小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

春色カラ―

2014-04-25 | ガーデニング

ボタンの薄い花弁が春の柔らかな風に心もとなく揺れ、その様が痛々しいほどに見えるのは、
薄い花弁を幾重にも重ねた牡丹の花が、春に目覚めた足元の力強い花と違い、あまりにも大輪でゴージャスなためでしょうか。


この花が咲き出すと、私は、風は吹かぬか、雨は降らぬかと、ちょっと過保護なほど心配してしまいます。

足元の花と言えば、土を盛り上げるほどの勢いで咲いている花たちの鮮やかさも、決してボタンに劣るものではありません。

庭の隅のフリージアが春の陽射しを受けていい香りを運んでくれます。マーガレットも今年も忘れずに花を咲かせ、
金魚草の産毛が初々しい


パステルカラー調の春の花を、白い花たちが引き立て役に
ひと冬咲き通したアリッサムは、なおも力強く咲き続けます。日陰で慎ましく咲くスミレ、
花ミズキは春の陽を透かすように咲き、まるでお日様に話しかけているようなローダンセマム。


どれもみんな白色だけど
なんといっても純白なのは、イベリスの白色! 際立っています。

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小さな庭のチューリップ祭り

2014-04-22 | ガーデニング

喉をやられてしまった風邪が長引いていたのですが、昨日一日降り続いた春の雨のおかげで、
乾燥していた空気もひと区切り、少し楽になった気がします。
糠のように細かく降る春の雨「小ぬか雨」、音もなくやさしく降った一日でした。

今朝はお天気も回復し、これで安定したお天気が続いてくれると嬉しいのですが・・・。



天候不順にも関わらず、しばらく咲いていたチューリップ。
長い首をいよいよ長くしてそろそろ花びらを落としているものもあります。小さな庭のチューリップ祭りもそろそろ終わり。
作秋50球ほどの球根を植えたものが咲いて、我家の春を大いに彩ってくれました。

各地のチューリップ祭りもこの連休にかけて見頃でしょうか。
休耕地までも一面のチューリップで彩られているのをテレビで見ました。
一面のチューリップに彩らせるのには、いったい球根が何球植えられるものなのか、
各地で盛んに開催されているチューリップまつりの主催に関わっている人々の苦労を思います。

でも桜と違い、比較的長い開花期間に、コートを脱いで春を待ちわびた人々が柔らかな陽光を受けて、
この一面のチューリップに心を寄せる春。やっぱりいいですね。

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京都伏見稲荷大社と稲荷山へ 

2014-04-14 | 旅行


3月のお彼岸に行きそこなっていた大阪市高槻にある両親のお墓参りに、私の兄妹とその連れ総勢6名で、
先週末に出かけてきました。
すでに桜の見ごろが終わりかけていましたが、京都はまだ満開の所も多く、京都駅はたくさんの観光客で
ごった返していました。

お墓参りは翌日に揃って行くことになっていましたので、前に行った赤い鳥居が隙間なく並ぶ伏見稲荷大社のさらに奥、
ずぅーと続く赤い鳥居はどこまで続くのか、その頂上稲荷山に登ってみたいと思っていました。
この日、気候もよくお天気にも恵まれていたので、夫と2人でこのハイキングをいよいよ決行することにしました。

新横浜から新幹線に乗り、JR稲荷駅に下り立ったのが午前10時、駅前から伏見稲荷大社の1番鳥居をくぐります。
全国に3万社以上もあるという稲荷神社の総本山ですから、その規模の大きさに圧倒されます。
お稲荷様のシンボル狛犬ならぬ狛狐もお出迎えです。

この狐の由来は、「春に山の神が里に下りてきて田の神となり、秋に収穫が終わると山に帰る」という古代信仰、
山と里を行き来する狐の習性によって狐が稲荷の使いとされるようになり、もともとは五穀豊穣の神様だった稲荷神社も、
商人にとって商売繁盛と祀られるようになったそうです。


桜門、本殿と重要文化財が並びます。急な階段をのぼり末社につくと、ここからいよいよ稲荷山への登りに入ります。


千本鳥居と言われる赤い鳥居群がどこまでも続きます。ほとんど隙間なく林立していることに、不思議な驚きがあります。

千本鳥居の終点は奥社奉拝所。
狐の絵馬には、思い思いの狐の顔が出来上がって、願いごとを描いて奉納されています。


灯篭の上に乗っている丸い石を持ち上げて、予想より軽ければ願いが叶い、
重ければ叶わないと言われている「おもかる石」、私は両手で持ち上げようと意気込んだのですが、
動いたのはほんの数センチ、やっぱり石ですから重いわけです。


