小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

爽やかな風が・・・

2011-05-24 | ガーデニング

木々の若芽があっという間に緑を濃くし、草木を撫でる風は爽やかで、あらゆる命を育む最もいい季節であるはずなのに、風が吹いても雨が降っても、心配の種はつきません。

福島第1原発から300キロも離れた、足柄の茶畑から暫定規制値を超える放射性セシウムが生葉から検出され、出荷を一部自粛するという足柄茶のニュースに驚きました。

穏やかな丘陵に吹く風が、自然の恵みであるはずの雨水が・・・放射能に汚染されてしまうなんて、被害が最小限で、風評被害にならないように、この日本の豊かな地が育てた新茶を今年も飲むことができますように、祈らずにはいられません。

 

  

ネットの花ともだち、はなこさんにいただいた、シランとクチベニシラン、元気に育っています。

幼顔にちょっと口紅をさしたような、この初々しい花が、一時、不安を忘れさせてくれます。

 

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花の履歴書

2011-05-21 | ガーデニング

日経新聞の朝刊に記載されている「私の履歴書」は、著名な方の人生のエピソードですが、普通の人にも今までの人生の旅を振り返ることがあるように、きっと植物にもいろいろな旅があるのではと、いつもこの季節、わが家の庭の片隅に、ある花が咲くと思います。

きっと、この花には花が咲いたという華やかさがないので、特にそう思うのかもしれません。花の名前さえわからず、何十年も経ったのですから。

昨年、いつもお邪魔しているTUKASAさんのブログ「みちくさ日記」で名前を教えていただきました。やっとわかった名前は、「ヨウラクツツアナナス」。ヨウラクは瓔珞と書いて、仏像の胸にかける飾りを指すらしいのですが。

 

 

            

このヨウラクツツアナナスがわが家に来たのは、昭和も40年代。まだガーデニングという言葉も一般的ではなく、観葉植物のはしりだったと思います。

その後、数回の引っ越しを経て今の家に落ち着いているのですが。引越しのときに置き忘れ、近所の方が大事に育てて下さって、おかげでもとに戻ったり、いったんは絶えてしまったけど、株分けしたものが元気を取り戻したりと・・・。

この山あり谷ありの「ヨウラクツツアナナス」に履歴書というものを記すことができるのなら、きっといろいろ書きとめたいこともあるのではと、この地味な花ではあるけれど、首を傾げたように見える表情に、この花の人生(?)に想いを寄せてしまいます。

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節電に協力をお願い

2011-05-14 | ガーデニング

蒸し暑い夏の幕開けかと思わせるほど、昨日は一気に気温が上昇した一日でした。

いよいよ、この夏は最大使用電力削減15%をいかにクリアするか、電力に頼ってきた私たちの生活が今、問われようとしています。

 

今夏もゴーヤのグリーンカーテンで涼しさを演出すべく、ゴーヤの苗を植えました。さらに欲張ってヘチマも植えてみました。さて、うまくいくでしょうか。

例年だと、ゴーヤの収獲が何よりの楽しみだったのですが、節電モードの今夏は、十分につるを伸ばし、葉を茂らせ、窓を覆ってもらうのが大きな目的です。

それにしても、植物の力は偉大です。豊かな緑は心を癒し、気化熱によって気温の上昇を抑え、この夏、庭の草花は節電の大きな助っ人となることでしょう。

ゴーヤよ、よろしくね!

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鎌倉「名越切通し」ハイキング

2011-05-09 | 小さな旅

一昨日、お天気も上々 前から行きたいと思っていた「鎌倉七切通し」のひとつ、名越切通しを通る「衣張山ハイキングコース」を歩いてみました。

 

JR鎌倉駅東口から、日蓮上人ゆかりの寺院が集まる本覚寺、常栄寺(別名ぼたもち寺)、妙法寺を経て逗子方面に向かいます。

途中の安養院は生垣から山門、境内に至るまでツツジが咲き誇り、鎌倉のツツジ寺と言われているだけに、寺院がすっぽり大紫ツツジで覆われているようでした。境内には大小二つの宝篋印塔があり、一つは北条政子の供養塔がありました。

 

 

さらに街道を進むと日蓮上人がここで「立正安国論」を書いたといわれる安国論寺があり、深い山の懐にある草庵、さらに度重なる法難を受けて避難したと言われる窟が裏山に残っていました。この裏山は巡礼路として尾根道を一巡りしてくることができます。リスが突然の人影にびっくりしたのか、木の枝から枝へと飛び移っていました。

 

 

この安国論寺の近くに妙法寺があり、ここでも日蓮上人が草庵を結んだと記録に残っているそうです。ここは鎌倉の苔寺として名の知られているところですが、この季節、苔むした石段の両側にはシャガの白い花がしっとりと映えて、静寂さをより際立たせていました。

 

 

名越の切り通しは、JR横須賀線のトンネルの真上にあり、この名越坂踏切あたりから、道は急に細くなり、道の片方が深く切り立った崖になり急に山道らしくなります。この「名越」の名は「難越」から転じたともいわれるほど、当時はここを越えることはたいへんな思いをしたことでしょう。ただ、庚申塔や石地蔵などがあり、昔ここが鎌倉に入る古道であったことがわかります。

 

 

藤が、蔓を近くの樹に撒きながらてっぺんまで登りつめて見事に咲き、鮮やかなレンガ色の山ツツジも咲いていました。

馬の侵入を防ぐものでしょうか。大きな石が道の真ん中にありました。ほどなく、大きな岩を割ったような「名越の切り通し」に到着しました。このあたりには曼荼羅堂があったと伝えられ、一帯にはやぐらや五輪塔があるようです。毎年11月末から12月始めにかけて臨時に公開されるようで、是非また訪れてみたいものです。

 

 

ここで休憩を取った後、尾根道を歩いていくと衣張山の山頂に出ます。山頂はとても見晴らしがよく、ここ鎌倉が、三方が山に囲まれ、南を海に囲まれた地形であることがよくわかります。ここからの富士山は見事な姿をみることができるようですが、霞みのかかった春の空からはその姿はみることができませんでした。

 

ここでお弁当を食べて、暖かい陽射しにすっかり気持ちよくなってしまいました。

下りは、鎌倉最古のお寺杉本寺へ続く巡礼古道に続きますが、今回は時間の都合でパスして、若宮大路を経て鎌倉駅にでました。

全行程5時間は、ふだんの運動不足には少々こたえたハイキングとなりました。

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ベランダの野菜たち

2011-05-05 | ガーデニング

真っ青な五月晴れに気持ち良さそうに泳ぐ鯉のぼりといきたいところですが、今日子供の日は、少しひんやりとした薄曇りでした。

連休には、鉢植え植物の土の入れ替えや一年草のタネ撒きなど、あれもこれもしたいと思いながら、なかなか思うように予定はこなせないもので、残る連休もわずかになってしまいました。

 

一方、ベランダでは小松菜がすっかり伸びて菜の花を咲かせ、毎朝みそ汁の具やソテーとして大活躍したサヤエンドウの収穫もそろそろ終わり、昨春は驚くほど酸っぱかったイチゴは今年も立派な花を咲かせましたが・・・さて、味の方が気になるところですが。

春の陽気にぐんぐん丈を伸ばす草花に、背中を押されるように、連休後半は庭仕事が忙しくなりそうです。

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