小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

月下美人だけが・・・

2010-08-29 | ガーデニング
「日本付近は太平洋高気圧に覆われ、全国的に青空が広がるでしょう」以前であれば、この天気予報をテレビなどで聞くと、身も心も晴れ晴れ、出かけるにしても、家にいるにしても、得した気分になったものですが、今夏だけは、「もう、うんざり」いつまでこの残暑は続くのかと気が遠くなるほどです。
庭もほとんど手つかず、そろそろこれではいけないと、思い切って今朝は早起きして、陽が射す前に庭の草むしりをしました。空気は少しひんやり感じますが、藪蚊との戦いです。いい獲物が来たとばかり、服の上からも何か所も刺されます。
無法地帯に化した庭は、雑草の温床なのですが、今夏ばかりは日照りのためか、雑草も少し元気がないように思います。覆い茂るというよりは、ひょろひょろと背が高くなった雑草には、いつもの陣取ったという勢いがないように思います。この夏の猛暑は、雑草にもなかなか厳しかったようです。
ところで、荒れた庭ですが、月下美人だけは、今夏、今までにない咲き方をしました。一晩に25個の蕾が一斉に開いた夜は、かえって落ち着かない夜を過ごしました。夜の8時過ぎ、時計の針を刻むように、蕾が開き始め、香りも一斉に立ちこめ、さすがにその芳香はわが家の庭をすっぽりと包みこんだようでした。月下美人はどうして、夜毎に一輪または数輪ずつ咲くということをせずにいっぺんに咲いてしまうのでしょう。不思議でなりません。
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バリ・ウブド 食事は旅のハイライト

2010-08-25 | 旅行
多様な民族と豊かな自然、バリで食べ物がおいしくないわけはありません。もちろん、中華料理も日本料理もありましたが、滞在した1週間は、香辛料やスパイスをふんだんにつかったエスニック料理が中心でした。そしてなによりもおいしく感じたのは、爽やかな風が吹き抜ける田んぼの中にあるレストランだったり、椰子の木が揺らぐ海辺だったり、インド洋迫る夕暮れの海辺であったり、自然のなかにある食卓はなにものにも代えがたいご馳走でした。


インドネシア料理(バリ料理)は、ご飯をナシ、麺をミー、それに炒めるという調理方法がゴレン。これを組み合わせたナシゴレンとミーゴレンは街のどこのレストランにもあり、ほとんどが日本円で100円から300円以内で食べることができました。(リゾート地などのレストランでの価格はもっと高いのかも知れません)
 

そのほかにも温野菜をピーナツソースでいただくサラダ「ガドガド」、ご飯とさまざまな惣菜を混ぜて食べる「ナシチャンプル」は美味でした。
ストローが突っ立ってしまうほど濃厚なフルーツジュースは、ここが南国である証なのでしょう。

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バリ・ウブド 肥沃な地「ライステラス」

2010-08-23 | 旅行
バリのウブドらしい景観といったら、やはり田園風景でしょうか。田んぼは年に3回収獲できる三期作、それぞれ生育の違った稲が田んぼを活き活きと見せています。


日本の田んぼの風景と大きく違うのは、椰子の木のある田園風景でしょうか。そして、斜面を利用した棚田(ライステラス)が折り重なるように続き、どの田にも水が満ち、このウブドが自然に恵まれた肥沃な地であることがわかります。




田んぼの間を歩いていると、熱帯性の植物が生い茂るジャングルがあり、田んぼに自然の恵みが供給されていることを実感することができます。


この豊かな自然の中で、オランダ統治下に、多くの芸術家がバリを訪れ、自分たちの芸術観をバリの人に伝え、バリで細密画ウブドスタイルが確立していったという話は、今回の「バリ・キッズゲルニカ」を現地で支えたグスティさんの日常のスタイル(農業の傍ら、絵を描くという)からも納得のいくものでした。
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バリ島・ウブド 「バリ舞踊の世界」

