きな2つの岩を渡す注連縄が飾ってあります。初日の出の名所として有名なところです。
引き潮の時は先端まで歩いて行くこともできるそうです。


陽射しは暖かったのですが、海岸は風が強く、冬の厳しさも感じられる海でした。

 ここでちょうど行程の半分、ランチをめざして急ぎます。
午後2時、魚市場にある町営レストランで遅いお昼をとることにしたのですが、すでに地魚料理は終わって
しまいました。でも新鮮なお刺身を堪能し、駅へ急ぎました。

自然豊かな島をすっかり気に入ってしまいました。
季節柄、花はほとんど咲いていなかったのですが、今度は季節を変えて再び訪れたい場所です。

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冬の城ケ島

2014-01-21 | 小さな旅

昨日1月20日は大寒でした。
一年でもっとも寒い時期にあたり、朝は小雪が舞いほどでしたが、前もって予定していた三浦半島の最南端、
城ケ島に行ってきました。
この日城ケ島は、曇りの天気予報が外れ、ほぼ快晴の青空が広がり、冬の陽射しは力強く、背中を包む太陽は
大寒を忘れるほどの暖かさでした。

自然が作り出した芸術品 馬の背洞門

城ケ島は何度か訪れたことはあったのですが、この季節に行くのは初めてで、県の天然記念物に指定されている
ウミウの越冬地で過ごすウミウの姿を見るのを楽しみにしていました。
公園の展望台からはるか遠くの海蝕崖に身を寄せているように見える黒い姿を捉えることができ、それは春を
待ち侘びているようにも見えました。カメラの望遠レンズでなんとか収めました。
多い時はその飛来数はおよそ2000羽にもなるそうです。


冬の海は、島にある2つの城ケ島灯台と安房崎灯台の白い姿を紺碧の海にくっきりと浮かびあがらせていました。


この季節、島に約30万株の水仙が咲き、ほのかな香りが島に漂い、少し首を傾げたような可愛いい姿を
楽しませてくれました。


大寒の日に、穏やかな海岸沿いを歩くことができ、春遠からじと感じた1日でした。

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電子本の読書は

2014-01-12 | 日常

私は決して電子書籍派ではなく、どちらかというと活字の匂いとか、行間を読む楽しみや、
本の厚みの質感など、電子書は紙の書籍に変わるものではないと思っていました。

でも最近、細かい字は読みにくくなり、本を読む時は、メガネをつけたり外したり、本に顔を近づけたり、
離したりと、面倒に思うようになったのも確か、さらに寝る前の寝床読書は、ページをめくったり、
本を抱えるのもたいへん、このあたりを解決できるのが電子本ではないかと思い、このお正月、
自分へのお年玉のつもりで電子本端末機を買ってみました。

ほぼ文庫本サイズのKindle電子本端末

                          まず、小説を読んでみました。

はじめは文庫本サイズの液晶画面の文字は読むというか、字を見るという感じで違和感があったのですが、
少しずつ慣れて読むことができるようになってきました。

詩もダウンロードして・・・

                           横書きのページも違和感なく

これで読書時間が楽しく、長くなったかと言えば、そういう訳でもなく、おもちゃを与えられた子供のような
ものなのですが・・・
寝床読書は楽になりました。部屋の照明を暗くしても画面ははっきり見えるし、枕の脇に立てかけ、
軽くタップするだけで、ページが進み、もう眠くなったのでやめたとなれば、閉じることもなく、栞をはさむこともなく、
パタンと伏せておわり。
と、まぁ新年早々、襟を正して・・・には程遠く申し訳ありません。

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正しい初詣とは?

2014-01-07 | 日常

寒の入りを迎え、いよいよ寒さも本格的になってきました。
ここ数年、初詣は混雑している三が日を外して行くことがすっかり定着し、今年はこの軟弱さに一層輪を
かけた初詣となりました。
もう新年も5日も経った、一昨日鎌倉へ出かけてきました。

お昼頃でしたが、鎌倉駅前は人でごった返し、この人の波について行くと鶴岡八幡宮へはどのくらい時間が
かかるのか、いずれにしても、今年は、受験を控えた孫の合格祈願を兼ねて、学問の神様でもある
荏柄天神社に行くつもりだったので、こちらを先にお参りすることにしました。

まず腹ごしらえと、丼物で名の知れた「天金」へ寄ったら、なんとたくさんの人が順番待ちでした。
とりあえず、順番待ちの最後尾に名前を入れ、その間に近くの宝戒寺にお参りに行ってみようと考える
あたりが、すでに正しい初詣から外れるところですが、30分の往復で、ほどなくランチの順番の名前も
呼ばれ、炊きたてアツアツのエビ丼を食べることができました。

荏柄天神社は、鶴岡八幡宮の交差点からも歩いて15分ぐらいで、こちらは順調にお参りをすることができました。
福岡の太宰府天満宮、京都の北野天満宮と並ぶ三天神の一つで、学問の神で知られる道真公が祀られて
いることから、受験生が多く合格祈願に訪れます。

天神様のシンボルでもある梅にすでに蕾が出揃っていました。
「天神様」「牛」「梅」の三択おみくじ、合格祈願の絵馬もズラリとぶら下がっています。
ここでは、願いごとはもちろん孫の合格祈願にしぼり、おみくじを引けばなんと「大吉、」いい予感がします。

帰り、鶴岡八幡宮の前を通れば、まだまだ長い人の波、大吉を引いたことでもあるし、ということで、
毎年行っている鶴岡八幡宮を今年はパスしてしまいました。このような初詣でほんとにご利益はあるのでしょうか。

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「男子が握るお寿司」今年は・・・

2014-01-05 | 日常

新年明けましておめでとうございます!
主婦にとっては忙しいお正月が過ぎ、気が付けば、新しい暦も5日になってしまいました。

子供たちが自立し、それぞれ家庭を持ち、その家族に転勤や受験など、過ごすお正月に変容は
避けられません。今年のお正月は、受験で帰省できなかった娘一家が加わった「年祝い」となりました。

お正月恒例「男子が握るお寿司」は、厨房に男子2人、ただ握る手順はすこぶる手際よくなり、2人の
にわか寿司職人、あっという間に、夫婦2人だとめったに炊いたこともないご飯の量を握り、
賑やかにお祝いの膳を囲むことができました。



思えばいろいろあった2013年でしたが、健康で新しい年を迎えられたこと、感謝と希望をもって、
新しい年を過ごしたいと思います。

今年も不定期で、気まぐれブログですが、どうぞよろしくお付き合いください。

コメント (9)
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