この奥社奉拝所を過ぎると、上り坂は急勾配に、わずかに鳥居の間隔が広くなり、奉納されている不揃いな赤い鳥居が
目立つようになってきました。
登山道はカーブしながら続きます。鳥居の外は深い山の中、うっそうとした竹林、小鳥がさえずり気持ちのいい風が
吹き抜けます。


三つ辻という分かれ道、左の道を通ると裏参道で元に戻ることができます。ほぼ中間点でしょうか。
どこまでも続く階段と、どこまでも続く赤い鳥居のトンネルを進みます。やっと眺望の開けた四つ辻にでました。
京都市内が眼下にみえ、山桜やミツバツツジが咲き、ウグイスの鳴き声もします。
ここで少し腹ごしらえをして、頂上を目指します。


あと一息、さすがにこの辺りからは麓の稲荷大社の華やかさとは異なった、昼間でも薄暗くうっそうとした御膳谷奉拝所に
つきます。
このあたり一帯はしめ縄で巻かれた岩もあり、岩そのものが御神体となっています。
ここにも大小の鳥居が奉納されています。

やっと稲荷山頂上の一ノ峰に到着、満開の桜が出迎えてくれました。

帰りはこのまま戻ることもできるのですが、私達は四つ辻まで戻り、臨済宗東福寺派の大本山「東福寺」へ下りました。
ここは、秋の紅葉の名所ですが、この季節、観光客はまばらで、かえって、その本堂の大きさが際立って見えました。

その後、同じ東山の麓にある弘法大師が庵を結んだとされた、皇室の菩提所と言われている泉湧寺に寄り、
静かな境内で過ごしました。


桜の見収め
2日目、両親のお墓参りの後、お昼は今旬のタケノコを食べに行こうと言うことになり、京都筍の名産地、洛西大原野まで
レンタカーを走らせました。
途中で寄った善峯寺の枝垂れ桜、まさに満開でした。山の斜面の境内には桜が浮かび、春の息吹に酔いしれるほどでした。

桂昌院の枝垂れ桜




多宝塔、経堂付近


境内 白山の桜

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桜が咲いて、舞って、そして

2014-04-10 | 日常

今年ほど、桜の季節を満喫したのはほんとに久しぶりだったような気がします。
4月に入ってから、気温の上昇と共に桜の花が開き、自宅近くにこんなにも桜の樹があったのかと驚くほど、
日に日に、辺りに桜の花が浮かび上がったように見えました。


特にそう感じたのも、遊び盛りの孫を連れて、外に出掛けたことが多かったからかも知れません。
ただ、じっくり桜の花を観たわけではなく、絶えず動く子供の後を追って、はっと見上げれば満開の桜があり、
気が付けばどこからともなく桜の花びらが舞いおりて、山桜の咲く遠くの山が花霞が漂っているように見え、
今年はこの季節をいっそう賑やかに華やかにしてくれた気がします。

そして、海外赴任をあと数年残した長男家族が今日、成田を発ちました。
孫と一緒に過ごした数週間、気が付けば桜の季節もそろそろ終わりに近づきました。

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春爛漫、うちも外も

2014-04-01 | 日常

新年度4月がスタートを切りました。春爛漫、この4月1日に合わせるように各地で桜は咲き揃い、
待ちに待った季節到来です。
そして消費税率8%引き上げの初日でもあって、やっと日にちの実感がでできました。

と、いう私はこの10日間、孫3人(6歳、3歳、6か月)と寝食を共にして曜日と日にちをほとんど意識しない生活が
続いています。



子育て経験のある私も、若い頃の勢いで過ごした日々は記憶に薄れ、今では子供たちのエネルギーに、ちょっと追いかければ
息はハアハア、アスレチックのロープにぶら下がる孫を手助けのつもりで足を伸ばせば足は攣り、
ほとほと体力の減退を思い知りました。

庭の花も、ちょっと見ぬ間に一斉に開き、季節はすすんでいます。しばらく、早寝早起きの健康的な生活が続きます。

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