小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

多摩川を歩く第3回 石田大橋(国立市)~拝島橋(昭島市)

2012-02-29 | 小さな旅

閏年229日の置き土産は、どっさりの春の雪。その横殴りの雪の降りかたにもびっくりしましたが、一方では軒先の雨音が聞こえるほどで、思ったほど積雪はありませんでした。みなさまのお住まいはいかがでしたでしょうか。

     

 

先週の金曜日はほぼ快晴でした。

3回目の多摩川ウォークは、多摩川の河口から40キロ辺りから、いよいよ多摩川中流に差し掛かります。

国立市のJR南武線矢川駅がこの日のスタート地点です。

20分ほどで多摩川の石田大橋を通過しました。

すでにこのあたりからは、武蔵野の面影を色濃くし、多摩川の河原から少し離れた河川敷公園内には、文学作品にも多く出てくる歌碑や句碑等が建っていました。

豊かな湧水がある根川沿いには遊歩道があり、市民の憩いの場所にもなっているのでしょう。水辺には鯉や亀、鴨や鷺がのんびりと羽を休めていました。

 

緑道はだいぶ先まで続いているようでしたが、多摩川河川に進路を取り、多摩モノレールに架かる立日橋に向かいました。

 

 

さらに進むと、中央本線の鉄橋が見えてきました。

この河川敷で、空気が乾燥していたのでしょう。2月中旬ごろ火事があったようです。大事に至らなかったようです。

 

 

川幅は中流らしく浅く、前回までの多摩川とはだいぶ印象が違ってきました。

川の中央で釣りをする人、そのまわりを泳ぐ鴨の姿、穏やかな川面に見えます。

近くの公園には梅も咲き、春が近いことを感じさせます。

 

 

先に見える、八王子市と昭島市を結ぶ多摩大橋の赤いアーチの大きさが、多摩川の川幅がぐっと狭くなってきたことを感じさせます。

    

 

まもなく、昔(と言っても160万年前)鯨が生息していたと言われる「くじら運動公園」があり、グラウンドがいくつも入るような広大な公園でした。

 

いよいよ昭島市に入ってきました。この日の行程は11キロでした。

次回はいよいよ玉川上水の取水地、羽村市に入る予定です。

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NY旅行記 その5 ボストンへの小旅行

2012-02-25 | 日常

ニューヨーク近郊都市には、ワシントンDCを始め、ボストンやフィラデルフィアなどがあり日帰り観光も可能なようです。

滞在期間の週末に長男家族と一緒にボストンへ1泊2日の小旅行にでかけました。

ニューヨーク郊外の自宅から車で3時間半かかりました。

1日目は、小さな生き物が大好きな孫たちと、まずボストン水族館へ。ここはハーバーサイドに位置して、ボストン湾に生息するものから、世界中のたくさんの海の生物が集められています。岩山で歩いたり、泳いだりするペンギンたちを見て大興奮でした。

 

 

翌日は、古い欧州文化を色濃く残す街Little Italyにある「Old North Church」周辺を散策しました。

ボストンは、17世紀に英国人たちが最初に入植した土地のひとつで、NYとは違ったヨーロッパの雰囲気があります。実際にItalian Americanもたくさん住んでいるのでしょう。街は、欧州の生活感が漂っていました。

 

 

ここボストンは、ボストン美術館や、マサッチューセッツ工科大学やハーバード大学があり、アカデミックな街としても知られているところです。こんど訪れるときは、そんなボストンの街を味わってみたいものです。

 

私たちの旅のスタイルは、あれもこれもと欲張りすぎる傾向にあり、今回も終わってみれば、もう少し余裕のある旅を・・・といつも同じ反省で終わります。

ニューヨークは日本との時差も大きく、旅の始めと終わりは少し疲れが出たことも確かです。

それでも、長男家族が住んでいるNY郊外に戻って、暖かい寝床と日本食と、孫たちの笑顔に元気をもらい、旅を続けることができました。ほんとに感謝です。(おわり)

