小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

熱い思い

2011-04-27 | ガーデニング

花好きの友人の中には、花育ての醍醐味は「花のタネまきから」という人がいます。

この春、友人からいただいた「シザンサス」の花苗は、とても発芽から苗として育てるのが難しい花なのだそうです。

秋に種を撒き、耐寒性だけど霜には弱く、明るい屋根つきの日なたで育て、

乾燥気味の環境が適しているけど、ただ水分が足りないと下葉が黄色くなってしまう

と、このちょっと気難しがり屋の3株が、この春わが家にやってきました。

今、株も大きくなって、小花が枝葉を覆うように満開になりました。

シザンサスという名前は、ギリシャ語で「schizerin(裂ける)」と「anthus(花)」からきた由来らしく、花弁に切れ込みが入っています。和名では「胡蝶草」、たしかに蝶の大群が舞っているようにも見えます。摘芯をするともっとボリュームがでるということですが、せっかく咲いた花を摘むのは、なかなか決心がいるものでそのままになっています。

来春も是非咲かせてみたいところですが、友人のような熱い思いで育てるのには、ちょっと自信がないところです・・・。

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の庭 再会

2011-04-23 | ガーデニング

春の庭は賑やかです。ほとんどが球根と宿根の仲間なので、気温の上昇とともに芽を出し、花を咲かせてくれます。

なので、スイセンもクロッカスもフリージアも毎年ほとんど定位置に花が咲き、それは、懐かしい仲間に会ったようで「やぁ、お久しぶり」なんて声をかけたくなってしまうのですが。

そして、夏ごろには跡かたもなく姿を消してしまい、時には植えてあったことを忘れてしまうこともあります。

 

              バイモユリとタイツリソウ

 

まだ春の浅い頃、室内にあったラベンダーを庭に移したのですが、移した場所はタイツリソウが毎年芽を出す場所でした。幸い、ラベンダーの株のわきから元気な姿を出してくれたのですが。

また、何も植えていないと思っていた植木鉢の土を庭に戻した際、実はその中にはバイモユリの球根が入っていたことを忘れていたりと、こちらも思いがけない所からこの春、芽を出し咲いてくれました。

再会できてほんとによかった!

コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

それぞれの4月

2011-04-20 | 日常

東北地方(岩手県)でも平年より3日早く桜(ソメイヨシノ)が開花したそうです。そして、被災地の小中学校では遅い入学式が行われているとニュースがテレビで流れていました。

私の家族も、孫の入園、入学、そして長男家族の海外赴任とそれぞれが節目を迎えています。

先週末、しばらく会えなくなってしまう長男家族と、西伊豆の堂が島にみんなで1泊の旅行に出かけました。

伊豆の観光地も震災の影響で、どこも閑散とした感じでした。立ち寄ったマリンパークでは、私たち家族(12名)でほとんど貸し切りのよう。島に渡る船内も水族館も、人はまばらで、孫たちは水族館の飼育員のお姉さんに生きたウニを手のひらに乗せてもらったりして大サービス。

 

 

42日に生まれたというアシカの赤ちゃんと、最高の笑顔(?)で歓迎モードのアシカたち。

 

 

       

そして久しぶりに海に沈む夕日を眺め、あらためて自然の脅威と背中合わせにある自然の荘厳さに思わず感慨深いものを感じました。

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春、咲き揃う

2011-04-15 | ガーデニング

華やかに咲き誇っていた桜の花に目を奪われている間に、春は進み、わが家の小さな庭にも、今を盛りに春の花が咲き揃いました。

 

           

 

                            

 

花は、暖かくなると当たり前のように蕾を膨らませ、季節になると花を咲かせているのですが、その咲き様は、和みに満ちて、私たちをとても幸せにしてくれます。

毎年繰り返されるこの当たり前の幸せを、今年の春ほど強く感じたことはないのかもしれません。

 

     

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年のお花見は

2011-04-12 | 日常

満開の桜を迎えた関東地方ですが、この1週間はお天気も安定しているようです。

春霞がかかったような、高曇りの一昨日、散歩コースの柏尾川沿いに出かけてみました。

 

この川は、安政の頃に桜が植樹されたと聞いています。今も続く桜並木の多くは老木となり、川岸に大きく張り出した枝に、淡いピンク色の満開の桜が覆い、樹齢をはるかに超えた老木に、桜の花が命を吹き込んでいるようにもみえます。

 

川岸では、たくさんの人がお花見を楽しんでいました。ブルーシートで陣取って宴会を始めるグループ、お弁当を広げるファミリー、暖かさに誘われて水遊びをはじめる子供たち。とても楽しげなひと時に見えましたが、日本の少し離れたところでは、空気も水も土も原発事故によって汚染されてしまった現実があることを、ふと思い出し、未来への大きな負産を私たちは背負ってしまったことを考えずにはいられませんでした。

やはり、今年は満開の桜を見ても例年とは少し違うようです。

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっぱり、桜

2011-04-07 | 日常

風評被害で苦しんでいる福島県や茨城県などの農産物が、各地で販売されているようです。私も昨日スーパーで、茨城県鉾田市で栽培された水菜を購入しました。茨城県産農産物を積極的に店頭に並べた、このスーパーの勇気を応援したくなりました。

 

さて、遅かった春も、この2,3日の暖かさで桜が満開になり、待ちわびていた春がやっとやってきました。

 

私の住んでいるところでは、7分咲きと言ったところでしょうか。

桜の花は、開花してから1週間。ふっくらと膨らんだ蕾と蕾に重なるように開きかけた桜の花、空に浮かび上がるように大きく開いた満開の桜、惜しげもなくハラハラと花弁を落とす潔い桜、どのシーンをとっても桜の花はやっぱり美しいと思います。

そんな1週間がいよいよ始まりました。

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月、心新たに

2011-04-03 | 日常

たくさんの方の日常と、美しい景色を呑み込んでしまった地震と津波、さらに深刻な状況が続いている原発事故、生涯忘れることのできない3月でした。

それでも少しずつ、ライフラインが繋がり、たくさんのボランティアの方が応援にかけつけることができるようになりました。医療関係の方、壊れた家を修復できる大工さんや電気工事の方、被災された方々の散髪など、あらためて技術を持った方々の応援は力強いばかりだと思います。芸能人やスポーツ選手の応援も頼もしいです。

被災地から遠く離れてはいるけれど、この復興への長い道のり、私ができることを考え、行動していこうと、4月の暦をめくりながら、気持ち新たにしたつもりです。

木々の新芽も花の蕾もすっかり膨らんで、久しぶりに訪れた鎌倉にも春が訪れていました。

そろそろ庭の手入れに本腰を・・・。

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする