小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

チューリップの球根

2006-09-29 | ガーデニング
「秋の日はつるべおとし」の言葉どおり、最近は、夕方5時過ぎになると突然日が落ちて暗くなるのを感じるようになりました。庭も華やかさを失いつつあるように思います。そして秋の庭仕事は日が短くなるとともに忙しくなります。
来春、真っ先に咲き始めるのはやはりチューリップでしょうか。先日園芸店を覗いたら、並んでいたチューリップの球根の種類が多いのにびっくりしました。最近はピンクやクリーム色のグラデーションやシックな紫色あり、形も八重咲き、ユリ咲き、後フリルがついたような咲き方など、ほんとに多種類の球根があるのには驚きました。でもやはり選んだのは、チューリップの歌にもあるように一重の赤・白・黄色の3色、アンデルセンの童話にだって、親指姫は赤いチューリップから生まれてきたことだし、チューリップにはこの色は外せないと早速買い揃えました。来春が楽しみ!
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天真爛漫「デュランタ」

2006-09-27 | ガーデニング
数年前に近所の家の玄関先に鉢植えされていたデュランタ、とてもかわいい藤色の小花が房状に垂れて咲いていました。翌年の同じ頃には、すっかり大きくなって門扉を塞いでいました。もう草花というより、立派な花木に生育していました。花の名前と育て方をそのお家の方に伺ったら、デュランタと言って、暑さにとても強くてほっておいても大丈夫ということでしたので、これは我が家にぴったりと思い、小ぶりの鉢植えを買い求めました。この花の面白いところは、萩のように枝を垂れて花をつけるところまでは同じですが、同じ垂れ方をせずに、少しお行儀悪くいろいろな向きに垂れて花を咲かせます。その天真爛漫さがなんとも愛おしく、小さい庭ゆえに鉢の置き場所に苦心しながら、来年の生育ぶりを今から楽しみにしています。
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ハナトラノオ

2006-09-25 | ガーデニング
「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおり、秋分の日を過ぎた今日は肌寒さを感じるほど、めっきり秋らしくなりました。空気が澄み、気持ちのいい一日でした。
庭の「ハナトラノオ」が咲き出しました。夏の頃から咲き出しているところも見かけますが、我が家の場合は日陰のせいか、毎年秋分の日前後から咲き出します。宿根草で毎年同じ場所に自生し、雑草も虫も寄せつけないほど丈夫な優等生! 茎が角ばって、花穂が野生のトラノオに似ていることから「ハナトラノオ」と名前がついたようです。茎の四方に筒状の花が下から列状に順次咲き出し、その柔らかい紫色は秋の澄んだ空気に凛として、周りの空気まで清浄しているようです。
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箱根仙石原のススキ

2006-09-22 | 小さな旅
空が青く澄み切った、まさに「天高く・・・」の一昨日、箱根の仙石原草原を歩いてきました。箱根湿生花園の借景のようにも見える仙石原の湿原に広がる大草原、この季節はススキで山全体が埋め尽くされるわけですが、今までこの時期なかなか行く機会がなく、一度是非ススキの中を歩いてみたいと思っていたところ、やっと実現しました。
時期的にはススキの穂が出揃ったところでしょうか。ススキが秋風に揺れ、そのススキの穂が波のうねりのようにもみえ、ススキの大海原の中を歩いているようでした。背丈ほど伸びたススキに隠れるように萩の花が咲き、鈴虫が鳴き、思いっきり箱根の秋を堪能した一日でした。
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エリゲロン

2006-09-19 | ガーデニング
咲くのを心待ちにしている花もあれば、咲いたのに気づかず、ある時足元を見たらかわいい白い花をつけていた、なんてうっかり咲いたのを忘れそうになる花「エリゲロン」、和名では「源平小菊」が、花壇の片隅で咲いていました。春に苗を求め、花壇の隅に植えていたものがグランドカバーのような増え方をして、夏の暑い時は咲くのも一休みし、涼しくなった秋にまた咲き出しました。地を這うように細く長い茎を伸ばし、その先に小菊のような、雑草で言えばハルジオンのようなかわいい花をつけています。多分、夫が庭の草むしりをしたら確実に雑草と間違えて抜かれてしまいそうです。ただ、この花が咲いている花壇はなぜか柔らかいやさしい感じがするので不思議です。
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萩の花