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NY旅行記 その4 セントラルパーク

2012-02-22 | 旅行

マンハッタンを歩いて楽しむだけでなく、高くそびえたつ摩天楼を上から眺めるのもまたいかにもマンハッタンらしい景色だと思います。

代表的な高層ビルと言えば、エンパイア・ステート・ビルとロックフェラー・センタービル。私たちはロックフェラー・センタービルの67階よりマンハッタンの街を眺めてみました。ここからはセントラルパークも小さく見えましたが・・・。

 

 

このセントラルパークは、南北に約4キロ、東西に約800メートルの広さで、マンハッタンの真ん中に位置しています。中には動物園やアイススケート場、池もいくつも点在する、大都会のなかとは思えないほど豊かな自然に恵まれています。

私たちは、この公園を東西に横切ってみました。夏は深く緑で覆われる公園も冬は緑も少なく、それだけに周りの建物が公園の木々の隙間から美しくみえます。

 

公園内は車も走るほど道路も広く、その中をジョギングしている人、ロードバイクで走っている人、中にはベビーカーを押しながら走っている人、馬車に揺られながらの人もいて、思い思いの過ごし方に、この公園が大都会の中にあって、ニューヨークに生活する人々の大切な憩いの場であることを感じました。

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NY旅行記 その3 ニューヨークの美術館

2012-02-20 | 旅行

美術館のメッカと言われるぐらいニューヨークには、世界に誇る美術館がたくさん点在しています。

今回は、ニューヨーク近代美術館「MoMA(モマ)」と、世界最大規模を誇る「メトロポリタン美術館」を2日間にわけて観ました。

・ニューヨーク近代美術館MoMA

ミッドタウンのビジネス街にあって外観はそれほど目立たないのですが、一歩建物の中に入ると、自然光を取り入れた5階までの吹き抜けで、開放感のあるアトリウムとなっています。そのコレクションは15万作品以上。

 

日本語ガイドのイヤホンは、免許証を提示すると無料で貸し出してくれます。

その作品のあまりの膨大さに、結局観ることができたのは、後期印象派と1940~70年代の絵画でした。ピカソ、マチス、ゴッホ、モネ、ルソー、ダリなど、もう美術の教科書で観た名画がズラリと、しかも柵もなければ、写真もフラッシュさえ使用しなければ、撮るのもOKなのですから、この国の懐の広さを感じました。

 

 

・メトロポリタン美術館

膨大なコレクションは200万点を超え、その約4分の1が展示され、残り4分の3は収蔵庫に眠っていると言われています。ほぼ1日をかけるつもりで、気合を入れて行ったのですが・・・。

 

 

午前と午後の2回、日本語ガイドツアーに参加しました。1時間で10点ほどの作品を解説してもらいます。その館内は広く、まるで迷路のようで、次の作品へ向かうのは小走りで学芸員の方のあとについていきます。

 

ここでもまた、本や教科書にでてきた絵画をどんどん素通りしていきます。うぅん、なんともったいない、でも欲張ったところで、1日で観ることはできないのですから、諦めるほかしかたありません。

 

 

小さい子供たちが先生の解説を聞きながら絵画を鑑賞していた姿が印象的でした。小さなころから本物に出合える子供たちは幸せだと思いました。

 

 

結局、次にまた訪れるチャンスがあるのなら、観たい作品とその場所をチェックしておこうと、これまた分厚いガイド本を買って帰ることになりました。

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NY旅行記 その2 自由の女神像

2012-02-18 | 旅行

ニューヨークに到着してまず、一日の市内観光に参加しました。

マンハッタンのほぼ中央ミッドタウンを南下して、リバティ島の自由の女神像から、北はセントラルパークまで、ニューヨークの名所を巡るというものです。

この日は、スーパーボールの試合でニューヨーク・ジャイアンツが優勝したパレードが盛大に行われる日で、私たちの乗った市内観光バスも予定のコースを変更せざるを得ないほどでした。100万人の人出とか・・・。その熱狂ぶりは、整理しているお巡りさんさえニコニコ顔、もうファンと一体となってたいへんな騒ぎでした。まぁ、こんなことに遭遇できた私たちも幸運と言えるでしょう。

