紅梅ほころぶ

我家の小さな庭に春の先頭をきって、紅梅がほころび始めました。例年ですと2月の暦をめくる頃から咲き始めるのですが、今年は少しだけ早い気がします。
今朝も風が冷たく、昨晩の雨跡が薄く凍り、まだまだ寒さは厳しく感じますが、日中の陽射しは暖かく、庭の黒い土も芽吹きの準備をしているのでしょうか。薄明るい感じさえします。
世の中がどんなに大きな問題をかかえた時代であっても、春が近づくと梅がほころび、小鳥達もやってきます。そんな季節の移ろいを感じるだけでも、どんなにほっとし、心が救われることでしょうか。

新しいウォーキングシューズ

4年間履き続けたウォーキングシューズをやっと手放しました。昨年の夏、５２０キロの旧東海道を歩き終えた時、かかとがかなり減り、穴が開くのも時間の問題かと思っていたのですが、昨暮れに踵に石ころが入るほどになり、ついに新しいものに替える決心をしました。物に対してあまり執着がないほうなのですが、さすがに決別するのは寂しく（少し大袈裟）、新しいウォーキングシューズを探すときも「前の靴を超えるものはないのでは」などと、買うことに消極的だったのですが、新しい年とともに、思い切って靴も新しくしました。
今回の靴は、履きつぶすまで何年かかるのでしょうか。自分の健脚に感謝しつつ、今年のウォーキングへの気持ちも新たになりました。

特注のオムツカバー（三四郎の最近）

今朝は今冬一番、寒さが厳しかったようです。窓を開けた朝の空気は肌を刺すほどに痛く感じました。
昨年の冬までは、どんなに寒くても外のハウスで丸くなって過ごした三四郎ですが、すっかり介護が必要となったここ数ヶ月、昼夜を問わず暖かい居間で過ごしています。はじめ不自然に感じたオムツもすっかり板についてきました。
ところで、最近ミシンを買い換えました。コンピュータミシンは、以前使っていたミシンと勝手が違い、やっと作品になった記念すべき第一作は、三四郎のオムツカバー。少し不恰好ですが、尻尾の出口をつけた特注のオムツカバーは母の苦心作となりました。

もうすぐ小正月

昨日、鎌倉の鶴岡八幡宮の近くに用事があり、久し振りに若宮大路を歩きました。私はすでに近所の神社に初詣を済まし、願い事もたくさんしたばかりなので、もう鶴岡八幡宮での初詣は遠慮しておきました。すでにお正月７日も済んでいましたが、たくさんの人出に、さすが観光地鎌倉という印象を受けました。
そして、若宮大路の老舗の酒屋さんの店先には、もう小正月の繭玉が飾られていました。多分柳の枝でしょうか。小さくちぎったような形の紅白のおもちがたわわについていました。
子供達が小さかったころ、上新粉でついた紅白のおだんごを繭玉のかたちにして、木の枝に刺し、どんと焼きの焚き火にあぶって、炭だらけになった繭玉を食べたのを思い出しました。
繭玉団子は一般的には五穀豊穣の願いから繭や稲花などの農作物を模して作られているようですが、この酒屋さんにお願いして撮らせていただいた繭玉飾りは、繭玉というより「餅花」という言葉にピッタリな、やはり古都鎌倉らしい飾りつけでした。

遅ればせながら

お正月三が日が過ぎて、久し振りに顔を合わせた家族もそれぞれの巣に戻り、お重や椀を片付け、寝具を干し、山ほどの洗濯物を洗い上げると、主婦のお正月がやっと終わった気がします。やれやれ！
今更、明けましてもありませんが、どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
暮れからの晴天続き、日溜りは陽炎でもたつのではと思われるほど暖かく、冷たい世間の不況風が吹きすさぶ中に、背中を包む太陽の暖かさはほんとにこの上ない有り難さだと思います。今年も太陽の恵みに感謝できるよう、自然環境を壊すことなく守っていくことが、私たちに約束された地球にやさしい明るい生活だと思います。今年もどうぞよろしく！