2006-09-17 | 小さな旅
この連休は旧東海道を静岡の磐田から浜松に向かって歩く予定でしたが、台風13号の動きが気になって、結局取りやめて急遽雨の降る前の鎌倉を歩いてきました。鎌倉のハイキングコースにもなっている祇園山の尾根を歩いたのですが、人けのない山道には萩、ススキ、彼岸花、くずの花などが咲いて山はすっかり秋の気配でした。歩きながら、秋の七草をなんとか思い出そうと復唱してみるのですが、最後のひとつがどうしても思い出せず、帰ってから調べたところ、最後のひとつは「藤袴」でした。うぅん、そういえばこの花、最近見かけなくなったように思いますが。
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年中満開「アブチロン」

2006-09-14 | ガーデニング
2日続きの雨、秋雨前線が停滞している模様でこの調子だと、十五夜の月は期待できそうにもありませんね。夏は成長も旺盛だった庭の草花も種への栄養補給をはじめ、華やかさは失いつつあるように見えますが・・・そんな中ありました。雨粒をいっぱい抱えて咲いている満開の花が。ほとんど年中咲いている花「アブチロン」。いろんな種類があるようですが、我が家のは柔らかいオレンジ色で幅広タイプ。よく見かけるアブチロンはチロリアンランプ型と言って、ほんとにランプのように吊り下がって咲きます。同じ下を向いて咲くのに変わりはないのですが、幅広のアブチロンは傘状タイプといってこんな長雨の庭にはぴったり。中には雨宿りをしている虫がいるのかも知れないと思いながら、窓からながめています。
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コキア(箒草)

2006-09-11 | Weblog

子供だった頃、よく農家の庭先などにあった「ホウキグサ」。秋になると赤く紅葉してやがて乾燥させてから庭箒として利用されていたというところまでは理解していましたが、実は種はスーパーなどの野菜売り場でも売られている、畑のキャビア「とんぶり」だったとは、私がコキア(別名 ホウキグサ)を育てるようになってはじめて知ったことでした。とんぶりの収穫までは無理としても、コキアは夏の若草色、秋の赤い紅葉と楽しむことのできる息の長い植物のひとつです。穂先のような先端をそっと握ってみると、そのふあふあ感が三四郎(犬)の尾っぽの感触とそっくりで、つい必要以上に両方を触り比べて楽しんでいます。庭の草花と軽く握手してその感触や香りに接するのも、花を咲かせるのとはまた違った楽しみ方のひとつだと思います。
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ヘクソカズラ

2006-09-08 | ガーデニング
この秋15歳になる三四郎(犬)は、最近散歩もあまり遠出を喜ばなくなってしまって、散歩コースも近所に限られてしまい、ちょっと寂しいなぁと思う時があります。
今朝は散歩の途中で、近所の公園でヘクソカズラが公園の生垣をすっかり覆っているのを見つけました。とっても愛らしいこの花の名前が「ヘクソカズラ」と知ったとき、多分洋名だろうから、呼ぶときは発音に気をつけようとひそかに思っていたのですが、実はこれは和名であって、万葉の昔から「クソカズラ」と呼ばれていたなんてあんまりだと思い、図鑑で調べたら、しっかり漢字で表記してあってしかも葉や花、実など、どの部分もつぶしたり揉んだりすると嫌なにおいがするなんてほんとに気の毒な花だと思います。でも花はビロードのような質感があってとってもチャーミング! 名前に負けず頑張れ!と声をかけたくなりました。
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もみじ葵

2006-09-06 | ガーデニング
あまりにもノッポになってしまったので、この春植え替えをしたため咲くのが心配された「もみじ葵」。去年より咲くのが少し遅いようにも思えますが、今年もりっぱに咲き出しました。朝一番に太陽に向かって咲き、夕方には萎んでしまう一日花。葉がもみじの形に似ているのでこの名前がついたのか、それとも真っ赤な花の色が紅葉したもみじの葉っぱの色に似ているからなのか、どちらにしても秋をイメージする花のひとつのような気がします。私は、この花は5弁ですが「かざぐるま」に似ているといつも思います。思わず、息を吹きかけたくなるような、そして回りだしそうな、そんななんとも楽しい花のひとつです。
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