2010-08-21 | 旅行
バリの伝統舞踊は、滞在期間中あちこちで公演が行われていました。夕刻になると街のメインストリートには入場券を売る地元の人々が盛んに呼び込みをはじめ、夕闇迫る頃には、舞踊に使う楽器の音色も聞こえてきます。この街にとって、この舞踊は大きな観光資源でもあるのでしょう。

滞在期間中、「レゴン」と「ケチャ」の2つの舞踊を観賞しました。
宮廷舞踊のレゴンダンスは、宮廷内での娯楽として創られた女性たちの優雅な舞です。豪華な衣装をつけ、その踊り手の腕や指の動きは、闇夜の中、繊細でかつしなやかな動きが妖しく、遠いいにしえに引きこまれるようでした。
驚いたのは、舞う女性も楽器を奏でる女性たちも、練習を積んだこの地で生活をする人たちであったこと、舞台の後ろではきっと出演者たちの子供たちなのでしょうか。お母さんたちの舞踊が終わるのを待っているのでしょう。賑やかな子供たちの声も聞こえてきました。


「ケチャダンス」は、闇夜迫る神社の境内で、椰子油ランプだけの灯りの中で、男性たちが舞う舞踊です。音楽の伴奏はなく、大勢の男性のリズムカルな掛け声で劇を盛り上げる力強い合唱舞踊でした。この男集も昼間は農業などに従事する普通の人たちなのだそうです。
2つの舞踊は、いずれもセリフがあまりない神聖な踊りなのですが、そのストーリーは善と悪がはっきりしていて、仮面を付けて踊ったり、動物の姿で登場したりと、私でもその内容が理解できるものでした。


日曜日、子供たちに伝統舞踊を教える大人と真剣に取り組む子供たちの姿を、街でみることができました。こうして後世に受け継がれていくのでしょう。

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バリの宗教 ヒンズー教

2010-08-20 | 旅行
バリ島の人口の90%はヒンズー教徒と言われています。インドネシア国全体からするとヒンズー教徒は3%なので、バリ島にヒンズー教徒が集約されているのでしょう。とても信仰が厚く、生活の基盤そのものが宗教を中心に回っているようでした。
寺院の数も多く、どこの寺院でも民族衣装をつけたバリの人たちに会うことができました。
お供えを頭の上に載せ、寺院に捧げた後、家族のもとに持ち帰り食べるのだそうです。


寺院の入り口には、三角形をした石の門を頂点から割ったような割れ門があり、邪気を中に通さないと言われています。



寺院の中には彫像や石材でできた装飾、神の像などが数多くあり、ヒンズー教の長い歴史を感じました。


祭礼の際に、沐浴場で身を清める人の姿もありました。

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インドネシア・バリ島へ 「キッズゲルニカ」参加

2010-08-18 | 旅行
今年の夏休みは、暑い日本を離れて、もっと暑い国へと思いきや、5月のような爽やかな風が吹き抜けるインドネシア・バリ島で1週間を過ごしました。
バリ島のほぼ中央に位置するウブドで、「キッズ・ゲルニカ」が開催され、そのスタッフの方に誘われての参加でした。


「キッズゲルニカ」とは、ピカソが描いた反戦画「ゲルニカ」と同じサイズ(3.5メートル×7.8メートル)のキャンバスに、世界各地の子供たちが平和をテーマに絵を描くという国際子供平和壁画プロジェクトです。すでに世界各地で100以上の作品が完成しているそうです。今夏、この展覧会がバリ島で開かれることになり、参加する機会を得ることができました。ただ、自分たちの夏休みの日程に合わせて出かけたので、イベントやバリの子供たちの描くワークショップなどには参加することができず残念でした。
キッズゲルニカの壁画は、ウブドの街のサッカー場や美術館の庭などに飾られていて、滞在期間中観賞することができました。