 

2001年9月の米国同時多発テロで崩壊したワールド・トレード・センター跡地に再建工事が進められている新しいWTCも車窓から見ることができました。

 

自由の女神像の立つリバティ島に渡る際のセキュリティチェックは厳しく、パスポート提示から持ち物検査まで徹底していました。

また、フェリーから見るマンハッタンの景色は、今ここニューヨークに立っていることを一番実感できるほどの眺めでした。

 

 

自由の女神像は、アメリカのシンボルとして広く知られ、さらにその正面の姿はあまりにも有名で、大きな感慨はないものと思っていたのですが、私が深く感銘を受けたのは、その右腕の太さと、がっちりとした後ろ姿でした。

移民たちの希望を表すシンボルのたいまつを掲げている右腕は太く、その力強さに圧倒されました。

また、今まさに、切られた鎖から一歩を踏み出そうとする引きずった右足に、自由を勝ち取ったアメリカの民主主義の原点をみたようにも思えるのでした。

 

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NY旅行記 その1 大きなアメリカ人

2012-02-17 | 旅行

今冬は、2月の半ばになってもなお寒い日が続いていますが、ニューヨークで過ごした10日間はほとんど晴天でした。今冬は暖冬傾向とか。

寒さ対策に持っていった手袋、マフラー、帽子はほとんど使うことがありませんでした。

 

NY郊外

長男家族は、マンハッタンから電車で3~40分ほどのHarrisonという街で新しい生活をスタートさせていました。

広い道路と、大きな木立を持つ家が並ぶ住宅街。庭にはリスも訪れ、豊かな自然を感じさせます。

ほとんど人の気配を感じないのは車社会だからなのでしょう。

 

少し先のマーケットまで買い物に週末連れていってもらいました。20分ということでしたが、ハイウェイで25キロも先でした。

マーケットの品ぞろえは豊富で、量も多く、アメリカ人の体格が大きいのも頷けます。

 

 

 

私たち夫婦は、滞在期間中、このHarrisonを基点にマンハッタンのターミナル駅「グランド・セントラル」まで電車で通い、NYの雰囲気を感じることができました。

 

・大きなアメリカ人

ニューヨークの中心街マンハッタンの歩き方は、マンハッタンの東西を走るストリート名と南北を走るアベニュー名を覚えておくと思ったよりわかりやすく、あまり迷うこともなく目的地を探すことができました。

地下鉄のメトロカードを使って目的地に行くこともありましたが、ミッドタウン内はほとんどを歩きました。

ただ、なぜこんなにもニューヨーカーたちは足速やに歩くのかと、うっかりするとそのペースに乗せられ、息が切れることもありました。

 

しばらくして気が付きました。足の長さです。大きなアメリカ人は足も長く、一歩の踏み出す足は多分私の23歩にもなるのでしょう。この圧倒的な不利に気がついたのはだいぶたってからですが・・・。(続く)

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両親に会いに・・・

2012-02-02 | 日常

 

寒さの厳しい冬を「厳冬期」とは聞いたことがありますが、今冬は「激冬期」と思えるほどです。

日本海側の降雪が早くおさまることを祈らずにはいられません。

先週末、大阪・高槻にある両親のお墓参りに行ってきました。遠い地に眠る両親には足しげく

通うこともできず、一年に一度は兄妹でお墓参りに行こうと決めたもので、今年はそれぞれの

連れ合わせて6人でお参りしてきました。両親も喜んでくれたことと思います。

ついでにレンタカーを借りて、1泊二日の京都も楽しんできました。

平等院、三十三間堂、清水寺といずれも観光のメッカですが

小雪舞う、底冷えのするこの時期の京都は、静かで、かえって古都を堪能することができました。

姿の美しい平等院鳳凰堂

    

通し矢がおこなわれる三十三間廊下

      

             

東山の音羽山中腹に立つ清水寺の舞台

      

               

 

明日から2週間ほど、長男(ニューヨーク在)のところに行ってきます。

向こうも氷点下が続いているようです。 しばらくお休みします。

みなさまも寒さにお気をつけて!

 

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