ウブドは、バリアートの中心地としても知られていますが、街には美術館が点在し、ギャラリーが軒を連ね、家族に1人は画家がいると言われているほど、芸能・芸術が盛んなことを実感できる1週間でした。
ウブドで感じた、暮らしや自然についてはまた記録していきたいと思います。
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ゴーヤのグリーンカーテン

2010-08-09 | ガーデニング
久しぶりに雨の朝を迎えました。昨晩は結構激しい雨音に、もしやクールダウンかと期待してしまいました。暑さも一息つけそうです。
東側の窓につけたゴーヤのグリーンカーテンが、窓をすっかり覆い、なかなかいい感じになってきました。1間(1.8m)幅の窓の下にゴーヤの苗4本を植えて、伸びる蔓を誘引してきました。この1.8m幅に4本の苗が、適切だったかどうかですが、グリーンカーテンとしては十分に陽射しを遮ってくれます。ゴーヤの実のほうはと言うと、次から次へとすでに食べごろが7~8個ぐらいぶら下がっています。そのほか指先大もたくさん。普段は2人家族ですから、毎日のゴーヤメニューは、目先を替えて食べても十分過ぎる量です。
実の収穫を考えると、もう少し苗は少なくてもよかったかなと思うのですが、グリーンカーテンのボリュームとしてはちょうどよく、どちらを優先するかは、まぁ贅沢な悩みでしょうか。ゴーヤの苦みが苦手な人もいるので、近所におすそ分けするのも確認してからということになりそうです。

明日からしばらく、ブログをお休みします。
どうぞみなさま、残暑厳しき折、お身体には十分気を付けてお過ごしください。
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元気印「カンナの花」

2010-08-05 | ガーデニング
日中の最高気温が毎日更新されると、暑さの呼び方もますますエスカレートして、「猛暑」、「酷暑」、「炎暑」、「激暑」とほとんど、その表現にも風情がなくなってくるようで、肌で感じる気温差にもすっかり鈍感になってしまったようです。
そして一言、また言ってしまう「暑い!」。
庭のカンナの花だけが、どんな暑さもいとわないよとばかりに、次々に咲いています。このカンナは友人から一鉢もらったものを庭に植えたのですが、球根を掘り起こすこともなく、毎年陣地を広げています。カンナと言えば、「真っ赤なカンナ」ですが、このクリーム色はやさしい色でありながら、しっかり夏の太陽に向き合って輝いて咲いています。元気なカンナに少し助けられているような暑い一日でした。と、また言ってしまう「暑い!」連呼。
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鉄道博物館へ

2010-08-02 | 小さな旅
夏休みを利用して、男の子(孫)が二人泊まりに来ていました。ふだん静かなわが家も、ちびっこ2人のエネルギッシュな動きに、それでなくても暑い夏が、さらにヒートアップして、たいへんな騒ぎとなりました。

孫が作ってくれたサラダ

そして今日、鉄道好きなこの2人を連れて、大宮の鉄道博物館に行ってきました。
息子たちの頃は、この鉄道博物館は東京・神田にあって、やはり暑い夏休みによく連れて行きました。老朽化が進んだ神田の鉄道博物館がさいたまの大宮に移ったことを何年か前に聞いて、もう訪れることもないのだろうと思っていたのですが、なんの今度は孫を連れてまた訪れることになりました。
すっかり、りっぱな建物になって、懐かしい蒸気機関車や新幹線、特急などが展示され、
歴史から運転の仕組みやシミュレーター、体験と、もう子供たちの鉄道への興味を飽きさせることなく、十分に楽しむことができます。

私のように、鉄道音痴でも子供のころ乗った懐かしい列車や、学生の頃親元から離れて乗った特急、はじめての新幹線など、車内の懐かしい匂いが郷愁を誘い、懐かしいひと時でした。3階まで吹き抜けの展示場は、冷房もよく効いて暑さも忘れるひとときでした。
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